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【2020年3月まで】「あずさ3号」と「にちりんシーガイア7号」に48時間で乗れるスケジュールが存在する

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2020年3月のダイヤ改正で、「千葉あずさ」ことあずさ3号(千葉→新宿→松本→南小谷)の運用が変更され、あずさ3号(千葉→松本)とあずさ5号(新宿→南小谷)の2本に分かれてしまいます。

 

これによって、千葉~南小谷、という、日本の昼行長距離列車の1つがなくなってしまいます。もともと、「千葉発南小谷行き」という区間表示も珍しく、かつこの区間で座席指定をすることも珍しいため、私も乗りたいとは思っていたのですが、いかんせん関西に住んでいるため、南小谷から関西に戻る方法が限られており、千葉から南小谷に向かうことは容易でも、そこからの帰路を考えることが難しく、現実的な旅行としては考えていませんでした。

 

が、それでもあきらめずに色々と調べていると、欲張った方法にはなるのですが、関西からあずさ3号(千葉→南小谷)に乗って、関西に戻ってくる方法を発見しました。

 

それが、「あずさ3号とにちりんシーガイア7号に、48時間以内に乗る」という荒技です。

 

財布の事情やスケジューリングの現実的な問題もあるため、全員が実行できる方法ではないとは思うのですが、調べていると面白かったので、ここでシェアしておきたいと思います。

 

あずさ3号とにちりんシーガイア7号についておさらい

「あずさ3号」は、2020年1月現在、千葉駅を6時38分に出発、新宿までは朝ラッシュ時の通勤ライナーの役割も果たしながら、松本には10時23分、そこから大糸線に入線して、信濃大町、白馬を経て南小谷には11時42分に到着します。

 

現在、大糸線を走る定期特急列車はこのあずさ3号の一往復しかなく、上りの「あずさ26号」は南小谷を14時22分に出発し、終点の新宿には18時36分に到着するダイヤになっています。

 

2020年1月現在、この「千葉あずさ」ことあずさ3号は、日本の昼行特急列車(JRの、「サンライズ出雲・瀬戸」を除く全ての特急列車)の中で、運行距離で7位にランクインする列車なのですが、2020年3月14日のダイヤ改正でこの運行がなくなるため、長距離昼行特急列車の十傑からはみ出てしまうことになります。

 

 

一方、今回調べていて一緒に乗ることができる「にちりんシーガイア7号」は、紛れもない「日本最長距離を走る昼行特急列車」で、1日3本、博多と宮崎空港間を大分経由で、6時間ほどかけて走る、ファンの中では有名な列車です。

 

 

にちりんシーガイアは3本運転している、と書きましたが、そのうち下り(博多発宮崎空港行き)がこの7号で、残り2本は、上りの宮崎空港発博多行きとなっています。

 

また、上りの「にちりんシーガイア」はいずれも、夕方以降に宮崎空港を出発し、博多に到着するのは日が暮れてからなので、全区間で車窓を楽しめる唯一の列車も、この「にちりんシーガイア7号」となっているのも特徴です。

 

にちりんシーガイア7号は、博多駅を7時31分に出発して、宮崎空港駅には13時18分に到着する、というロングランダイヤとなっています。

 

 

南小谷からどうやって都会に出るのか?という課題

これは、何も関西在住の方だけにとっての問題ではないと思うのですが、「千葉あずさ」に乗って南小谷に到着したはいいものの、そこからどうやって近隣の大都市に出るのか?というのが、この列車に乗るためにスケジュールをやりくりする最大のポイントと言っていいでしょう。

 

東京周辺に住んでいれば、南小谷や白馬周辺で時間を潰して(潰すのも難儀するかもしれませんが)、折り返しの「あずさ26号」に乗って戻る、というスケジュールで特に問題ないのですが、首都圏以外に住んでいる場合、この千葉あずさに乗るための良いスケジューリングはないのか?ということが、一番頭を使うポイントかと思います。

 

名古屋周辺であれば、松本から「しなの」に乗って戻ることができますし、関西であれば、名古屋から新幹線に乗り換える、あるいは松本から長距離バスが出ている(名古屋行きもあります)ので、実際問題としては、1日あれば(千葉に前日入りする必要がありますが)、朝に「千葉あずさ」に乗って南小谷まで行って、その日のうちに名古屋や関西に戻ることはできるのです。

 

というか、ここまでは正直、誰でも考えるし、調べることではないか、と思います。

 

ただ個人的に、こういうありふれたスケジュールやルートは面白みがあまりないので、もうちょっと欲張って旅行をする方法はないか?ということを考えてみました。

 

そこで頭に浮かんだのが、「信州まつもと空港」の存在です。

 

 

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信州まつもと空港とは?

信州まつもと空港は、長野県にある唯一の空港で、運航路線や本数こそ少ないものの、空路でアクセスしにくい長野県(松本、白馬、長野、塩尻、諏訪など)に行くための拠点となる空港です。

 

2020年の冬ダイヤ(~2020年3月28日まで)を調べてみると、いずれもフジドリームエアラインズ(JALがコードシェア)の運行で、

・松本~神戸が1往復

・松本~新千歳が1往復

・松本~福岡が2往復

という、1日4便8往復がこのまつもと空港に発着しています。

(※出典は、こちらの公式サイト

 

 

この信州まつもと空港、もともと存在自体は知っていたのですが、今回、関西から「千葉あずさ」に乗るに当たって、「午後に神戸や伊丹行きのフライトは飛んでいないのか?(「しなの」は高いし、高速バスは時間がかかりすぎる)」と考えて調べてみると、残念ながら神戸行きは12時20分に出発してしまうのですが、代わりに見つかったのが、16時20分発の福岡空港行き(FDA207/JAL3544 )というフライトでした。

 

あずさ3号から十分間に合い、その日の内に福岡入りできる優秀なフライト・FDA207便

フジドリームエアラインズ・207便は、まつもと空港を16時20分に出発して、福岡空港に18時10分に到着するダイヤとなっています。

 

機材は小型機で、座席定員も少ないはずですが、2時間で長野県から福岡県まで飛べるのは、なかなかの利便性ですよね。

 

さて、問題はあずさ3号からこのFDA207便に接続できるのか、ということなのですが、色んな検索サイトと情報を踏まえた結果、以下のような乗り継ぎで問題なく接続できるようです。

 

南小谷:11時42分着(あずさ3号が到着)

南小谷:12時02分発(松本行き普通が出発)

松本:14時01分着

松本(バスターミナル):15時00発(空港行き直通バス)

まつもと空港:15時30分着

まつもと空港:16時20分発(FDA207)

 

南小谷での接続(折り返し待ち)時間は20分、駅周辺にコンビニがなさそうなので(Google mapを見る限り)、食事は事前に準備をするか、松本での1時間滞在の間に済ませる必要があると思いますが、松本バスターミナル(松本駅隣接)から出発するバスはFDA207便に接続するダイヤで運行されているので、途中で列車の遅延などがない限り、この乗り継ぎで、朝6時38分に千葉を出発して、南小谷まで行ってその日のうちに福岡に入ることができる、というわけです。

 

福岡空港と博多駅は地下鉄で2駅の距離なので、駅前で美味しいものを食べるなどして、翌日の朝ににちりんシーガイア7号に乗る準備をすればいいですよね。

 

宮崎空港から関西・東京までは各種航空会社が多数発着

宮崎空港には、Peachが関空から1日1便就航していて、復路である関空行きは16時30分に出発して、関空に17時35分に到着します。このダイヤだと、関空から関西各都市までも、その日のうちに戻れますよね。また、その前後にJALとANAが伊丹行きも数本飛ばしているので、予算に余裕があれば、あるいは伊丹のほうが便利だ、という方は、こちらを利用するのもいいかもしれません。

 

また、関東在住の方にとっては、羽田にはソラシドエア(ANAがコードシェア)とJALが、成田にはジェットスター(JALがコードシェア)が飛んでいるので(成田行きは、にちりんシーガイア7号から接続できるのは16時20分の1本のみ)、関東在住の方にとっても、千葉あずさ→FDA→福岡空港→にちりんシーガイア7号→関東、という工程で、こちらも48時間以内に2つの長距離列車に乗ることができます。

モデルスケジュール(関西発、東京発)

関西発、関西戻りのスケジュール

0日目夜

Peach319(MM319)便:関空20時10分→成田21時35分(千葉で宿泊するので、関西からは羽田ではなく成田空港に飛ぶのがこの場合便利でしょう)

→JRで千葉駅まで。駅前で宿泊。

1日目:

6時38分、あずさ3号に千葉駅から乗車。南小谷11時42分着、同12時02分発。松本14時01分着、同バスターミナル15時ちょうど発。まつもと空港15時30分着、同16時20分発(FDA207便)。福岡空港18時10分着。博多駅前で宿泊。

2日目:

7時31分、博多からにちりんシーガイア7号に乗車。宮崎空港13時18分着。列車で南宮崎や宮崎まで折り返すもよし、16時30分、宮崎空港発(Peach190便)。17時35分、関空着。

 

 

関東発、関東戻りのスケジュール

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0日目夜:

各所から千葉駅まで移動。駅前宿泊。

1日目:

上のスケジュールに同じ。

2日目:

宮崎空港到着までは同じ。宮崎空港14時25分発(ソラシドエア(SNA)58便)、羽田空港15時55分着。成田の場合は、16時20分宮崎空港発(ジェットスター(GK)636便)、成田18時着。

博多発、博多戻りも可能

上の、関東発関東戻りのスケジュールを前後させれば、1日目に博多を出発して、2日目の夜に博多に戻ってくることも可能ですね。

まとめ

千葉あずさことあずさ3号は、折り返しの上り列車で「南小谷発千葉行き」が存在しないこと、また、南小谷周辺から大都市に移動する手段が限られているため、全区間乗車をした後での移動が難しく、個人的に乗りづらい列車だとは感じていました(関西在住ということもあります)。

 

しかし今回、信州まつもと空港を出発する、フジドリームエアラインズの福岡行き、というフライトを発見し、これを利用することで、あずさ3号とにちりんシーガイア7号という、昼行長距離特急列車2本に48時間以内で乗れてしまう、というウルトラCを発見したので、その詳しい内容を解説しました。

 

この行程で必要な費用は、宿をネカフェやカプセルホテルにし、列車は普通車指定席、飛行機はLCC利用、という風に制限をすれば、合計5万円に達するか達しないかの予算で、2列車の全区間走破が可能になります(FDAのフライトが、最安で1.7万円というのが地味に大きいですが)。

 

いずれにせよ、千葉あずさの千葉発南小谷行きは2020年の3月で廃止になるので、この機会に欲張って、この経路でにちりんシーガイア7号にも合わせて乗ってみるのが面白いのではないか、と思います。

 

普通に調べれば、この2列車を一緒に乗りに行く、なんてことは考えないと思いますので。

 

私も、スケジュールに問題がなさそうであれば、この経路で2日使って乗りにいこうかと思います。列車移動も長距離になるので、お金を落とすという意味でもグリーン車利用でもいいかな、とは思っています。

 

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