明細書

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化学系特許明細書での頻出略語「Ac2O」

Ac2O=無水酢酸。<特徴>無色液体。刺激臭。蒸気は催涙性を有する。<有機合成での役割>カルボン酸無水物と反応性あり。塩基・酸触媒を用いて、酢酸誘導体の合成に用いられる。アルコールと反応すると酢酸エステルが、アミンと反応するとアセトアミド誘...
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化学系特許明細書での頻出略語「Ac」

備忘録も兼ねて。Ac=アセチル基。<特徴>・水酸基の保護基として用いられることが多い。・塩基、求核剤には一般に弱い。<アセチル化>ピリジンやトリエチルアミン等の塩基存在下にて、塩化アセチルや無水酢酸を作用させることでアルコールのアセチル化を...
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「及び」「並びに」「又は」「若しくは」について(補足記事)

このブログでも何度か記事にしたこれらの法令用語なのだが、仕事や調査のために、特許データベースから特許を検索して目を通しているとどうも、階層の捉え違いをしているケースが散見されるので、今回は備忘録も兼ねてここに記しておくことにする。<and(...
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「及び」と「又は」が同時に出てくる場合の対処法

今回は、法令用語の応用編である。法令用語として、「及び」と「並びに」の使い分け、「又は」と「もしくは」の使い分けが厳密になされていることは、以前のこちらとこちらの記事で述べた。ただ、これらだけを使えれば全て捌けるのかというと、そうでもないの...
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溶質・溶媒・溶液と特許明細書

今回は、溶液の話をしてみたい。我々の身近なところで、溶液と言って真っ先に思い浮かぶのは食塩水ではなかろうか。(もちろん、別のものを想像することもあろう)そして、この「食塩水」の成分を分けてみると、以下のように分類できる。①食塩(塩化ナトリウ...
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セミオープンエンド形式にご用心

前回の記事では、特許明細書の独立請求項におけるオープンエンドとクローズドエンドの違いについて見てみた。実は、この記事内では「大別して2通り」と書いたのだが、あなたはお気づきになっただろうか。「大別」というからには、これら2つ以外にも形式が存...
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オープンエンド請求項とクローズドエンド請求項

今回は、特許請求の範囲で用いられる二つの表現を比較してみたい。一般的に、独立請求項は以下のような構造を有する。AAA, comprising(a) aaa(b) bbband(c) ccc.「AAA」が大元となる「物」又は「方法」となり、「...
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特許明細書における階層概念を正しく理解するには

以前に執筆した、2つの記事・特許明細書における「及び」と「並びに」の使い分け・特許明細書における「又は」と「若しくは」の使い分けにおいて、「明細書の内容を正しく理解する際に、物事を正しくには概念を正しく階層化することが必要」と書いた。これら...
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特許明細書における「又は」と「若しくは」の使い分け

前回の記事では、法律用語としての「及び」と「並びに」の使い分けについて見てみた。今回はそれに対応して、「又は」と「若しくは」の使い分けについて見てみよう。これらの接続詞も、日常(口語)ではあまり使わず、「お堅い」雰囲気が出ているのは間違いな...
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特許明細書における「及び」と「並びに」の使い分け

今回は、特許明細書で頻繁に出てくる「及び」と「並びに」についてまとめてみる。普段の生活では、このような「硬い」言葉は口語では使わず、「と」や「や」といった言葉で済ましてしまう。あるいは、「及び」や「並びに」を使うことはあるが、これらの言葉に...
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有機合成実験におけるドライアイスの役割

今回は、有機合成系の明細書の実施例によく出てくるドライアイスの話をしてみたい。あなたは、ドライアイスと言えばどんなイメージをお持ちだろうか?白い固体がモクモクと煙を出している、というイメージだったり、「素手で触ると低温やけどするから、手袋を...