4年前の答え合わせを

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特許翻訳である程度稼げるようになって、「場所にそこまで縛られない生活ができる」ようになったので、ヨーロッパに移ったのが4年前でした。

 

その間、一回だけ5ヶ月ほど日本に戻っていた時期はありますが、それ以外は基本、ヨーロッパに拠点を置いていました(短期的な帰国はもちろん、何回もしています)。

 

で、僕がヨーロッパに移り住む前くらいから、主にTwitterでバズっている、どや顔フリーランスの方々がいたわけですが。

 

例えばこの2つのブログ。

https://tatsumarutimes.com/  …①

 

https://wsbi.net/   …②

 

当時から、「大して仕事もできないのに、ネットで自分を大きく見せることはできる人達なんだな」と、ずっと思っていましたが。

 

もう、両方のブログともに2年以上確認はしていませんでしたし、Twitterのこれらのアカウントも、ミュートにして全く情報が入ってこないようにしていましたんですが。

 

最近ふと、この人達はどうしているのか気になって、また定点観測をしてみました。

 

①の人について。

2018年の年初(?)に「フリーランスになるためのノウハウ」みたいなコンテンツをnoteで、情報商材として販売しているものの、その新年度(2018年度)から、日本で大学の非常勤講師として仕事をし、そもそも「フリーランス」ですらない模様。

 

ブログをざっと読む限り、31歳の若さで、腰椎ヘルニアに罹っているらしいですね(しかも再発しているとのこと)。

 

①の人、僕より1年だけ年上の筈ですが、なんか大変そうな人生ですね。

 

僕は、特許翻訳を勉強しているときに教えてもらった「オフィスチェア」を5年前に買って、日本とヨーロッパでずっと使っているので、今のところ腰に負担はかかっていませんが…。

 

というか、Twitterで6000フォロワーいるのに、日本で非常勤講師しながら腰椎ヘルニアって、ブランディングとして終わってると思いますね。

 

自分なら、こんな人のブログとか一切見ませんわ(笑)

 

ちなみにこの人、静岡県立大学の学士からストックホルム大学(スウェーデンで1番優秀な大学(?))に進んで、そこから「ストックホルム大学の交換留学制度」を使って、東大の院に進学しているらしいですが………

 

僕は長いこと、「日本の大学から東大に院進した」と思っていたのですが、ヨーロッパの(正規)留学制度に詳しい友人曰く、「海外の大学院から日本の院に留学する場合、必要なのは一定の成績と書類だけ」のようなので、そこまですごいことではないようです(日本の学士から東大の院に進学するよりも簡単なようです)。

 

僕は彼の経歴を勘違いしていたので、てっきり日本から院進したのだと思っていたのですが(というか、普通そう考えますね)、そうじゃないとしたら、いわゆる「学歴ダンピング」で、錯覚資産を手に入れようとしたんでしょうね。

 

 

ちなみに彼、「ノースキル文系がフリーランスとして生きて行くには」みたいな情報商材も出しているようですが、問題なのは「ノースキル文系」なことじゃなくて、「大学を出てから30歳になる頃までに、新しいスキルを何も身につけなかった」ことじゃないかな、とは思いますね。

 

だって、僕も文系卒ですけど、特許翻訳の仕事をするに当たって、新しいこと沢山学びましたからね。

 

今だと、文系でもプログラマーになる人も多いと聞きますし(理系の専門学部卒の人と比べて、どれくらいハンディがあるかは、門外漢なので不明です)、「ノースキル文系」っていうのはただの言い訳、というか「20代の10年間で何も新しいことを学びませんでした」と、言っているようなものだと思いますけどね。

 

まあ、偏差値50強の大学卒業の人だと、そこまで考える頭がないってことなんでしょうが…。

 

 

話を次に移して、②について。

かつてフリーランスビザが取りやすいと言われた、ドイツのベルリンに移って、特にスキルもなさそうなのに「新卒フリーランス」として、フリーランス講座とかを開催していたキラキラ女子ですが。

 

僕が、2016年の秋に、ベルリンに視察にいったときに(当時はポーランドのワルシャワに住んでいて、ベルリンって本当に住みやすいのか、ということを調べたかった)、これまた別のどや顔フリーランスの日本人に話を色々と聞いたことがあったんですが、その時に「ベルリンの家賃が上がりすぎて生活できないので、彼女は別の街で一時的に暮らしている」という話を聞きました。

 

確かその後に、「海外フリーランス講座」なるものを開いて、同類の若者達をカモにしていたと思うんですが、それもどうやら、2019年中に閉じてしまったらしいし、Twitterもここ数ヶ月更新されていないし、YouTubeチャンネルも閉じてしまったらしいですね。

 

ブログを読んでいると、「ブロックチェーン関係の仕事や、不動産投資もやっている」と、これまたごたいそうなことを宣っていますが、最新記事(2020年5月10日時点)は「最近のノマド的発明・充電器スタンド」だそうで(笑)

 

僕は、日本から持ってきたトランス+5股コンセント+3股USBコンセント、を使って充電は事足りているんですが、ブロックチェーンや不動産投資にも手を出しているのに、お金じゃなくて時間を使って充電器を発明するって、なかなか凡人にはできない発想ですね(笑)

 

ちなみに彼女、今はポルトガルにいるようですが、一時的にヨーロッパでも移動制限がかかっている状態なので、恐らくドイツに戻る以外の移動はできないはず(これは僕も同じですが)。

 

加えて、最近はnoteの「光文社新書」にも連載を始めたらしいですが、ご自身のブログで「2週間に1回のペースで連載」と書いているにもかかわらず、最初の投稿をしたのが1月16日、次が2月3日、そしてその次が4月1日と、全く約束を守れていないもよう。

 

一体、連載の契約がどうなっているのか分かりませんが、ブログで告知をしながら全然記事を書けていないのは、傍目に見ると問題のように思えますし、自分が光文社noteの内部担当者であれば、契約打ち切りの相談を持ちかけるかな、と思いますね。

 

まあ、連載のペースがフィボナッチ数のように空いていくのであれば、それはそれで面白いですが。

 

どちらにせよ、彼女は不良債権まっしぐらだと思うので、これから数年後が楽しみな存在でもあります。

 

 

 

 

とまあ、「定点観測が大事」ということは某所でも聞いていたことなので、改めて肌感として理解しましたね。

 

自分がフリーランスでもないのに、フリーランス関連の情報商材を出したり、大して中身がないのに、自分を大きく見せたりすることは、自分にはできないので、4年前からこれらの人達に対しては胡散臭さを感じてはいましたが、時の禊ぎを経て、自分なりに答え合わせができたのは良かったことかな、と思います。

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