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釧路湿原のノロッコ号 指定席の混雑具合と塘路駅周辺の楽しみ方

釧路駅と釧網本線・塘路駅との間を、毎年春から秋にかけて往復する釧路湿原のノロッコ号。2019年は誕生から30周年となり、長寿列車となっています。

 

今回は、ノロッコ号の指定席と自由席の混雑具合と、指定席予約時の注意点、そして塘路駅周辺の散策情報(特に展望台)についてまとめました。

 

①釧路湿原ノロッコ号の指定席と自由席の違いは? 自由席でも確実に座れる?

釧路湿原ノロッコ号には、指定席が3両、自由席が1両連結されていて、自由席が塘路方面の1号車、指定席が釧路方面の2号車から4号車となっています。

 

指定席と自由席の大きな違いはずばり、指定席は展望車で、自由席は展望車ではないという点。

 

ノロッコ号の客車は全て客車を改造していますが、指定席車両は窓から上を大幅に改造して展望窓になっている一方、自由席車両は客車の塗装を変えただけで、座席も普通の客車のままで、窓も小さいままになっています。

 

 

また、指定席は展望化にあわせて、木材でテーブルと椅子を新調していて、左右でテーブルの大きさや椅子の向きが違っており、釧路湿原の車窓を思う存分に楽しめる構造になっています。

 

自由席と指定席では、座席数がおよそ3倍違うので、単純に計算すると自由席には相当座りづらいことになります。私が利用したのは6月の週末で、指定席自由席共に空席は目立ちましたが、青春18きっぷが使えるシーズンには混雑必至。できれば早めに指定席を確保して、座ってノロッコ号を楽しめるようにしたいものです。

 

②指定席を予約する時に注意したいことは?

釧路湿原ノロッコ号の指定席を予約する際は、以下の3つの点に注意するといいと思います(実際に予約するときに役立ちました)。

・サイバーステーションでの空席照会はできない

JRの全国の優等列車や快速の指定席の、空席の空き具合を調べるサービスとしてサイバーステーションがありますが、ノロッコ号の指定席の空き具合は、このサイバーステーションでは調べることができません

 

詳しい原因は不明ですが、この事情により、ノロッコ号の空席照会、及び指定席の発券(購入)は、最寄りのみどりの窓口、あるいは実際に釧路にきて、釧路駅の窓口ですることしかできません(他に、空席照会であればJR各社のサポートセンターに電話をすることで、確認することもできますが)。

 

また、ノロッコ号の指定席の埋まり具合は、青春18きっぷが使えるシーズンと使えないシーズンでは変わるおそれがあります。私は6月の週末に利用して、3割ほど空席がありましたが、7月下旬以降になると、混雑具合はもっとひどくなると思います。

 

7月や8月にノロッコ号を利用するのであれば、できるだけ早めに指定席券を購入されることをオススメします。

 

・進行方向前側の車両で座席指定を受けるほうがお得?

これは実際に乗ってから知ったことなのですが、釧路湿原ノロッコ号は、運転手さんが何かを見つけたときなどは速度を落として、徐行運転をしながら、湿原にいる動物などをゆっくり鑑賞して先に進みます。

 

このときに、運転席から遠い車両になればなるほど、列車が徐行してから、運転手さんが何かを見つけた場所に行くまでのタイムラグがあるので、できれば、進行方向前側の車両(塘路方面行きであれば2号車、釧路行きであれば4号車)の座席を確保しておくほうが、車窓をより楽しめるのではないかと思います。

 

・4号車17番A~C、18番A~Cは窓が小さい

これも、塘路駅にあったノロッコ号の案内を見ていて知ったのですが、改造した元の車両の構造上、指定席車両として使われる4号車の17番A~C席、及び18番A~C席(釧路湿原側の、横3人座れるテーブル席)にある窓が小さく、展望車の中では「ハズレ席」となってしまうようです。

 

よっぽどのことがない限り、これらの座席をピンポイントで指定されることはないでしょうが、気になるのであれば、4号車を避ける、あるいは4号車であれば他の座席番号の席を割り当ててもらうようにしましょう。

 

③塘路駅から徒歩で行ける展望台に行こう

さて、釧路湿原ノロッコ号は、塘路駅で30分ほど停車して釧路駅に戻っていきます。塘路駅の周りにはレストランやカフェもほとんどないので、アウトドア目当てでなければ、そのままノロッコ号で折り返してもいいのですが、2往復運転するときや、釧路から塘路までノロッコ号で、更に斜里や網走方面に行く場合、あるいは、網走方面から普通列車でやってきて、塘路から釧路までノロッコ号を利用するようなスケジュールであれば、ぜひ行きたいのが、塘路駅近くにある展望台です。

 

塘路駅の北には「サルボ展望台」と「サルルン展望台」という2つの展望台があって、共に釧路湿原の雄大な景色に加えて、その中に敷かれたレールを進む列車を見ることができます。

 

列車に関しては、両展望台から見られる区間を、ノロッコ号は走らないので、列車が走る姿を見られるのはむしろ少ないのですが、景色を見るために訪れてみる価値は十分にあります。

 

サルボ展望台のほうが塘路駅に近く、サルルン展望台はサルボ展望台から更に片道30分ほど歩く必要があります。

 

釧路駅を午前中に出発するノロッコ号(2号)に乗って塘路駅に着き(11時54分)、14時48分に釧路に向かうノロッコ号(3号)に乗って釧路に向かう場合、塘路駅周辺では3時間ほどの滞在時間があります。

 

この間に、ちょうど13時過ぎに網走方面から釧路に向かう普通列車が塘路駅に停車するので、その姿を展望台から見て、写真を撮影することが可能。

 

塘路駅からサルボ展望台までは徒歩約45分、サルルン展望台までは更に30分なので、この列車を撮影するのであれば、サルボ展望台から見るほうが確実です。

 

私はサルボ展望台まで行って、また塘路駅に戻るスケジュールで行動しました。

 

塘路駅からサルボ展望台に行くには

最初に、塘路駅周辺にはコインロッカーがないため、釧路~塘路~網走を、塘路駅で途中下車して移動する場合、荷物は全て展望台まで持っていく必要があります。

 

私はカメラバッグに加えて、飛行機の機内に持ち込めるサイズのキャリーケースを持って旅をしましたが、当然ながら両方持って、サルボ展望台まで目指しました。

 

塘路駅を出ると、すぐ左に公園みたいな場所があるので、そこを進んで行くと国道にぶつかります(左手に「丹頂」というレストランがあります)。

 

この国道に出たら左折をして、脇にある歩道をずっと歩いて行きます。更に左には釧網線の線路があります。

 

ここをずっと歩いて行くと、「サルボ展望台入り口」という標識があって、道の脇に小さな駐車スペースがあります。

 

本来はここから展望台に行く道があるのですが、2019年6月現在その道が閉鎖されているので、駐車スペースから更に進んで行ったところにある、迂回の入口から進んで行く必要があります。

 

道はやや滑りやすく、落ち葉なども多く足元が汚れやすいので、特に足回りは汚れてもいい服にしておきましょう。

 

展望台への道は、急坂があったりなだらかな道だったりしますが、轍がきちんとあるので迷うことはまずありません。所々、案内もあるのでそれを確認しましょう。

 

サルボ展望台に着くと、文字通り木で作られた「展望台」が現れるので、それを登ると到着です。なお、「展望台」と言っても360度のパノラマではなく、塘路駅方面の路線と塘路湖、そして150度ほどの向きにある、山の間から顔を見せる釧路湿原が見えるだけです。

 

ここから写真を撮影する場合、望遠レンズがあったほうがいいかもしれませんね。

 

まとめ

今回は、釧路湿原ノロッコ号の予約関係のヒントと、終点の塘路駅周辺の観光情報についてまとめました。今はPeachが釧路までLCCを飛ばしていることもあり、より多くの観光客で賑わうようになっています。

 

釧路湿原ノロッコ号もアニバーサリーを迎えて、特に2019年はこれから混雑しそうな予感。上手に指定席を確保して、楽しいノロッコ号旅行をしてみて下さいね。

 

 

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