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厳選!青春18きっぷで乗ってみたい便利列車・珍列車10種類

毎年春、夏、冬に一定期間発売される青春18きっぷ。

 

多くの利用者にとって、青春18きっぷは「鈍行列車の苦行旅」というイメージがつきものではないでしょうか。

 

もちろん、18きっぷの性質上そのようになってしまうことは否めませんが、工夫次第で、少しでも快適な旅を楽しむことも可能です。

 

今回はそんな、18きっぷ旅行で有効活用してみたい列車12選をまとめました。

 

目次

①JR北海道・石北本線「特別快速きたみ」

JR北海道管内は、普通列車は本数が少ないことに加えて都市間の移動に時間がかかりすぎるため、青春18きっぷを使用しての旅行には限界があります。

しかしそんな中で、旭川~北見を1日1往復している「特別快速きたみ」号は、普通列車(快速列車)で青春18きっぷで利用できながら、道東と道央を特急列車並の速さで移動できる「優等」列車です。

 

主な駅と到着時刻は以下のとおり。

旭川15:37→上川16:25→遠軽17:41→留辺蘂18:27→北見18:58

北見10:28→留辺蘂10:54→遠軽11:38→上川12:59→旭川13:50

②函館本線藤城支線

函館本線の七飯~大沼~森間は、八の字のように二つの路線が作られている区間となっている珍しい場所。

 

このうち、七飯~大沼間は、仁山駅を経由する本線と、仁山駅を通過しない通称「藤城支線」と呼ばれる2つの路線が敷かれています。

 

この「藤城支線」は、北海道新幹線が開通するまでは特急北斗や北斗星、カシオペア、トワイライトエクスプレスが通過する「短絡高速路線」でした。

 

しかし、北海道新幹線の新函館北斗駅が、本線の七飯~仁山間に開通したことによって、特急「北斗」の運転区間が藤城支線から本線に移るという、珍しいことが起こりました。

 

この結果、北海道新幹線が開通した後、この藤城支線を通る列車は1日3本、しかも全て函館→大沼方面の列車となってしまいました。

 

藤城支線自体は現在も貨物列車が通過しているので幹線ですが、この区間を旅客列車として移動できるのはとても貴重なものになっています。

 

JR北海道内を青春18きっぷで移動するときは、時間を合わせて一度は藤城支線に乗ってみたいものです。

詳しい解説はこちらの動画でご覧頂けます。

 

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③信越本線快速(直江津~長岡~新潟)

日本海縦貫線のうち、現在もJRの管轄として運行されている信越本線の直江津~長岡~新潟。

この区間は北陸新幹線の開通前、快速「くびき野」が1日3往復、特急「北越」を補完する役割で運転されており、青春18きっぷユーザーのショートカットにもよく使われていました。

 

北陸新幹線が開通した後は、通勤用のホームライナーに加えて、日中は特急「しらゆき」を補完する役割で一部区間での運行が行われています。

 

日本海縦貫線は津幡~直江津間が第3セクターに移管して青春18きっぷでの利用は難しくなってしまいましたが、近くを移動のさいは快速列車を有効活用して時間短縮を目指してみたいものです。

 

主な快速列車のダイヤ(主な停車駅のみ)

下り(新潟方面)

直江津6:15→柏崎6:43→長岡7:13→新津8:09→新潟8:35

(おはよう信越・乗車整理券300円が必要、かつての急行「きたぐに」のスジを踏襲)

直江津9:22→柏崎9:53→長岡10:25

直江津18:43→柏崎19:20→長岡19:52→新津20:39→新潟20:55

上り(直江津方面)

新潟17:02→新津17:17→長岡18:02→柏崎18:35→直江津19:07

新潟17:56→新津18:11→長岡18:57

新潟20:58→新津21:13→長岡22:00→柏崎22:33→直江津23:03

(らくらくトレイン信越・乗車整理券300円が必要)

※車両は全て、特急「しらゆき」と同じ

 

④特急車両を使った篠ノ井線普通列車

JR東日本管轄の長野~篠ノ井~松本間は、日中特急「しなの」が動いている他は普通列車のみが運転されています。

しかし、その普通列車のなかで1日1往復だけ、特急「あずさ」に使われるE257系が間合い運用として使われており、青春18きっぷでもクロスシートに座ることができます。

 

松本発が夜、長野発が早朝のため旅行計画を工夫しないと乗りづらいですが、お得な18きっぷ用列車ですので一度利用してみたいものです。

 

ダイヤ(快速:停車駅は一部のみ)

松本20:05→明科20:18→聖高原20:35→篠ノ井20:56→長野21:08

長野6:55→篠ノ井7:06→聖高原7:25→明科7:44→松本8:02

なお、この快速列車にはグリーン車自由席も連結されている(特急ではグリーン車指定席として使われる車両)ため、グリーン自由席料金を別に払えば、利用することも可能です。

⑤外房線特急「わかしお」の普通運用

千葉県の房総半島で運転されている特急「わかしお」は、一部列車の一部区間が「普通列車」として運転され、特急型列車に普通列車の料金だけ(つまり、青春18きっぷだけ)で乗車することができます。

 

その列車は以下のとおり。

わかしお17号 勝浦20:36→安房鴨川21:04

わかしお21号 勝浦22:51→安房鴨川23:19

 

運転時刻が夜間になるため、青春18きっぷで長距離移動というよりは、関東圏内の在来線乗りつぶしで使うことを検討してみたい列車です。わかしお17号の場合、終電を乗り継いで東京駅にその日のうちに到着できるので、翌日東京駅から18きっぷで遠征に出るというプランニングも可能ではないでしょうか。

 

参考動画はこちら。

 

⑥東海道本線・湘南ライナーとおはようライナー

青春18きっぷでの利用者が多くなる東海道本線のうち、東京~小田原間で運転されているのが、通勤ライナーとしての役割を果たす湘南ライナーです。

 

東京発の列車は夕方以降、東京行きの列車は小田原を朝早くに、通勤ラッシュの時間に合わせて運転されており、ライナー券510円が必要ではありますが、これらの区間の多くの駅を通過して高速で移動できるのが強みです。

 

東京以北(東北、上越線方面)と小田原以西(名古屋・大阪方面)との結ぶ移動の際に、小田原で宿泊するなどして、湘南ライナーを有効活用したいものです。

 

2017年3月時点での改正後のダイヤは、以下の通りとなっています。

http://tishida.sakura.ne.jp/diary/20170227.html

 

また、湘南ライナーの下り列車(東京発)のうち、1号の藤沢~小田原、3号以降の大船~小田原間は快速列車、つまりライナー券不要で乗車することが可能です。区間限定ではありますが、上手くスケジュールに組み込んでお得に移動してみたいものですね。

 

参考動画

 

また、湘南ライナーを補完する役割として、小田原発のみですが「おはようライナー新宿22号、24号」という列車が平日だけ運転されています。これは「スーパービュー踊り子」号の列車の間合い運用で、特急型列車にライナー券(510円)またはグリーン自由席券(距離により値段は変動)を追加で購入することで乗車可能ですので、青春18きっぷでももちろん乗ることができます。

22号が、小田原6:25発 新宿7:42着、24号が小田原7:04発、新宿8:27着、というダイヤのため、利用は限定的ですが、使えないか一度考えてみるのはいかがでしょうか。

 

⑦東海道線静岡区間のホームライナー

東海道線のうち「静岡大陸」とも言われる、鈍行での長時間移動が必要とされる静岡県内。このエリアは快速列車すら動いていないため、青春18きっぷユーザーはひたすら鈍行で旅を続けるか、新幹線でワープをするか、といった方法で、なんとか対応しないといけません。

 

ただし、静岡エリアには、こちらも通勤ライナーとしての役割を果たす「ホームライナー」が運転されており、主要都市の駅のみに停車するため、圧倒的な時間短縮が行えます。

 

特に重宝するのが、沼津から浜松まで通しで運転される「ホームライナー浜松3号」は、浜松から豊橋まで、同じ列車で普通列車として運転もされるため、実質的に静岡の東側から愛知県内までを一気に駆け抜けることができる優秀な列車です。

 

主要駅の時刻表は以下の通り。

沼津18:31発 静岡19:10着 浜松20:10着

沼津から浜松まで2時間足らずで駆け抜けることができ、豊橋まで2時間強という所要時間。

 

沼津駅構内でライナー整理券(310円)を購入すれば、空いている座席に座ることができます。このホームライナー浜松3号を利用すれば、東京駅を16時台に出て、名古屋にその日のうちに到着することが可能で、青春18きっぷユーザーには大変コスパの高い列車と言えます。

 

参考動画はこちら。

 

⑧三原~広島間の移動に使える臨時「瀬戸内マリンビュー」

山陽本線を使って移動する場合も、ネックになるのが相生以西は各駅停車しか走っていないこと。

このうち、三原~広島間には呉線経由で、臨時快速「瀬戸内マリンビュー」が運転されることがあります。1両は指定席ですが、もう1両は自由席ですので、追加料金不要で利用できるのがいいところ。

 

広島発が午前中、三原発が午後となっていますが、利用できそうであれば一考の価値ありです。

 

詳しくはこちらの記事で。

瀬戸内マリンビューの運転日や指定席は?実は自由席のほうがお得?

 

⑨佐世保線早岐~佐世保間

JR九州の佐世保線の末端区間、早岐~佐世保間は、2018年3月のダイヤ改正から「特例区間」として、特急列車の自由席を利用する場合は特急料金不要で(普通乗車券のみで)利用できるようになりました。

 

この特例制度が導入されたことで、青春18きっぷでの利用時も同じ制度を使うことが可能となります。従来この区間は普通列車が多くは運転されていなかったので、一区間だけでも特急列車のリクライニングシートを使えるのは、青春18きっぷユーザーには朗報と言えるでしょう。

 

⑩日豊本線佐伯~延岡間(宗太郎越え)普通列車

以前から普通列車の運転本数が少なく、18キッパー泣かせの区間となっていた「宗太郎越え」(重岡~宗太郎)を含む、日豊本線佐伯~延岡間。

この区間は2018年3月のダイヤ改正で、普通列車の運転本数が削減されたものの、延岡以南を走る特急列車「ひゅうが・にちりん」の特急型車両が間合い運用として用いられることになり、利便性は向上しました。

 

この、特急型車両を使う列車は1日3本(佐伯6:18発→延岡7:26着、南延岡6:06発→佐伯7:19着、佐伯19:33発→延岡20:44着)となっており、全て列車のうちの1両のみ開放されています。

 

スケジューリングが簡単ではありませんが、1時間以上特急列車に18きっぷで乗れる貴重な区間。こちらも、利用できそうであれば積極的に使ってみたいものです。

 

まとめ

今回は青春18きっぷで使うのに大変お得な列車10種類を紹介しました。カギは「少しの追加料金を払えば便利に利用できる」というもの(追加料金なしで乗れる列車もありますが)。ただひたすら苦行に耐えるだけでなく、ほんの少しの贅沢も考えながら、新しい18きっぷの使い方を紹介させて頂きました。

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