独学での翻訳の勉強法

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ブログを書いていると時々コメントや問い合わせを頂く内容に、

「翻訳の具体的な方法を知りたい」

というものがあります。

 

これについては、オンライン販売しているセミナーコンテンツを購入して頂いた上で、
その中で素材にしている明細書を全部訳して頂いた上で専用のメールに送って頂ければ、

僕のサンプル訳文とコメントはお送りするという対応をしていますが、

 

他の方法を知りたい方もおられるのだと思います。

※オンラインセミナーの案内ページはこちら。
特許翻訳丸裸セミナー

 

特に、これまで翻訳を仕事でしたことがない方には
少し取っかかりにくいかもしれません。

 

かといって、僕のほうで他のサンプルを作ったり、ビデオやブログでの解説を行うにしても
時間がかかりすぎるので、ちょっと今のところ現実的な方法ではありません。

 

で、今回は翻訳の勉強法について参考にして頂きたい情報なんですが、

翻訳スクール、オンラインスクールって、今は多いです。

 

大手翻訳会社が行っているのもあれば、
他の会社が行っているのもあります。

 

僕がオススメするのは、こういうスクールの
「無料コンテンツ」
を利用することです。

 

実は、僕が特許翻訳者になる前、
会社を退職してから独立したときに
翻訳の仕事などを受けて食いつないでいきました。

 

その際、英語は勉強経験があって
翻訳理論の勉強も大学ではしていましたが、

 

いわゆる「産業翻訳」というものを実際に経験したことはなかったので、
その作法について、少しは勉強しようと思って
仕事をしながら、勉強もしていました。

 

その時に、翻訳スクールの無料コンテンツをしゃぶりつくしていたんです。

 

例えば、

翻訳学校 バベル大学

っていうのがあるんですが、

このリンク先に、色んな「コース」があります。

 

もう4年くらい前の話なので、
僕がこのスクールを利用したのかは覚えてないんですが、

このスクールのコンテンツは、
よく見てみると「全○回」となっていますが
この最初のコンテンツだけ、無料で視聴することができるんですね。

 

なので、例えば
「基礎(共通科目)」と
「特許 技術 医薬」の2種類の無料コンテンツを取り寄せて
勉強素材に使ってみるのもいいと思います。

 

もちろん、これだけでプロになれるものではありませんし
間違ってもこういうスクールには申し込んではいけませんが

(金額に対して内容が少なすぎます)

 

「日本語らしい訳し方」のような部分は
こういうコンテンツである程度補えると思います。

 

「翻訳の仕方」と言っても、
いわゆる技術的な内容を正確に翻訳する方法なのか、
英語日本語という「全然違う言語」を、その言語らしく
ナチュラルに翻訳する方法なのか、

 

のように、いくつか種類があるので
僕のほうから「こういう風にして下さい」
というのは、一概にお伝えしにくいのです。

 

例えば、英語は名詞構文が多いですけど
日本語って動詞を使う言語なんですよね。

 

だから、英日翻訳の時は
名詞をいかに動詞に訳すか、のようなテクニックもあると言えばあります。

そして、こういうテクニックについては
この無料コンテンツや、一般に出ている本を読めば
ある程度独学ができます。

 

それ以外だと、特許明細書に出てくる
物理や化学、数学の基礎知識と思考力が必要な場合もありますが、

これも人それぞれ、どこが得意で苦手かが違うので
一概にこちらからどう、というのが難しいです。

 

一番良いのは、トライアルを受けて
「分からないところを分かる」ようにすることですね。
(ソクラテスが言った「無知の知」状態に自分を持って行く、ということです)

 

あるいは、自分で翻訳をしている際に
自分が苦手な部分、分からない部分を明らかにする、という方法です。

 

根本的に、ここまでの状態になければ
こちらから翻訳の方法について教える、というのは
難しいかな…と、今のところの僕の考えです。

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