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iPhoneで再生する音楽の速度を変える方法(英語リスニング教材や特許法条文音声にも応用可)

仕事環境

弁理士試験の勉強を始めてから、工業所有権法(特許法、実用新案法、商標法、意匠法)と、これらに関連する条約等の音声聞き流しをするようになりました。

 

当初はYouTubeで、受験者が収録した音声コンテンツを聞き流していたんですが、主たる条文のみを読んでいるのと、音声そのものの音量が小さい+間に挿入される広告の音量は普通(なので、突然大音量の広告音が耳に入って死ぬ)ということで使い勝手がすごく悪いと感じたので、発明推進協会が販売している音源ファイルを購入しました。

 

ただ、この音源をiPhoneにそのまま取り込んでiTunes Musicで流しても、スピードを変えることはできません。

 

この音源自体は、1倍速と2倍速の両方が取り扱われていて、全条文の両方セットを購入したのですが、1倍だとやや遅く、2倍だと速すぎるので、この間のスピードである程度自由に調節したいと思いました。

 

で、色々と調べてみたのですが、基本的にはアプリを使う方法が多く出てくるんですね。ためしにいくつかアプリをインストールしてみたのですが、複数のデータ(曲でいうと、1曲目から10曲目)を連続で再生するには有料版をサブスクで購入しないといけなかったりと、なにかと不便に感じることが多いのです(条文の音源は、1項=1データになっているので、これらを連続して再生したいのです)。

 

 

というわけで、更に調べていて、「音源をオーディオブック形式に変換して、オーディオブックアプリで再生する」ことで、解決するらしいことが判明しました。

 

以下、この変換方法についてまとめておきたいと思います。

 

なお、今回は「工業所有権法の条文音声を、速度を変えて再生する」というのが目的ですが、この方法は、英語や他の外国語のリスニング教材や、各種音声ファイルの聞き流しにも使えますので、それらの速度を変えて再生したい方にも参考にしていただける内容です。

 

ちなみに、用意する必要があるものはPC用のiTunesソフト(Win版又はMac版)とiPhoneです。Android版のスマホでの操作方法は分からないので、他のブログを当たってもらえればと思います。

 

※以下の操作を始める前に、速度を変えて再生したい音源データを、パソコンのローカルファイルに保存しておいてください。

①iTunesで「プレイリスト」を作成する

最初にする操作は、iTunesで「プレイリスト」を作成することです。

 

(この動画では、既にプレイリストで「実用新案法」を作っていますが、初めて操作する場合は、このような背景の表示にはなりません)

 

iTunesの左側の「ミュージックプレイリスト」の下あたりで、マウスを右クリックして「新規プレイリスト」をクリックします。

 

そうしたら、再生速度を変えたい音源ファイルを全て、このプレイリストにコピーします(工業所有権法の場合は、各法ごとにプレイリストを作るのがいいでしょう)。

 

そうすると、上の画像にあるような「1条~最終条」までがまとまったプレイリストが作成されます。

②プレイリストのデータを一括して「オーディオブック」ファイルに変換する

次に必要なのは、この音源データ(ファイル)を、オーディオブック用ファイルに変換する作業です。要するに、拡張子を変えるわけです。

 

どうするかというと、プレイリストのデータを全て選択して右クリックすると、

「情報を見る」と表示されるので、これをクリックします。

 

そうすると、「オプション」というボタンがあるので、ここをクリック。

そうすると、下に「ミュージック」という欄が出てきます(上の画像)。

 

ここをクリックすると、「オーディオブック」という選択肢があるので、これをクリックします。

 

これによって、音声ファイルがオーディオブックファイルに変換されました。

 

実は、メインの作業自体はこれで終了。案外簡単なんですね。

 

 

③iTuneでオーディオブックファイルを表示させるためには

続いては最後の微調整にあたるのですが、ファイルの拡張子を変換すると、ミュージックプレイリストには、オーディオブックファイルのプレイリストは表示されなくなってしまうので、その表示方法をまとめておきます。

iTuneの左上部分に

「ミュージック」というタブがあります(ここで、下のほうを見ると、さっきまで表示されていた「実用新案法」というミュージックプレイリストが、表示されなくなっています)。

 

このタブをクリックして「オーディオブック」をクリックすると、

(この画像はミュージックプレイリストなので違いますが、)オーディオブックのプレイリストとして、変換したプレイリスト一覧が表示されるようになります。

 

あとは、パソコンのiTunesのデータとiPhoneを同期して、オーディオブックファイルをスマホにコピーして、iPhoneの「ブック」というデフォルトアプリを開けば、オーディオブック形式に変換した音声データを無事に再生することができる、というわけです。

 

実際にアプリを立ち上げると、

こんな風にプレイリストを再生することができます。

 

再生速度は、左下の「1・1/2×」という場所をタップすると、順に「1倍、1.25倍、1.5倍、1.75倍、2倍、0.75倍」のスピードで調節することができます。

 

個人的には、条文の音声は1.25倍が聞きやすいので、この速さをキープしています。

 

まとめ

今回は、音楽や音声ファイルをiPhoneで、再生速度を変えて無料で再生する方法についてまとめました。市場に出回っているアプリを使わずとも、「オーディオブック形式に変換する」という操作をするだけで、iPhoneのデフォルトアプリを使って再生することができるので、英語の勉強などをする方にとっても参考になれば幸いです。

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