交通

大阪~岐阜を最安かつ最速で移動する方法を見つけてしまったかもしれない

2021/03/15

大阪と岐阜の移動って、思った以上に不便なんですよね。

 

ここで言っているのは、大阪市内(大阪駅)と、岐阜市内(岐阜駅)との間の移動です。

 

岐阜県って、東海道新幹線は岐阜羽島しか駅がありませんし、その岐阜羽島も岐阜市ではなくて羽島市。しかものぞみは全て通過して、止まるのはこだまと一部のひかりだけ。そして岐阜羽島から岐阜までは名鉄で各駅停車に乗って移動しないといけませんから、どうしても時間がかかります。

 

なので、普通大阪と岐阜とを移動するんであれば、東海道本線で新快速~各駅停車、あるいは少し財布に余裕があれば、米原まで新幹線、という方法を取ると思います。

 

私も今まで、それくらいしか考えていませんでした。

 

が。

 

先日、岐阜から大阪に移動する必要があって、「できる限り値段を安く抑えて、しかも速く移動できる方法はないか?」ということを、色々と頭を絞って考えていたら、実は3つの制度を組み合わせることで、他のどの方法よりも「安く」かつ「速く」、移動できてしまうことが分かってしまったんです。

 

というわけで今回は、その方法を公開したいと思います。

 

 

大阪~岐阜の最短最安移動方法。それは「新幹線」+「しらさぎ」の乗り継ぎ。

最初に答えを言ってしまうと、私が発見した方法は、「大阪~米原を新幹線で、米原~岐阜を「しらさぎ」で、移動する」というものです。

 

意外かもしれませんが、朝夕に一往復走っている「大阪ひだ」を利用するのではありません

 

ただ、これだけだと、説明としてよく分からないと思いますし、実は「新幹線+しらさぎ」の利用において、3つの工夫をする必要があるのです。

 

以下では、その工夫を1つずつ詳しく解説していきます。

 

①乗車券は京都で分割!

最初に取り組むべき工夫は、大阪~岐阜の乗車券を通しで買うのではなく、「大阪~京都・京都~岐阜の2枚に分けて買う」というものです。

 

鉄道の乗車券は基本的に、「距離が長くなればなるほど、単位キロ当たりの金額は安くなる」という逓減法則が適用されます。東京から品川までの乗車券と、東京から博多まで乗車券を比較すると、1キロ当たりの金額は当然ながら、東京~博多の乗車券のほうが安いのです。

 

が、この制度には抜け穴(?)があって、「特定の駅で乗車券を区切って発券すると、通しで発券するよりも金額が安くなる」ということが、時々発生します。

 

大阪~岐阜の場合は京都で区切るのがまさにそうで、

・大阪(市内)~岐阜の乗車券:3080

であるのに対し、

・大阪~京都の乗車券:570円

・京都~岐阜の乗車券:1980円

=合計2550

となって、通しで発券するよりも470円安くなるんですね。

 

まずは、窓口で切符を買うときに「大阪から岐阜までの乗車券を、京都で分割して買いたい」、あるいは「大阪~京都の乗車券と、京都~岐阜の乗車券を1枚ずつ発券して欲しい」と伝えるようにしましょう。

 

これだけで470円節約ができます。

 

 

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②新幹線は自由席で、かつ新大阪~京都・京都~米原で分割購入!

さて、続いては新幹線の特急券を合わせて買うのですが、このときも「新大阪から米原までの自由席」ではなくて、「新大阪から京都までの自由席、京都から米原までの自由席」と、2つに分けて買うのがミソ。

 

新幹線では「特定特急券」といって、隣駅、あるいは一部の区間では2つ先の駅までは、自由席特急券は1000円以下の「特定特急料金」で利用できる制度があります。新大阪と京都、京都と米原はそれぞれ隣駅どうして、新幹線の特定特急料金はそれぞれ、870円と990円。合計で1860円です。

 

一方で、新大阪から米原まで、新幹線の自由席特急券を通しで購入すると、その値段は2530円。なんと、分割購入するときよりも670円も高くなってしまうのです…。

 

自由席特急券の場合は列車の指定は必要ありませんから、たとえ分割購入をしたとしても、同じ列車に乗り続けて着駅で改札を出れば何の問題もありません。

 

ですので、新大阪から米原までは、新幹線の自由席を京都で分割して買って、普通の自由席特急券よりも安く抑えるようにします。

 

 

③特急「しらさぎ」は自由席を乗り継ぎ割引で購入

最後の工夫は、新幹線の自由席特急券と同時に、しらさぎの自由席特急券を購入することです。

 

これによって、新幹線と在来線特急の乗り継ぎ割引が適用されて、米原~岐阜の自由席特急券が、本来760円のところ380円となって、通常の半額で利用することができます。

 

※乗り継ぎ割引の詳細については、こちらの記事をどうぞ。

乗り継ぎ割引が使える新幹線と在来線の組み合わせ(東海道新幹線編)

 

この3つの工夫を組み合わせることで、大阪~岐阜を、新幹線+在来線特急を使いながら、合計4790円で移動できてしまうんですね。

気になる移動時間と、「大阪ひだ」と比べた場合の差は?

さて、この方法で移動する場合に必要な交通費は4790円であることが分かりました。

続いては移動時間が実際にどれくらいになるか、です。

 

大阪から岐阜に向かう場合、米原駅での、「上り新幹線」と「上りしらさぎ」の接続が、あまりよくありません。

 

しらさぎ号は2時間に1本、日中は奇数時間の52分頃に米原から名古屋に向けて出発するのですが、この出発時刻とほぼ同時に、新大阪からやってきた「ひかり」が米原に到着します。ですので、米原駅での「新幹線からしらさぎ」への接続は不可能で、代わりに、毎時33分に米原を出発する「こだま」に乗って、米原駅に到着しておく必要があります(というのも、米原駅で考慮されている接続は、北陸方面から「しらさぎ」に乗ってきた乗客が、米原で「ひかり」に乗り換えて名古屋以東を目指すものだからです)。

 

で、例えばですが、新大阪を8時54分に出発する「こだま712号」に乗った場合、米原に着くのが9時29分。ここで在来線ホームに移動して、9時44分に到着する「しらさぎ4号」に乗車、9時50分に米原を出発して、岐阜に着くのは10時26分です。

 

大阪から新大阪に移動するのに、8時44分発の新快速に乗って新大阪に8時48分到着、ここで6分の接続であれば新幹線には(小走りが必要でしょうが)間に合うと思うので、大阪~岐阜の移動にかかる時間は、約1時間40分。

 

他の時間帯でも、米原駅で20分ほどの待ち時間が必要なので、概ねこのスジ(n時54分の「こだま」に乗って、(n+2)時26分に岐阜到着)で移動することになるので、所要時間は、大阪から岐阜に向かう場合で一律1時間40分。

 

逆に、岐阜から大阪に向かう場合は、例えば10時12分に岐阜を出発する「しらさぎ5号」に乗って、米原に到着するのが10時48分。ここで5分の接続ではありますが、「ひかり635号」に乗り換えると、米原出発が10時53分で、新大阪に着くのが11時27分。新大阪で新快速や快速、普通に乗り換えると大阪には10時40分には着くでしょうから、こちらの場合は1時間30分あれば移動できてしまいます。

 

ちなみに、大阪~高山を結ぶ、「大阪ひだ」ことひだ25号、36号を使う場合は、所要時間が約2時間で、かかる費用は、京都で乗車券を分割する場合、570円+1980円(乗車券)+2200円(自由席特急券)で、合計4750円。

 

新幹線+しらさぎを使うときよりもわずか40円しか安くなく、所要時間は20~30分ほど長くなります。

 

なお、「大阪ひだ」による移動と比較した場合、大阪→岐阜の移動では、米原駅での接続がよくない関係で、「大阪ひだ」の後に出発する新幹線を使っても、「大阪ひだ」よりも速く岐阜に着くことはできません。

 

(ひだ25号:大阪7時58分発、岐阜9時56分着(平日)、

こだま712号:新大阪8時54分発、米原9時29分着/しらさぎ5号:米原9時50分発、岐阜10時26分着。

ひだ25号は、こだま712号が米原に着く7分前に米原を出発してしまう)

 

ですが、岐阜から大阪を目指す場合、ひだ36号は、岐阜を出発するのが17時43分で、大阪到着が19時50分であるのに対し、岐阜を18時11分に出発するしらさぎ13号に乗ると、米原着が18時48分で、接続のひかり651号が18時53分発、新大阪に着くのは19時27分で、ひだ36号が京都に着く前に、ひかりがひだを追い抜いてしまい、大阪にもひだより速く着くことができてしまいます。

 

まとめ

短時間での乗り換えや切符購入の煩雑さこそありますが、一番速くかつ快適に、そして「大阪ひだ」よりも利用機会が多い、「新幹線+しらさぎ/乗車券と自由席特急券の分割購入」という、マニアックな方法を使うことで、大阪~岐阜の移動を一番便利にすることができる、ということを今回はまとめました。

 

私も、実際に調べてみて目から鱗の出る方法で驚いているのですが、機会があれば是非使っていただきたい方法です。

 

 

※ちなみに、今回岐阜から大阪まで移動したのは、こんな旅をやっていたからでした。

山陽網干から三河田原まで、私鉄だけで移動できる最長距離を旅行してみた①

 

山陽網干から三河田原まで、私鉄だけで移動できる最長距離を旅行してみた②

この旅が終わってから、豊橋から名鉄岐阜まで名鉄で移動して、そこからしらさぎを利用したわけです。

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