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弁理士試験・選択論文(生物化学)を解く(平成29年度:大問1)

弁理士試験

遺伝情報が記録されているDNAは、(①)巻きの二重らせん構造を有している。それぞれのDNA鎖は、デオキシリボースとリン酸が共有結合の一種である(②)結合で交互に繋がっている。

DNAに記録された遺伝情報は、(③)による転写反応によってメッセンジャーRNAに転写される。真核生物のメッセンジャーRNAには、5’末端に(④)、3’末端に(⑤)が付加される。さらに、真核生物の多くのメッセンジャーRNAでは(⑥)反応によるイントロンの除去を経て、成熟型メッセンジャーRNAとなる。

メッセンジャーRNAを鋳型として、(⑦)上で翻訳反応が進行し、酵素などのタンパク質が合成される。翻訳反応では、(⑦)のAサイトに(⑧)が配置され、(⑨)サイトにペプチジルトランスファーRNAが配置される。また、Eサイトにはアミノ酸のはずれたトランスファーRNAが一時的に結合する。

酵素反応では、基質との非共有結合性相互作用が重要な役割を担っている。生体において重要な非共有結合性相互作用としては、水素結合、(⑩)、及び(⑪)が知られている。(⑩)は、塩類によって阻害される。(⑪)の結合エネルギーは、1から2kcal/molである。

酸化還元反応を担う酵素の中には、触媒反応に(⑫)を必要とする酵素が知られている。ビタミンの多くが(⑫)の前駆体となっている。(⑫)に結合する前のタンパク質(不活性型酵素タンパク質)を(⑬)酵素と呼ぶ。(⑫)と(⑬)酵素の複合体を(⑭)酵素と呼ぶ。

 

① 右

② エステル

③ RNAポリメラーゼ

④ キャップ

⑤ ポリA尾部(?)

⑥ RNAスプライシング

⑦ リボソーム

⑧ アミノアシルトランスファーRNA

⑨ P

⑩ 静電的相互作用(?)

⑪ ファンデルワールス力(?)

⑫ 基質(?)

⑬ ?

⑭ ?

 

初見で確実に分かったのは①、⑤、⑦のみ。②~④は、調べた上で自分の回答が間違っていたことが判明(書いているのは正しいであろう解答)。⑧、⑨、⑬、⑭は元々不明。⑩、⑪、⑫は自信なし。

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