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京阪特急・プレミアムカーに乗ってみた!料金や連結されている列車情報まとめ

2017年の8月より、京阪電鉄の淀屋橋~出町柳間で運転されている特急列車に、有料車両の「プレミアムカー」が導入されました。

 

それまでもダブルデッカー(テレビカー)の導入など、独自の取り組みを行っていた京阪ですが、プレミアムカー以前に、座席の有料サービスはなかったため、目を引く取り組みとなりました。

 

デビューから3年以上経ってしまいましたが、先日ようやく、初めてこのプレミアムカーに乗車することができたので、まとめておきたいと思います。

 

目次

プレミアムカーは6号車。料金は400円or500円

全8両の京阪特急は、出町柳方面から1号車、2号車の順で、淀屋橋方面が8号車という編成。プレミアムカーは6号車固定なので、淀屋橋方面からは3両目、出町柳方面からは6両目の車両です(ダブルデッカーは4号車固定)。

 

座席は、普通の車両は2×2の転換クロスシートであるのに対して、プレミアムカーは2×1のゆったりとしたシート配置となっているリクライニングシート。

 

近鉄特急や南海特急(どちらも普通の指定席)と同じような位置づけの座席、と言えるかもしれません(1両当たりの座席数はプレミアムカーのほうが少ないですが)。

 

プレミアムカー料金は、

・淀屋橋/京橋~枚方市/樟葉間は400円

・枚方市/樟葉~丹波橋/三条/出町柳間は400円

・その他の区間(淀屋橋~出町柳など)は500円

となっていて、区間によって400円か500円となっています。

詳しい料金体系はこちら(公式ホームページ)

 

 

プレミアムカー券を買うには

プレミアムカーに乗るには、いわゆる特急料金(座席指定料金)のような「プレミアムカー券」を購入する必要があります。

この券を買う方法は2つあって、1つは駅の窓口、もう1つはインターネットです。

 

①駅で買うには

京阪電車の、特急が止まる駅には「インフォステーション」という設備(窓口のようなもの)があって、ここでプレミアムカー券を買うことができます。

これは私が利用した北浜駅のインフォステーションの様子。写真左に窓口があって、モニターには直後に出発する、プレミアムカーが連結された特急の座席の空き状況を知ることができます。

 

インフォステーションで買う場合、受け付けているのは現金のみ。クレジットカードで決済したい場合は、次の、インターネットでの購入をするのが便利です。

 

チケットの販売は、乗車日の14日前の朝10時から、出発の3分前までです。

②オンラインの「プレミアムカークラブ」で購入する

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いわゆる、特急券を買えるオンラインサービスですね。

プレミアムカークラブ

 

初めての方は会員登録をしてから、購入する必要があります。

 

オンラインだと、クレジットカードが使える(クレジットカードのみ受付)のに加えて、よく乗る区間を登録しておくことができるので、いつも移動することが多い区間のプレミアムカー券をサクッと買うことができます。

 

なお、オンラインでプレミアムカー券を買った場合、登録したメールアドレスに送られてくるメールが、プレミアムカー券となります。指定された座席に座っていたら検札はないと思いますが、もしアテンダントさんからチケットの提示を求められた場合は、そのメールを見せましょう。

 

こちらは、乗車日の14日前の午前10時から出発の1分前まで買うことができます。

 

③プレミアムカーの座席位置に注意

プレミアムカーは、もともと普通車だった車両の座席レイアウトを変更して作られた車両なので、窓枠と座席位置がずれている箇所がある、ということに注意が必要です。

 

JRの特急列車でも、グリーン車を普通車に改造した、あるいは普通車をグリーン車に改造したために、座席の横に窓枠があって、せっかくの景色を楽しめない、ということがたまにありますが、プレミアムカーもまさにそれと同じ問題があります。

座席配置については、公式ホームページでイラストと共に丁寧に解説されているので、車窓を楽しみたい方はこちらのサイトを参考に、事前に座席指定をしてみましょう。

 

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2020年現在は一部の特急にしか連結されていないが、2021年1月末からは基本全ての特急でプレミアムカーが連結されるように

今、京阪電車で特急に使われている車両は2種類あるのですが、このうち、中之島線の開通と共にデビューした3000系には現在、プレミアムカーが付いていません。

 

そのため、2020年現在は、日中1時間に6本運転される特急のうち、4本前後にしかプレミアムカーが連結されておらず、乗る予定の列車に普通車しかない、ということもあり得ました。

 

しかし、2021年の1月末からはこの列車も6号車がプレミアムカーに改造されるため、日中に運転される特急は基本的に全ての列車にプレミアムカーが連結され、これまでよりも利便性が高くなります。

 

実際に乗ってみた

私は今回、事前にオンラインでプレミアムカー券を購入して乗車することにしました。乗車区間は北浜から丹波橋。

6号車の乗車位置には、きちんと専用の案内があります。また、ホームの支柱でも、プレミアムカーとライナーの号車案内がされています。

 

今回指定したのは、2列シートの窓側。

シートの作りは、他の関西の有料私鉄特急のリクライニングシートよりは若干高級な感じが出ています。2列シートの間のアームレストが1つではなく2つになっているのがポイントですね。また、頭部の横から出ているのぞき見防止(?)の部分も、やや大きな作りとなっています。

 

ただ、実際にリクライニングを倒してみると、倒れる角度は普通の有料特急と変わらない程度のものでした。近鉄特急アーバンライナーやさくらライナーのデラックスシートほどのリクライニングはなく、「他の私鉄特急で見かける、普通の有料特急席と、ワンランク上の有料特急席との折衷」のような位置づけとなっているように思えました。

背面のテーブルと荷物入れはやや大きめです。これは2×1のシート配列だからこそなせる技でしょう。

座席から前方と後方をそれぞれ眺めます。年末の週末ということもあるのか、ガラガラでした。普通車でも多くのお客さんがいませんでしたので、その状態で敢えてプレミアムカーを利用する理由はそこまでないですよね…。

お昼の時間帯だったので、出発前にコンビニで買った軽食を食べながらの移動になりました。これができるのはプレミアムカーならではと言えるでしょう。

 

マフラーとコートを掛けた状態。これだとテーブルが使えませんが、窓側なので小物は窓の脇のスペースに置けるのがありがたかったですね。

仕事をするための、パソコンの電源ケーブルもあります。ただ、最長区間の淀屋橋~出町柳でも1時間かからない移動時間ですので、ノートパソコンだと充電も持つでしょうし、このタイプの電源ではなくて、スマホの充電が咄嗟にできるUSB型のコンセントのほうが良かったのではないか、と個人的に思いました。

 

専用の(?)車内誌も配られました。アテンダントさんが配布してくださるもので、イメージとしては飛行機のビジネスクラスでのサービスに近いものを感じました。

 

京都と大阪(中之島)の情報がそれぞれ載っている雑誌2冊が配られます。小1時間の移動だとこれくらいの情報を軽く読むのが適度ですね。

 

無料Wi-Fiも完備。私はポケットWi-Fiを持っているので、こちらは使いませんでしたが、Wi-Fi接続の画面で「KEIHAN_FREE_WIFI」を選んで手続きをすれば、接続ができます。

インターネットへの接続方法はこちらで案内されています

 

なお、プレミアムカーの無料サービスとして、ブランケットと携帯電話充電器の貸し出しがあるようなのですが、2020年12月現在、コロナの関係でこれらのサービスは休止しているようです。

 

 

乗ってみた感想

私は京都駅に用事があった都合で、丹波橋から準急に乗り換えて東福寺に向かう必要があって、北浜から丹波橋までの乗車となったのですが、他に乗客も多くはいなくて空いており、快適な移動を楽しむことができました。

 

この2週間ほど前には北浜~三条間を初めて通しで乗車し、この時は前面展望をかぶりつきで楽しんだのですが、プレミアムカーは車窓を楽しまなくても、本を読んだり仮眠を取ったりすることがしやすいように思いました。

 

ただ、今回は「プレミアムカーに乗りたい」という理由で乗ったものの、大阪から京都に行くならJRのほうが速いこともあって、今後どれだけ京阪電車を利用するかも分からないなあ、というのが正直な感想です。リクライニングがもう少し深く倒れるとなお良しかな、とも思いました。

 

このブログでまとめている、関西の有料特急列車に関する記事は以下のとおりです。

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