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交通

特急ひのとりのプレミアムシートとレギュラーシートを乗り比べ!どうやって使い分けようか?

2021/12/26

2020年3月から、近鉄の大阪難波~近鉄名古屋間で運転を始めた新型特急「ひのとり」。2020年11月下旬からは更に列車が増備され、ほぼ毎時1本の運転間隔となり、更に利用する機会が増える列車となります。

 

この列車は、両先頭車両がプレミアムシート(=グランクラス)になっていて、残りの中間車両はレギュラーシート(=グリーン車)という編成。従来の、新幹線を含む、片側先頭車だけが最上級クラスの座席となっているのではなく、両方向の先頭車両が同じクラスに統一されているのが特徴です。

 

加えて、先頭車両の最前列は展望座席になっていて、これまでの「アーバンライナー」でも体験できなかった、最大約2時間にわたる前面展望を楽しむことができるのも、「ひのとり」の魅力となっています。

 

「ひのとり」には、これまでに3回利用する機会があり、プレミアムシートとレギュラーシートの両方を使うことができました。今回はその体験も踏まえて、これら2つの座席の違いや特徴と、使い分けのシーンについてまとめたいと思います。

 

目次

「ひのとり」の基本情報

最初に「ひのとり」の基本情報についてまとめておきますと、

・6両1組の専用車両で運転(2020年11月下旬からは、8両編成の列車も増備)

・大阪難波~近鉄名古屋が運転区間、ただし大阪難波~近鉄奈良間でも運転

・プレミアムシートとレギュラーシートの2クラスの座席が容易

・区間やクラスによって変わる、特別車両料金が必要(100円~900円)

というのが、他の近鉄特急との主な違いでしょうか。

 

もともと、私も大阪難波~近鉄名古屋間でしか運転されていないものと思っていたのですが、一部の阪奈特急が「ひのとり」で運転されているんですね。気軽に「ひのとり」のプレミアムシートを体験したいのであれば、必要な金額が低いこちらの区間で乗車するのもいいかと思います。

 

阪奈特急「ひのとり」については、こちらの記事でまとめています。

【一日一往復】近鉄特急「ひのとり」にお得に乗れる区間がありました

 

また、特急券の購入は、窓口でもできますし、近鉄特急チケットレスサービスを使ってオンラインで購入をすることもできます。

近鉄特急のチケットレス特急券サービスを利用。会員登録で得られるメリットも多数!

「ひのとり」は特急料金が高いので、ポイントを貯められるチケットレスサービスを使えば、それだけ還元されるポイントも多くなるので、何度も近鉄特急を利用するのであれば、このサービスに登録をしておいたほうがいいかもしれません。

 

「ひのとり」プレミアムシートはこんな感じ

では最初に、プレミアムシートについて説明を。

 

仕様は3列シート(1列と2列)になっていて、南側が1列の座席。名古屋、奈良方面に行くときは進行方向右側が、難波方面に行くときは進行方向左側が、1列シートになります。

新幹線でいうグランクラスのような造りになっていて、座席は本革、シートピッチは1350mm。このシートピッチは、アーバンライナーのデラックス車よりも25mm広い幅となっていて、十分な空間が確保されています。

 

コンセントも付いているので、パソコンを使って仕事をしたり、スマホの充電も当然ながら可能です。

 

グランクラスのように、当然ながらバックシェルが付いているので、リクライニングを倒しても後ろの人に迷惑がかかりません。ただ、グループで利用してリクライニングを回転させて利用すると、リクライニングを倒すと前の向かい側の友人に干渉してしまうので、グループで使うと機能を楽しめないかもしれませんね。

 

座席操作のリモコンも、飛行機のビジネスクラスや新幹線のグランクラスに準じたものとなっています。

 

リクライニングを最大まで倒した状態は、こんな感じ。

フルフラットとまではいきませんが、腰に負担のかからない角度まで倒すことができ、「ひのとり」が謳っている「寝ながら移動する」を体現した仕様になっています。

 

私も実際に利用して、「このままの姿勢で大阪から名古屋まで移動できるのは快適だな…」と思いました。

 

カーテンも上から下げる、完全遮光性のものになっているので、日中でも外の光や景色を気にせずに寝ることができます(とは言っても、日中は他の座席の方がカーテンを開けていることもあるので、寝たいのであればアイマスクを持参するのがいいかと思います)。

 

車内のコンセプトが「寛ぎながら移動する」なので、プレミアムシートを利用するのであれば、日常から少しだけお別れして、ぐっすり眠る、物思いに耽るなど、分の時間を大切にしたいときに使ってみるのがいいのではないかと思います。

 

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レギュラーシートも負けてはいない快適さ

お次は、座席数の多いレギュラーシート。

一見、他の近鉄特急の一般車両と同じに見えますが、こちらもプレミアムシート同様にバックシェルが付いていて、シートピッチも1160mmと、プレミアムクラスと大きくは変わらない幅に設定。実はこのピッチ、グリーン車と同じ間隔なので、JRのグリーン車よりも安い料金で、同じだけの快適な車内を体験することができるんですよね。

 

こちらはバックシェルにテーブルが付いているんですが、シートピッチの関係でちょうどいい距離で、座席からテーブルの上のものに手が届くようになっています。上に2つ付いている黒いのは、物を掛けるフックです。

コンセントは横に1つだけ。

足下にレッグレストと荷物入れがあり、「レギュラーシート」という名前ではありますが、十分に快適な移動ができてしまうんですよね…。

 

リクライニングを最大に倒すとこんな感じ。プレミアムシートには敵いませんが、この角度だと逆に、リラックスしすぎないので、仕事をしたり本をザッピングしたりするのにちょうどいい角度なのかな、と思います。

 

プレミアムシートはどうしても静かな空間なので、友人と一緒に、またはカップルで利用するときなどは、レギュラーシートを使って、適度に雑談ができるようにするほうがお得なんではないかと思います。

 

テーブルには、普通のiPadを余裕で置けるだけの大きさがあります。食事をすることもなんなくできてしまいますし、むしろテーブルの大きさはプレミアムシートよりもあるので、レギュラーシートのほうが色々とやるには便利なのではないか、と感じました。

 

まとめ

以上、実際にプレミアムシートとレギュラーシートを使ってみた感想をまとめたわけですが、どうやって使い分けるのか、と言うと、

・寝る、休む、リラックスして移動する(お酒を飲む、など)ことがしたいのであれば、少しお金を払ってプレミアムシートを、

・本を読む、仕事を片付ける、2人以上で利用するときはレギュラーシートを、

使うようにするのが、それぞれの座席の機能や特徴を上手く利用できるので、良いのではないかと思いました。

 

今回は座席の比較だけになりましたが、座席以外の設備を知りたい方は、こちらの記事にまとめているので、合わせて読んでいただければと思います。

【一日一往復】近鉄特急「ひのとり」にお得に乗れる区間がありました

 

「ひのとり」の登場で存在感が薄れてしまったアーバンライナーですが、nextとplusの2車両が使われていることから、こちらも依然として、乗ってみたい列車ではありますよね。

近鉄アーバンライナーnextとplusの違いは? 運用は分かる? 予約の際に見分ける方法はある?

 

近鉄の中でも特に乗るのが難しい列車についてまとめた記事はこちら。

近鉄で乗るのが難しい列車5選

 

「青の交響曲」についても、こちらの記事でまとめました。

近鉄の観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」に乗って阿部野橋から吉野を目指す

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