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【孤高の存在】山陽新幹線の即達ひかり531号・594号のグリーン車で関西~九州を移動する

2022/05/02

山陽新幹線の優等列車と言えば、九州新幹線の開業以降は、「ひかりレールスター」から「さくら」「みずほ」に置き換わってしまいましたが、今でも細々と運転されている「ひかり」号は存在します。

 

もはや絶滅寸前!山陽新幹線内を走る「ひかり」号のバラエティの多さを改めて徹底解説!

 

そんな中、特に私がオススメしたいのが、新大阪~博多間を、「みずほ」に負けずとも劣らない所要時間で駆け抜ける、ひかり531号・594号です。

 

「いや、でも、停車駅がほとんど同じなら、みずほを使うのでよいのでは?」

 

と思う方も多いかもしれません。それに事実、みずほ(やさくら)のほうが、運転本数が圧倒的に多いため、1日に1往復しか運転されない、停車駅の少ない「ひかり531・594号」は、乗ろうとして乗らないと利用機会すらない列車です。

 

しかし、この「ひかり531・594号」は、ほかの山陽新幹線内の「ひかり」や、多く運転されている「みずほ」「さくら」号と比べて、関西~九州の移動限定ではありますが、びっくりする値段で利用できてしまうのです。

 

今回はそんな、知る人ぞ知る、ひかり531号・594号の魅力をお伝えしましょう。

(どんな方法を使えば、このひかり531・594号をお得に利用できるかは、後半でお伝えしますね。)

 

ひかり531・594号の運転時刻と停車駅、運用車両

上では、山陽新幹線内の列車としてこのひかり531・594号を紹介しましたが、厳密には、

・ひかり531号は、朝6時36分に名古屋を出発して、終点が博多

・ひかり594号は、博多を20時52分に出発して、終点が新大阪

という運転区間となっています。

 

それぞれの列車の、山陽新幹線内のダイヤは以下のとおりです。

 

①ひかり531号(新大阪→博多)

新大阪 7時35分発

新神戸 7時48分発

姫路  8時4分発

岡山  8時25分発

福山  8時41分発

広島  9時05分発

新下関 9時47分発

小倉  9時54分着

博多  10時11分着

 

この列車の特徴としては、山陽新幹線内の速達列車(みずほ、さくら)の中では唯一、新下関に停車することと、停車駅の少なさが、ほぼ「さくら」に等しいことです。

 

「さくら」「のぞみ」は、山口県内のいずれかの駅(徳山か新山口)に停車する仕様になっているのですが、この「ひかり531号」は、同じような「山口県内の駅に停車する」というルールを、新下関駅に適用している、という感じですね。

 

(余談ですが、新山口も徳山も通過して、新下関に停車する逆転現象は、この列車だけで見られる事象です)

 

また、新大阪から博多駅までの所要時間は2時間35分となっており、停車駅が絞られている「みずほ」「のぞみ」よりは少し時間がかかりますが、停車駅がほぼ同じ「さくら」と比較すると、所要時間は1分程度遅いかどうか、というくらいで、実質「さくら」と同じ、と言っても遜色ありません。

 

加えて、使われる車両は、「みずほ」「さくら」のN700系7000番台(8両編成)ではなく、N700系16連(グリーン車が3両)なので、実質的に「少し停車駅が多いのぞみ」と言ったほうが、適切な表現かもしれません。

 

ひかり594号(博多→新大阪)

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新大阪 20時52分発

小倉  21時09分発

新山口 21時27分発

広島  21時59分発

福山  22時23分発

岡山  22時41分発

姫路  23時02分着

新神戸 23時19分着

新大阪 23時32分着

 

こちらも、下り列車と停車駅はほぼ変わらず、山口県内の停車駅が新下関ではなく新山口となっているのが特徴。他の地方中核都市の福山、姫路にも停車し、停車駅だけを見ると、「さくら」と全く変わらないことが分かります。

 

また、こちらの上り594号は、所要時間が2時間40分となっており、下りの531号よりも少しだけ遅くなっていますね。

 

使われる車両は、こちらもN700系の16連。また、夜間に運転される上り列車ということで、東京行きサンライズ出雲・瀬戸との接続についても触れておくと、岡山駅では10分程度の差で乗り継げないのですが、姫路駅では30分ほどの余裕を持った接続ができるようになっています。

 

なお、山陽新幹線の上り列車としては、博多駅をこのひかり594号の17分後に出発する「みずほ614号」があり、こちらが「関西行きの終電」となっていて知名度も高いです(こちらも、姫路駅でサンライズに接続する)。

また、こちらの「みずほ614号」に乗ると、博多駅で17分あった差が、新大阪では5分に縮まっており(みずほは、新大阪に23時32分着)、今や「山陽新幹線=みずほ、あるいはさくら」というイメージが強くなってしまっているため、この「ひかり594号」の存在感は、どうしても薄くなってしまいがちだと言えます。

 

 

ではなぜ、これらひかり531・594号をオススメするのか?

その理由は簡単で、日本旅行が取り扱っている「バリ得こだま・ひかり」という旅行商品で、これらのひかり号を、目が飛び出るような安さで利用できてしまうからなのです。

 

この「バリ得こだま・ひかり」というのは、山陽新幹線内で運転される「こだま」と一部の「ひかり」の、普通車指定席、そして一部の列車のグリーン車指定席を、通常の切符よりもお得な値段で利用できる商品です。

 

※「バリ得こだま・ひかり」の詳しい解説は、こちらの記事で行っています。

【圧倒的に格安】バリ得こだま・ひかりを使って山陽新幹線をお得に移動する方法

 

そして、この「バリ得こだま・ひかり」を使えば、今回紹介しているひかり531・594号の、「新大阪/新神戸/姫路~小倉/博多」間に限り、グリーン車を1万円以下で利用できてしまうのです。

 

※こちらも、金額の差などについては、別の以下の記事で詳しく解説しています。

【徹底検証】バリ得こだま・ひかりで乗り得の列車・区間3傑はこれだ!

 

このように、例えば、新大阪~博多間で、ひかり531・594号のグリーン車を使うと9600円。普通車指定席でも8600円という、まさかの「8000円~9000円台」での利用が可能なんです。

 

普通に、新大阪~博多を「のぞみ」「みずほ」「さくら」のグリーン車で移動すると、2万円を上回ってしまう金額を支払う必要があるので、同じ区間を同じような時間で移動できるのであれば、この「バリ得こだま・ひかり」が圧倒的にお得、ということになってしまうというわけです(まさに「バリ」得ですよね)。

 

加えて、上でも解説したように、このひかり531・594号は、共に16両編成で、グリーン車が3両連結されています。このため、一般的な「みずほ」「さくら」では1両の半分しか連結されていない、競争倍率が高いグリーン車よりも断然座席の確保が簡単なのです。

 

座席が確保しやすく、また混雑する可能性も低いため、安心してグリーン車に乗れる、というのもこのひかり531・594号を「バリ得こだま・ひかり」で利用するメリットと言えます。

 

ちなみに私は実際に、この両列車を、共に「バリ得こだま・ひかり」でグリーン車を予約して利用しています。ひかり531号のときは、新大阪から小倉まで。ひかり594号のときは、博多から新大阪まで。

 

共に、「JR九州の未踏区間を乗り潰す」という目的で九州内を旅行するために利用したのですが、新大阪発着の時間がやや早い&タクシー利用で家まで帰らないといけない、という不便さはあれど、その疲れをグリーン車に乗って回復する、ということができるのが何よりの魅力でした。

 

ちなみに、利用した当時の写真は以下のような感じでした。

 

こちらがひかり531号。土曜日の朝で、グリーン車利用はほとんどおらず。広島あたりまでの乗車はまずまずありましたが、小倉まで通しで乗る人はほぼいませんでした。

続いて、上りの594号はこちら。

こちらは、日曜の夜に利用し、入線時に乗客はまばらでしたが、出発時には3~4割ほど埋まっていて、利用者のほとんどが博多/小倉から、新神戸/新大阪まで乗車していました。やはり(九州から関西への)終電の1本前、ということで、「バリ得こだま・ひかり」も使えることから、関西の人にとっては名が知られているのかもしれません。

 

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ひかり531・594号を上手く使えば、関西から福岡の日帰り旅行も可能

ここまで、ひかり531・594号の隠された魅力を伝えてきましたが、やはり唯一のネックが、関西を朝に出発して、関西に深夜に到着する1往復しか運転されていない、ということでしょう。

 

このため、往復共にこのひかりを「バリ得こだま・ひかり」で予約して利用する、というのは、関西の人にしかできないことかと思いますが、一方で、福岡、北九州近辺の方にとっては、博多/北九州から姫路までグリーン車で移動して、姫路からサンライズに乗って関東まで行く、ということができたり、関西で旅行をするのに、前日にこのひかり594号で大阪入りして、新大阪駅前のホテルで一泊する、という組み合わせでも、普通に新幹線の普通車指定席やグリーン車を利用するより圧倒的に安く移動できてしまいます。

 

また、関西の人にとっては、日帰りで福岡・北九州旅行ができたり、Paypayドームでのデーゲームを観戦しに行って、夕食を済ませて帰る、という旅行にも使うことができると言えるでしょう。

 

まだまだ知名度が低いひかり531・594号だと思いますが、「バリ得こだま・ひかり」を使えば、驚くほど価値の高い列車に変身します。

 

ぜひ、関西~九州を新幹線で移動することがある方には、この列車と商品を上手く使っていただきたいと思います。

 

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