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【群雄割拠】十人十色の将棋系YouTuber・彼らの魅力を徹底紹介!

数年前から大流行のYouTube。そのYouTuberの世界に、「将棋系」と呼ばれるカテゴリが存在します。

 

もともと、「将棋」の世界は、奨励会に入会して厳しい修行を積み、切磋琢磨して勝負を続ける………という、とても生々しくて泥臭い世界でしたが、ここ数年で、中学生棋士の天才・藤井聡太さんや、棋界最年長の元棋士で、その愛嬌の良さと独自のキャラクターが受けて、現在はタレントに転身したひふみんこと加藤一二三さんの存在、あるいは華やかな女流棋士界、そしてかつてプロになれなかった元奨励会員が、様々な特例を使ってプロに再挑戦できる制度などの影響もあって、将棋界に対するイメージも大きく変わりつつあります。

 

そんな時流に乗って、YouTubeを取り入れて将棋の実況や解説をする、将棋系YouTuberの存在も、ここ数年で増えてきました。

 

今回はそんな、猛者揃いの将棋系YouTuberを一挙に公開していきたいと思います。

 

順番は、チャンネル名を五十音順に並べています。また説明は、私の独断と偏見が混じっていることもあります。

 

それらの点を予めご了承の上、以下順にお楽しみ頂ければと思います。

 

目次

①プロをもなぎ倒す「アゲアゲ将棋実況」(元奨励会三段・折田省吾)

 

将棋系YouTuberで一番棋力が強いのが、元奨励会員でプロ棋士になるまであと一歩の所まで進んだ、「アゲアゲ将棋実況」こと、折田省吾さんではないでしょうか。

 

あの藤井聡太さんとも、奨励会時代に戦って一勝一敗の成績の、真の競合。

 

アゲアゲさんは、年齢規定で奨励会を退会した翌年度から、YouTubeでの将棋実況を始めたんですが、私はちょうど、その本当に最初の頃の動画から見ている、言わば最古参。

 

当時から、関西弁でまったりとしゃべって解説し、それでいて将棋で圧倒的な成績を出し続けているアゲアゲさんには驚くしかありませんでしたし、奨励会を退会してから一年後には、アマ棋戦にも幾度となく出場。

 

その人生の歩みから、地上波に登場したり、アマ名人とYouTubeで将棋を指した様子を配信したりと、将棋系YouTuberの中でも特に目立った活躍をされています。

 

アゲアゲさんの将棋動画は数えきれませんが、私が特に好きなのは、アゲアゲさんオリジナルの戦法である「アゲアゲ流中飛車」を披露しているものだったり、

 

 

現役アマ名人との真剣勝負、

 

他には、完全パロディですが、グダグダの英語(笑)で将棋を指す「英語シリーズ」

 

ですね。

 

こんな、真剣勝負からお遊びまで、様々な動画を投稿しながら、2019年には公式戦の銀河戦で、プロ棋士に7連勝してしまうという強さも持っているアゲアゲさん。

 

これから当面はアマ将棋界で活躍されると思いますが、私としては是非、プロ編入試験に挑戦して、プロになって頂きたいなあと思っています。

 

 

アゲアゲ将棋実況のYouTubeチャンネルはこちら

 

②元奨励会員アユムの将棋実況

続いては、こちらも元奨・アユムさん。

 

アユムさんは、将棋系YouTuberの中では後発組に属するとは思うのですが、将棋ウォーズでの対極動画に加えて、プロの将棋の解説やタイトル戦などのニュース速報、そして将棋界のニュースにもコメントを加えていく、「本筋で骨太」なタイプのYouTuberです。

 

また、後発組にもかかわらず、プロ将棋の詳しい解説動画などの丁寧で緻密なコンテンツが、将棋初心者から有段者の多くの方に支持され、現在は6万人近くの登録者となっていて、チャンネル登録者の増加ペースは速いと言えるでしょう。

 

アユムさんが、奨励会をどの段位で退会されたのかは分からないのですが、ウォーズでは強豪を次々になぎ倒すので、二段あるいは三段くらいはあったのではないかと想像します。

 

最近は著書も執筆されているようで、どんな内容になるかは不明ですが、書店に並ぶのが待ち遠しいですね。

 

ご自身が負けた将棋でも、丁寧に解説をされるので、ファンとしては悔しさもありますが、同じほど学べることがあるのも事実です。

 

 

そんなアユムさんの代表的な動画としては、自分の将棋解説に始まり、

 

こちらも、アゲアゲ将棋実況と同じく「アユム流四間飛車」というオリジナル戦法を使って戦う動画も出していたり、

 

プロ棋士の将棋の緻密な解説、

 

あとは、AI相手にボコボコに倒す、性格の悪い(笑)動画

 

など。

 

アユムさん自身、人間の女性とコミュニケーションが上手く取れないこと(?)にコンプレックスを抱えておられるらしいことが、色んな動画で話されているのですが、あの落ち着いた話し方と風格(オーラ)、そして丁寧な人当たりの方に限ってそんなことはない………と、私は思います。

 

元奨励会員アユムの将棋実況のYouTubeチャンネルはこちら

 

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③まさかのプロ!イトシンTV(伊藤真吾五段)

3人目の将棋系YouTuberは、なんとなんと、現役プロである伊藤真吾五段が運営を始めた「イトシンTV」。

 

今では、多くのプロ棋士がTwitterなどのSNSはアカウントを運用していますが、YouTubeチャンネルを開設して、自らの将棋対戦動画をどんどん投下し始めたのは、この伊藤真吾五段が初めてです。

 

動画は基本的に、将棋ウォーズの「10秒将棋」をひたすら指して、読みを披露しながら感想戦もする、という、贅沢極まりないもの。

 

イトシンTVの特徴として、オープニングで「どうも、イトシンTVです………イェイイェイ♪」と、低い声で可愛いノリを披露する謎のテンプレ挨拶があるのですが(笑)、そのギャップと、将棋で強者を次々となぎ倒していくギャップがまたたまりません。

 

実況で出てくる戦型は、プロアマ問わずに人気なメジャーな戦法はもちろん、

 

プロの将棋を並べていても絶対に出てこない、「振り飛車vs中住まい」のような、アマチュア同士の、短時間1回勝負、というシチュエーションならではの対戦動画もあります。

 

こういう、「アマならではの戦型・戦法」にプロがどう立ち向かうのか、ということを学べるのも、このイトシンTVの魅力だと言えるでしょう。

 

中には、対戦相手が「棋神」(ソフト)を使っているのではないか?という疑惑の動画もありますが、それも含めて、プロの生身の将棋をネットで見られる、とても贅沢なチャンネルと言えるでしょう。

 

イトシンTVのYouTubeチャンネルはこちら

 

 

④嬉野流チャンネル

4番手は、アマチュアの中では有名(そして有力)な「嬉野流」という戦法だけを使って将棋を指し続けていく、「嬉野流」チャンネル。

 

この嬉野流チャンネルはアンチも多いのか、動画の高評価率がそこまで高くないことが多いのと、ネタ(再生回数稼ぎ)のために、棋神を購入してみたり………と、言葉を選ばずに言うと、「アマチュアならではのチャンネル運営」の色合いが強く出ているチャンネルと言えます。

 

対戦動画を見ていると、中には嬉野流チャンネルがボコボコにやられている動画もあるので、このチャンネルを通して棋力向上を目指すよりも、どちらかと言えばエンタメ的に見る、というのが、楽しみ方としてはいいのではないかと思います。

 

動画は沢山ありますが、将棋ウォーズでプロ棋士と突然マッチングして、指導対局を受けた、という動画はエンタメ性が高くていいですね。


嬉野流チャンネルのYouTubeチャンネルはこちら

 

⑤将棋実況チャンネル【クロノ】

元祖・将棋系YouTuberと言えば、やはり全員が口を揃えるほど有名で知れ渡っている、この【クロノ】さんでしょう。

 

元奨励会員でもなんでもない、言わば「ただのアマチュア」であるクロノさんは、2014年頃?から将棋実況の動画を始めていて、今では多数存在する将棋系YouTuberの、本当の「第一人者」であるのは間違いありません。

 

将棋ゲームは、他のYouTuberが多用する「将棋ウォーズ」ではなく、以前からずっと使われているオンライン将棋の「将棋倶楽部24」が多め。最近は将棋ウォーズの動画も増えてきていますが、クロノさんと言えば「将棋倶楽部24で30分+1分秒読みの長い将棋を、まったり解説しながら指す」というスタイルをイメージする方も、多いのではないでしょうか。

 

棋力は、上で紹介した他のYouTuberよりも1ランクほど下がると思うのですが、あくまで「まったり楽しむ」ことをコンセプトにして、時々ウォーズの「棋神」を使って相手をこらしめる、ということもされています。

 

クロノさんの動画は、ほぼ自分の将棋解説+将棋の考え方、といった実用的な動画なので、ここで個別にピックアップすることはしないでおこうと思います。

 

将棋実況チャンネル【クロノ】のYouTubeチャンネルはこちら

 

⑥ショウヤンチャンネル

6人目は、生粋の振り飛車党であり、世界でIQが上位2%の人しか入れない「MENSA」の会員でもある、ショウヤンチャンネルことショウヤンさん。

 

アイコンの写真はマスクをしていて、顔が分からないようになっています。

 

ショウヤンチャンネルの得意戦法は振り飛車、特に昔ながらの「角道を止める振り飛車」で、その中でも三間飛車を得意とされています。

 

しゃべり方もゆっくりで解説も丁寧、動画をいくつか見てみると、ショウヤンさんは大局観(というか、盤面を広く見る力)が、他の将棋系YouTuberよりも卓越していると思います。

 

振り飛車の戦い方、考え方についても、主に級位者向けの解説をメインに動画を作っていて、「これから初段以上を目指そう」という方には、勉強になる内容が多いです。

 

ショウヤンチャンネルの中でも、特に再生数が多いのがこちらの、右四間飛車対策講座動画。

 

ただ、ショウヤンチャンネルでは気になる点が1つあって、それが、突然動画のアップロードが行われなくなって、チャンネル運営がピタッと止まってしまったことです。

 

最後の動画アップが2018年3月31日となっていて、もしかすると年度替わりの4月1日から、新たな道に進まれてしまったのかもしれません。

 

MENSA会員という泊付きのショウヤンさんですから、多く存在する将棋系YouTuberを続けるのもどこかで飽きてしまったのかも………。真相は定かではありませんが。

 

ショウヤンチャンネルのYouTubeチャンネルはこちら

 

⑦はく

7人目は、一番チャンネル名が短い「はく」さん。

 

はくさんは四間飛車、それもオリジナル戦法である「はく式四間飛車」という戦法の使い手で、はくさんの特徴を一言で表現するならば、「アマチュア棋界の真剣士」。「はく式四間飛車」というのは組み立て方が分かりやすい、アマチュア向けの戦法なのですが、それを伝家の宝刀にして、昔ながらのアマチュア道場で次々と強敵をなぎ倒していく………そんなイメージがぴったりかと思います。

 

はくさんのYouTubeチャンネルのもう1つの特徴は、その得意戦法を使った「四間飛車だけで●段を目指す」という、縛りプレイを延々と続けて、将棋ウォーズのレベルを上げていく、というもの。

 

最初は「四間飛車だけで初段を目指す」というものでしたが、戦いを続けていくなかで四段にまで昇段し、現在は「五段を目指す」という状況です。

 

ただ、他の将棋系YouTuberと比べて「勝負師」的な色合いが強く、 あくまで3分切れ負けの将棋を指し続けて、はくさんが勝った将棋だけをアップロードしているようです。なので、相手の時間切れ負け将棋や、大差からの逆転勝利動画などもあるのですが、逆に内容はいいもののはくさんが負けた将棋動画はほぼアップロードされていない、というのが現状です。

 

そのため、「解説を通して将棋を学ぶ」というよりは、あくまで「はくさんの勝ち将棋を観戦する」ことが主な目的になってしまい、棋力向上というよりもエンタメ的要素が強いチャンネルなのかな、とも思います。

 

動画の長さ自体は5分程度と、他のYouTuberよりも短めなので、隙間時間でサクッと楽しめるのは魅力だと言えるでしょう。

 

決して定跡に囚われることない、はく流の盤面と駒の使い方は、例えばこの動画

から学ぶことができますね。

 

はくのYouTubeチャンネルはこちら

 

⑧元奨励会員ヤス

最後は、こちらも元奨であるヤスさん(奨励会は級位で退会されたようです)。

 

ヤスさんも、アマチュアに人気の振り飛車党なのですが、その中でも特に「77角(後手番だと33角)戦法」という、やや変則的な出だしの戦法の使い手です。

 

奇襲色の強い戦法ですが、じっくりとした駒組みになっても威力を発揮するこの戦法を使い込んで奨励会を戦っていたヤスさんは、将棋実況動画でもほぼ、この77角戦法のみを使っています。


ヤスさんの他の特徴としては、

渡辺明のような、物怖じしないズバズバと切り刻む話し方

・中盤~終盤にかけてグダることが多く、(大)逆転負けを喫する動画も多い

ことが挙げられます。渡辺明さんの話し方に、藤井猛さんのファンタ力を組み合わせたような感じでしょうか(褒めているのかどうなのか)………。

 

序盤から中盤の指し方は参考になるものが多く、また、対戦相手の強烈な勝負手や華麗な指し手も、多く公開されているので、それらも含めて勉強になる内容が多いと言えるでしょう。

 

元奨励会員ヤスのYouTubeチャンネルはこちら

 

まとめ

いかがでしたか。今回は、数多く存在する将棋系YouTuberの中でも、私が個人的に注目している、又は好きな方達を紹介してみました。

 

これからも随時、新しいYouTuberなどを紹介していければと思います。

 

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