ゼロから始める力、ゼロに戻る勇気

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来月から海外で生活を始めるということで、仕事と勉強をしつつ、その準備もちまちまと進めているのだが、これがなかなか大変である。

 

何が大変なのかというと、設備一式を向こうで調達しなおさないといけない、ということ。先日、椅子は購入して現地到着直後に送ってもらうようになったが、今日本で使っている岡村製作所のコンテッサを、1年使わないうちにもう一個椅子を購入することになってしまった。

 

あとは、バックアップ用のノートパソコンを渡航前に調達して、データやソフトを最低限インストールしてから、国際郵便で郵送。今の現役機は向こうでも使い続けるが、万が一のことがあると、日本にいるときのようにすぐに調達なんぞできないため、保険を掛けておく。ざっと見積を取ったら、今より良いスペックのものにしようとすると、20万円ほどするらしい。

 

他には、現地でレーザープリンターと仕事用のデスクを早急に調達するのだが、これはこれで、また出費がかさむ。もともと、日本からプリンターを持っていけはしまいか、とは思っていたのだが、そもそも重いし、現地で交換用トナーも売ってなさそうなので、韓国製の安めのものになると思うが、プリンターも購入だ。

 

また、取引先にも引越の連絡(時差があるためにコレポンに時間を頂戴してしまう旨を主に伝えた)をしたが、移住に伴いまとまった休暇も取るため、移住後の仕事のマネージをどうするか、ということも少しは不安に思っている。(去年の今の時期はそこまで忙しくなかったので、この時期に休暇を取る算段でいたのだが、今年はどうやら毛並みが去年と異なるようで、割と仕事が入っている…)

 

時々、我ながらなぜこのタイミングでこんなことを企んでいるのだろう、と思ってげんなりすることもあるのだが、要するに、環境を変えて再スタートすることに対して、一抹、いや、二抹以上の不安があることは確かなのである。いくら通い慣れた土地とはいえ、日本にクライアントを書かれている私のようなポジションで、二週間の休暇を取って現地まで陸路で移動して、また仕事環境を立ち上げる、というのは、不安がないといえばそれは嘘になる。

 

だいいち、今日本にいる環境で納得のいく仕事や生活は十分にできている。まだまだ改善の余地、向上の余地は沢山あるが、とりあえず申し分のない毎日を送れている、というのは紛れもない事実だ。

 

では、なぜこの時期に敢えてこんなことに挑戦をするのか、と言えば、単純に「別の世界に飛び込んでみたい」という思いが強い。別に、もう1年や2年、日本でより安定的な経済的基盤を確保してから取り組んでもいいのだが、だいたいそんな風に先送りにすると、想定外のちょっかいが飛んできて、結局「明日やろうは馬鹿野郎」状態になって死んでいくのが関の山だ。だから、今の時期にこんなことに挑戦する判断基準は、完全に自分の中での「時が来た」という感触だけである。

 

正直、現地での生活は日本より不便だろうし、大変な面が多いとは思っている。今のパフォーマンスをそのまま100%現地で発揮できるとは思っていないし、今より仕事量は減ってしまうかも知れない。

 

なので、本当はワクワクよりも(悪い意味での)ドキドキのほうが大きいのだが(というか、私の場合はだいたい、「ドキドキ」メインで心臓に悪い選択を繰り返して生きてきている)、だからといってこれに挑戦しないままくたばってしまうのは、もっと情けないこではないか。

 

仮に、日本にいる時ほどに仕事が入らなかったとしたら、また別の取引先を開拓すればよい。それすら「ゼロ」からのスタートであるし、厳密に考えてみれば、本当に「ゼロスタート」の時よりは経験や思考プロセスが確立されているので、そもそも「ゼロですらない」のが本当のところではないだろうか。それに、現地を歩き回ってコンテンツとしてブログを構築していけば、別のビジネスを行うこともできる。

 

そもそも、椅子とかパソコンとかプリンターとか、そういう初期投資額はバカにならないのだが、仕事を二件(場合によっては一件)すれば回収できてしまう金額なのだ。未だに、お金が出ていく(特に、一気に大金が出ていく)時のエネルギーの大きさには抗い難いものを感じるのだが、冷静に考えてみれば、今の蓄えがあれば、万が一収入がゼロでも一年間は食っていける。だから飢えで死ぬことは絶対にないし、現地の一年間で、最悪またゼロから立ち上げれば大丈夫なのだ。

 

 

あのホリエモンですら、獄中生活を経て再起している。彼のような、桁違いの資産を築き上げた人間ですら、ゼロになって舞い戻っているのである。自分のようなかようにちっぽけな存在が、なぜこんな些末なことでウジウジと悩んでいるのか。自意識過剰にも程があるし、そもそも、自分なんて全宇宙から見てみれば、塵未満の存在に過ぎない。

 

ホリエモンでも、再起を遂げることができた。ましてや、それ未満の存在である自分が、何を恐れる必要があるのか。

 

人間なんて、最初ゼロから生まれてきて、最後もゼロに戻っていく。その過程で築き上げたものなんて、たかが知れているであろう。

 

私だって、特許翻訳の世界に飛び込んで半年でひとまずの結果を残すことができた。過去の自分でそうだったのだから、今の自分はもっとできるはずである。

 

結局、ゼロに戻ってしまうことを恐れてしまっては、何もできない、何も変われない。こんなところで悩んでしまっていては、この先もっと深刻なことが起きたときに悩むことすらできないであろうから、今こそ改めて、ゼロになることを恐れずに、前を向いて歩いて行くのみだ。

 

 

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