勉強素材は隅から隅までしゃぶり尽くそう

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最近、勉強の時間を意識的にとって
取引先から支給された誤訳例・訳文修正例の
データを1つずつ確認しています。

翻訳会社から支給されるものなんですが、
特許事務所からのフィードバックなんですよね。

前からこういうファイルは支給されていたんですが、
内容が細かすぎるのと
翻訳者側で逐一対応できる範囲を超えているので
(細かい好みの修正と思われるものも多いです)

今までは忙しさにかまけて、
ざっと確認する程度にとどめていたんですが。

仕事だけで学べることにも限界があるので
意識的に仕事以外の時間を取って
これらのフィードバックを全部確認しながら
全てデータベース化する作業に取り組んでいます。
(まだ終わってません)

データベース化には2種類あるんですが、
まずは、備忘録的にデータベースソフトに
文章と修正内容とコメントを確認しながら
全て整理していく方法。

もう一つは、
翻訳メモリとして再利用できるように
データベースとは別に、メモリファイルを作ることです。

今のところ、データベース構築の
3分の2くらいが終わった程度で
作業を全部終えるには、まだ先が見えません。

これからも仕事対応をしながら
別の仕込みもしながら構築していくことになるので
いつまでに終わるかも、ざっくりとしか見積もれないのですが…

そういう現状でも、
このフィードバックの資料はめちゃくちゃ役に立つわけです。

普段、特許事務所とのやりとりをすることは
基本的にないので、

事務所内でどういう部分を重要視しているのか
どんなことを考えて修正を加えているのか、
っていうのを、なかなか知ることができません。

だから、びっくりするくらいに
細かい修正のときもあるんですが
「こういう表現は権利範囲を狭める可能性があるんだな」
「よく読むと原文が曖昧だから、曖昧さを残したままにするんだな」
とか、この仕事の奥の深さを垣間見られます。

もちろん、こういうインプットで終わったら意味がなくて
次は、どれだけのアウトプットができるかが大事なわけですが。

そのアウトプットの一助にするために
翻訳メモリを使っての資産化にも取り組む予定です。

自然な日本語の表現や
意味の広い同士の訳し方といった情報は
翻訳メモリにして
なにかの拍子にふと目にすることが
できるようにしておくのが得策ですよね。

たまたまメモリを検索していたらヒットした、みたいな。

潜在意識にどれだけ情報を眠らせられるか
(何かの拍子にぽんと飛び出すようにする)
って、この仕事に必要だなと痛感しています。

取引先から、この手の資料が支給されている場合は
これ以上ないくらいに貴重な勉強素材なので
隅から隅まで目を通して
しゃぶりつくして勉強する、というのが
一番地力を蓄える方法です。

 

※フィードバック資料などの資産化方法は

「翻訳ツール大全集」で学んで、実践して頂くのが一番近道です。

翻訳ツール大全集販売ページ

 

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