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旅行

サフィール踊り子2号のプレミアムグリーンに伊豆急下田から東京まで乗ってみた

2022/11/27

 

2020年3月から運行を開始した、JR東日本のハイグレード列車「サフィール踊り子」。このときのダイヤ改正では、踊り子の車両が185系からE257系に変わり、スーパービュー踊り子がサフィール踊り子に置き換わる形で引退をし、湘南ライナーが特急「湘南」に格上げされ、伊豆特急にも大きなてこ入れがされました。

 

そんなサフィール踊り子号の運行開始から2年以上が過ぎた2022年夏に、伊豆急下田から東京まで乗る機会を作ることができました。今回は実際の乗車記録などをまとめたいと思います。

 

目次

サフィール踊り子の運転区間と座席クラス

サフィール踊り子号は2022年8月現在、毎日運転される定期運用が1往復(1号、2号)、週末などに運転される臨時列車が1往復(3号、4号)、そして、こちらも週末などの臨時で運転される、新宿発伊豆急下田行きが1本(5号)運転されています。

 

1~4号は全て、東京~伊豆急下田間の運転で、両駅間を約2時間半かけて移動します。

 

列車は8両編成で、伊豆急下田方面から1号車、東京方面が8号車。1号車は最高級の座席「プレミアムグリーン」で、2号車と3号車がグリーン車個室、4号車がカフェテリア、5~8号車がグリーン車という、全車両・全座席がグリーン車という仕様。

 

それ故に、運賃も普通の「踊り子」より高く設定されており、

<プレミアムグリーン>

・東京~伊東 8470円

・東京~伊豆急下田 12130円

<グリーン>

・東京~伊東 6970円

・東京~伊豆急下田 9810円

という、強気な設定になっています。

※2号車、3号車の個室料金はここでは割愛。詳しくは、JR東日本の公式サイトをご覧下さい。

 

また、「踊り子」の普通車指定席は、えきねっとのチケットレス特急券を使えば割安で購入できますが、サフィール踊り子のチケットは、えきねっとで購入はできるものの、チケットレス割引などは設定されておらず、普通にみどりの窓口で購入する場合と同じ金額となります。

 

今回私は、(関西に住んでいるため)えきねっとでプレミアムグリーンの特急券を購入し、新大阪駅の東海窓口に設置されている券売機で切符を受け取って、伊豆急下田まで向かいました。

有人改札のため撮影時間が十分にとれない伊豆急下田駅

今回私が利用したのは、毎日運転のサフィール踊り子2号。乗車したのは週末の土曜日だったため、えきねっとでチケットを直前に購入したときには、プレミアムグリーンの残席は最後の1席となっていました。

 

また、プレミアムグリーンの座席は、海側に2列設けられており、山側は通路となっています。

 

そのため、2列シートながら、山側の座席は車両の中心部に設けられていて、車窓を楽しむのは難しいかもしれません。私は海側の座席を確保できたのですが、幸運でした。

 

 

 

さて、伊豆急下田を14時12分に出発するサフィール踊り子2号ですが、伊豆急下田駅では友人の改札が、列車出発の10~15分前にしか始まらないので、それまでは、入線している列車の写真を駅構内で撮ることができません。

 

14時前に改札が始まり、撮影はなんとかできましたが、改札がプレミアムグリーン寄りにあるため、上り列車でサフィール踊り子に伊豆急下田から乗る場合、グリーン車利用だと、ホームの反対側まで歩いていかないといけないため、列車の撮影時間がほとんど取れないかもしれません。

 

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プレミアムグリーン車の中は高級感溢れる仕様

いよいよ、プレミアムグリーン車に乗車です。

 

なかなかシックな造りになっているシートと、木目調の通路がいい味を出しています。

リクライニングは、座席の横の脇息部分に付けられていて、飛行機のビジネスクラスや新幹線のグランクラス、ひのとり(としまかぜ)のプレミアムシートと同じような仕様になっていますね。

 

なお、シートピッチは十分に広いのですが、天井部分も眺望を確保するために窓が設けられていて、網棚がありません。キャリーケースは座席の前の隙間に置くことはなんとかできますが、大型のスーツケースは置くことができなさそうです。加えて、キャリーケースでもスペースを取ってしまうので、リクライニングを使うときに荷物の位置をずらしたりしないといけないため、これはこれで、せっかくの乗車で手間がかかって、あまりいただけない点かなと感じました。

 

 

カフェテリアを使うときは、サフィールPayで事前支払を

4号車にあるカフェテリアでは、食事や軽食、飲料を味わうことができます。かつて走っていた、寝台特急のレストランを彷彿とさせてくれますね。

 

そして画期的なのは、このサフィール踊り子号のカフェテリアは、完全事前予約制という点。サフィールPayというスマホ専用のサイトで、指定された時間に食事や軽食を食べる注文をして、時間になればカフェテリアに出向いて食べる、ということができます。

(※上のリンクは、パソコンでのリンク先になっていますが、サフィールPayそのものではないため、「サフィールPay」とブラウザで入力して検索してください)

 

上り列車の2号の場合、伊豆急下田を出た直後の14時20分から、30分区切りで4回のセクションに分かれてカフェテリアの予約・利用ができます。

 

注文したのは、チョコケーキにスパークリングワインの組み合わせ。2300円でした。

 

少し不便だったのは、使っているスマホの回線が、伊豆急行線内では電波の調子が悪く、私は何度も読み込みエラー、注文エラーになった点でした。予め列車に乗ることが決まっている場合は、ホテルや自宅などで予約をされるといいかと思います。

 

これは、伊東線に入って熱海に着く前の風景。天気があいにくでしたが、私は北斗星のグランシャリオも、トワイライトエクスプレスのダイナープレヤデスも使ったことがないので、それらの追体験ができた、という意味では何にも代えがたいものでした。

 

2・3号車にある個室では、室内で食事も可能

今回は前を通り過ぎるだけでしたが、個室では、食事受け渡し専用の扉も設けられていて、カフェテリアに出向かなくてもグループで食事をすることができるようでした。

 

個室は4名用と6名用があるので、小さな子どもがいても、大勢でも利用できるのが嬉しいですよね。

 

熱海からは東海道線に入って、湯河原など、相模湾の絶景を眺めながら東京まで、2時間半の旅を楽しむことができました。

 

サフィール踊り子に乗ってみた感想

今回、サフィール踊り子に乗ったのは初めてだったのですが、正直な感想としては「割高感があるかな」ということでした。

 

というのも、関西だと、驚くほど安い値段で、近鉄特急のひのとりやしまかぜ(こちらはカフェテリア付き)に乗れてしまうのです。

 

サフィール踊り子で東京~伊豆急下田を移動する場合、プレミアムグリーン車の料金は9000円ほどします(これとは別に乗車券が必要)が、ひのとりだと、難波~名古屋間の特急料金は、プレミアムシートで3000円弱。乗車時間はひのとりで2時間強なので、圧倒的に破格に感じてしまいます。

 

私は他にも、787系のデラックスグリーン車は、いなほのグリーン車にも乗ったことがありますが、これらも料金が安く感じるため(カフェテリアなどはありませんが)、サフィール踊り子号のプレミアムグリーン車は、なかなか良い造りになっているとは言え、どうしても割高に感じざるを得ませんでした。

 

とは言うものの、一度乗ってみて損はない列車ですので、ぜひ機会を作って乗車されてみてください。

 

※サフィール踊り子は、普通に予約するだけでなく、東武トップツアーズが提供されている首都圏発のツアーを利用するのもありですよ。

 

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