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ぷらっとこだまではグリーン車を使いなさい

東海道新幹線は便利なもので、のぞみ号を使うと東京と大阪の間が2時間半で移動できてしまいます。

そんな東海道新幹線ですが、「ぷらっとこだま」というツアープランがあることを皆さんはご存知でしょうか。

今回はこのプランの紹介と、使う時に参考になるヒントを紹介します。

 

目次

①ぷらっとこだまとは何か

これは簡単に言いますと、旅行代理店でよく目にするツアーの一つです。よくあるツアーは、往復の交通手段と宿がセットになっていたり、最少催行人数が決まっていたりするのですが、ぷらっとこだまは、次のような内容のツアーとなっています。

・指定席かグリーン車に乗車できる(指定席用とグリーン車用がある)

・添乗員が付かない
→一人での移動ができます

・駅の窓口では買えない
→街で見る旅行代理店やインターネットで、前日までに買う必要があります。
詳しくはぷらっとこだまのサイトでご確認頂けます。

・指定した列車の指定した座席しか利用できない
→新幹線だと、自由席に乗車する場合は当日のどの列車でも大丈夫ですが、ぷらっとこだまを使う場合は、乗り遅れをするとツアーが無効になります。自腹を切って新しく切符を買わないといけません。

・ワンドリンク引換券が付く
→移動の最中にアルコールやソフトドリンクを楽しめます。

重要なポイントが、以上の五点です。

こちらのサイトも適宜参考にして頂ければと思います。

 

②どれくらい安いのか

では実際に、ぷらっとこだまを使う時と、普通に乗車券+特急券を買うときでどれほどおトクなのか、というのが問題になってきます。

これについても、ぷらっとこだまのサイトに載っていますが一例を挙げると

・東京⇔新大阪間の指定席で3,840円
・東京⇔名古屋の指定席で2,780円

・東京⇔新大阪のグリーン車で7,120円
・東京⇔名古屋のグリーン車で5,370円

分だけ、安く移動することができます。(通常期。繁忙期は金額、差額が異なります。)

他にも利用できる区間はありますが(静岡⇔京都等)、どの場合でも1,000円から7,000円ほど、おトクになります。(指定席料金とグリーン車料金の差額は、1,000円から1,500円です)

 

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③ぷらっとこだまのメリットデメリット

手短かに言えば、メリットは
・安く移動できること

デメリットは
・移動時間がかかること

でしょう。こだま(=各駅停車)なので、のぞみ号やひかり号の追い抜きで何度も長時間停車をすることもあって、東京〜名古屋で2時間50分、東京〜大阪間では4時間の移動時間がかかってしまいます。さすがに近距離での移動を除けば、多忙を極めるビジネスマン向けのツアーではないかもしれません。

逆に言えば、のぞみの混雑具合に辟易して、たまにはゆっくりと移動してみたい人、東京から中部、関西(又はその逆)への旅行で、移動もゆっくり楽しみたい人にはおススメなツアーでもあります。


④実際に利用してみて思ったこと

私は去年の夏頃に、京都⇔東京の移動に往復ぷらっとこだまを利用(東京行きは指定席、京都行きはグリーン車)しました。そこで強く感じたことが二つあるので、今後利用される方、利用したいかたの参考になればと思います。

まず一つ目、指定席よりグリーン車の方が良い。

何がどう良いのかと言えば、グリーン車のほうが混雑しておらず、快適に過ごせるということです。

この理由は、少し頭を使わないといけないのですが、簡単にまとめると
・グリーン車はこだま号で3両あり、普通に料金を支払って乗る人は殆どいない(お金が高いのと、移動に時間がかかるためニーズが少ない)

・指定席はこだま号で5両あり、普通に料金を支払って利用する人も沢山いる。各駅停車なので、二つ先の駅まで使う人等が入れ替わり立ち替わり移動する→必然的に座席も取りづらくなり、混雑率も高まる

という、二つの理由が組み合わさっていると思います。
実際、指定席に乗った時は隣に人がいたり、各駅で人の出入りがあり、あまり落ち着きませんでした。逆にグリーン車はほぼ貸切状態で、同じくぷらっとこだまを使って乗車している女性2人組しか、車内の乗客はいませんでした。JR東海からすると、需要がほとんどないこだま号のグリーン車を有効に利用してもらって、少しでも乗車率と収益を上げようとしているのかもしれません。

次に二つ目、進行方向左側(東京行きだと山側、大阪行きだと海側)の座席を取った方が良い

これはなぜかというと、他の新幹線に追い抜かれる時に分かります。

東海道新幹線の殆どの駅では、こだまはホームのある待避線に入り、その内側を猛スピードで他の新幹線が追い抜いていくのですが、この時に進行方向右側の座席にいると、追い抜く新幹線のせいで、ものすごくこだま号の車体が揺れ、「ガタン」という音も聞こえるのです。(特に、追い抜かれる瞬間にのぞみ号が持っているエネルギーがこだま号にぶつかって生じる揺れが、進行方向右側だと強く感じます。寝ていても起こされるようなイメージです。)

東海道新幹線の駅では、三島駅以外では全てこだま号の右側を他の新幹線が通過していくので、少しでも揺れと騒音を減らすために、進行方向左側の座席を指定しておくと、より旅が快適になると思います。

私も、今後ぷらっとこだまを利用することがあれば
1、グリーン車の
2、進行方向左側の座席
に陣取って、ゆっくりと快適に移動するつもりです。

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