職人気質を脱却するために

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今回は珍しく、教材の案内です。

このメルマガ読者の多くは、フリーランスあるいは副業で
翻訳の仕事をしている人か、あるいは勉強中の方だと思うんですが、

僕も含めて、実際にプレーヤーとして仕事をしている、
これからプレーヤーになる人が勉強しておきたい、

「経営」について学べる教材の紹介です。

 

Catch the 仕組み経営(キャッチザ仕組み経営)

 

で、ここからは補足をしていきますね。

そして、リンク先を確認してピンと来ないから買わない、って人も
以下で書くことは一通り読んでおいて頂きたいのです。

 

さて、僕は独立して今で5年目くらいに突入しているんですが、
最初に取り組んだビジネスは、産業翻訳でした。

独立した時はまだ23歳で、当時の自分にとって
「お金に換えられるスキル」っていうのは言語、
つまり翻訳とか通訳しかなかった(と思っていたので)

独立して1年くらいは、文字通り様々な仕事(主に翻訳)をしてきました。

その中には、通訳やライティング、あるいはプロモーションの仕事もありましたが、

これらって全部、自分が「プレーヤー」になる仕事でした。

 

どういうことかっていうと、
自分が動いて、働いてナンボ(お金を頂ける)という仕事のことです。

 

今は主に特許翻訳の仕事をしていますけれど、
翻訳っていうのは普通は、1日にいくら仕事をして、
それをある程度の数こなしていくことで、お金を頂けるわけです。

 

なので、途中で体調を崩したりしてしまうと
仕事の進み具合に支障が出ますし、
他の色んなトラブルが起こったりしても
当然ながら、仕事ができなくなる時があります。

 

あるいは、通訳なんてもっとダイレクトで
仕事の当日に体調がすぐれなかったりすると、
モロに仕事に影響が出てきてしまいます。

 

もちろん、その場はなんとかやり過ごせるかもしれませんが
同じ状態でずっと仕事を続けても、
また同じことが起こることがないとも言えません。

 

僕は幸いなことに、これまで大きな怪我や事故に遭ったことはありませんが
今でもたまに、色々と予定を入れすぎて
気づいたらオーバーヒートしてしまうことだってあります。

 

あるいは、これは今年の春先のことでしたけど
身内にトラブルが起こって、2週間くらい仕事が全くできない時もありました。

 

こういう経験って、このブログを読んで頂いているあなたにもこれまであると思います。

 

そして、翻訳に限りませんが、
世の中の大半の仕事っていうのは、

自分の時間とエネルギーを突っ込んで、お金を頂く必要があります。

 

これは、ちょっと難しい言葉を使うと

「人的資本」を投入する

って言うんですが、
要するに、自分が持っている物理的資本(時間、体力など)を
仕事に投入し続ける必要があるわけですね。

 

しかも、翻訳だと必ず1日にある程度の時間を投入しないといけません。

時間と体力をコンスタントにつぎ込んで
成果物を納品する、ということになるわけです。

 

が、当然僕たちの時間や体力は有限なわけですから、
仕事で使ったエネルギーは回復する必要もあるわけで、
そのために休みが必要だったり、リフレッシュをする必要が出てきます。

 

あるいは、仕事に関係するイベントに参加したり
セミナーへの参加・本の購入をして、勉強をする時間・エネルギーも必要になってきます。

あるいは、人によっては家事育児に
時間とエネルギーを使う必要がある場合もあるはずですよね。

 

つまり、僕たちは限られた時間とエネルギーを投入し続けながら
仕事をしてお金を稼ぎつつ、その他諸々のこともしなければならないわけです。

 

そうすると、当然ながら全てのことに全エネルギーと時間を
投入することはできませんよね?

 

なので、こういう時には
「自分が何にどれくらいの時間とエネルギーを投入するか」
と考えて、色々と取捨選択をしていく必要があるわけです。

が、実は案外、「プレーヤー」として仕事をしている人で
この「取捨選択」ができている人って、多くはありません。

 

もちろん、フリーランスで翻訳をしていて
その翻訳作業を更に別の人に外注に出す、っていうのは
業務委託契約だったり守秘義務契約に違反している可能性が高いので、

そういうことはしたらダメです。

 

でも、例えば、成果物の見直し工程で必要な
チェック作業をある程度機械に通すとか、
マクロを作って自動化できるところはできるとか、

そういう風に、「自分以外のものに働いてもらう」
ほうが効率は恐らく上がるでしょうし、
そうすることができないか?と考えることって大事なわけです。

 

もっと分かりやすい例で言うと、
税金関係の手続きが難しいから外注に頼む、っていうのがあります。

 

そのほうが、仕事に使える時間も増えますし
勉強に使える時間も確保できる、っていうメリットが出てきます。

 

ただ、翻訳というような言葉を扱う仕事をしていると、
どうしても職人気質になってしまうのか、

全て自分の手でやろうとしてしまいがちです。

 

これって、ある種日本人のDNAの特徴かも知れませんけれど
「自分で手を動かし続けていないとダメ」
みたいな考え方が、根っこにあるからなのかもしれません。

 

会社勤めをしていても、マクロを組んだら一発で終わることを
延々と手作業でやらないといけなかったり
マクロを使おうとしたら「仕事をさぼっている」とみなされたり。

 

ただの笑い話にしか思えないようなことが
まだまだ起こっている、ってことは、

日本人って「自分の時間とエネルギーを投入すること」に
価値がある、と思い込んでいるのかな、とも思わされます。

 

ただ、もちろん「時間やエネルギーを投入する」ことが、
全てが全てよい、ってわけでもありません。

 

自分が不得手なことに必要以上の時間を使うのであれば
もっと得意な人に任せたほうがお互いにメリットがありますし、
(外注に任せる)

人間が苦手な、単純作業の繰り返しや
パターン化された作業を行うのであれば、
それが得意な機械に任せるほうが、やっぱりメリットは大きいでしょう。

 

これが、いわゆる「経営思考」であり「経営目線」なわけです。

 

ちなみに僕は、独立当時から
必要に応じて外注や機械を使うようにしてきました。

独立当初は、税金のことがほぼ分からないので
会計事務所で働いている専門家に、外注+コンサルをしてもらって
仕事をしてもらいながら、色々と勉強させてもらいました。
(その後、自分で勉強のために税金関係はするようになりましたが)

 

今だと、仕事でマクロを組んで済ませられるところは
全部マクロ製作を外注に出して、
いくつか作ってもらったマクロを今でも繰り返し使っていますし、

Kindle本とかの表紙も、全て外注を活用しています。

 

で、今回教材を紹介したのは
あなたにも、そういう考え方をインストールしてもらいからです。

 

すごく簡単に言うと、
経営者目線で自分の仕事を捉えられるようになると、
自分の時間やエネルギーをより効率的に使えるようになります。

 

今回の教材は、どちらかと言えば「組織経営者」向けのテーマが多いんですが
(社員のモチベーションを上げる、とか、経営理念を決める、とか)

フリーランスなど、1人でビジネスをするって方にも
多いに参考になる内容が多く含まれています。

例えば、「ITを活用する」っていうのは
マクロや各種ツールを使う、っていう風に翻訳だと言えますし
(翻訳支援ツールとかもその1つですよね)

 

あるいは、「経営理念を作る」っていうのは、
一見関係ないように思えますが
「自分の行動指針を作る」と考えれば、とても意味ありです。

いくら以下の単価の仕事は受けない、とか
週に1日は休業日/勉強日を設ける、とか
セミナーやイベントの時間に対して、移動時間の割合が
いくら以上になるようであれば基本は行かない、とか。

これって、いわゆる「戦略」なので
ここ(土台)をがっちりさせておけば、いちいち悩まなくても済むようになります。

それも、「エネルギーと時間」を有効に活用することに繋がるわけですよね。

 

この教材にはワークシートやチェックシートも付いてくるので、
合わせて活用することもできると思います。

 

自営業をしていたり、会社勤めをしていると
普段から「経営」なんてなかなか意識しないと思うんですけれど、

この機会に、そういう考え方を
%name1%さんの中にインストールして下さい。

 

Catch the 仕組み経営(キャッチザ仕組み経営)

 

ちなみに、この教材は11月17日(金)いっぱいまで
7,980円

それ以降は
9,800円に値上がりして、

18日(土)いっぱいで販売終了です。

 

その点もご注意頂ければと思います。

 

教材を買わないって方も、
今回のメルマガでは今後重要になる考え方を書きました。

「職人気質を抜け出して、経営視点を導入する」
ことについては、何度も読み返して下さいね。

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