大掃除を年末にするのは大きな理由があるって本当!?
2017/08/15
年末の一大行事といえば大掃除ですね。でも、クリスマスが終わった後の時期に、おせち料理も作りながら、いつも以上に掃除をするなんて大変……なんてことを思ったことはありませんか?
今回は、大掃除を年末にする理由を紹介します。この理由を知れば、今まで面倒くさく思っていた大掃除もサクッとできること間違いなし!?
目次
年末にする大掃除は神事であり年中行事
大掃除を年末にするのは、「単純に年の変わり目だから」と思っていたあなた! 実は、大掃除は年中行事の一種であり、立派な神事の1つなんですよ!
日本では、新年を迎えると神様が家を訪問して、新しい年の幸福を持ってきてくれる、と考えられています。
これが、年の変わり目に部屋の中がごちゃごちゃしていて埃だらけだったら、神様も御利益をもたらしてくれることはなさそうですよね。
新年に神様をきちんを家に招くことができるように掃除をする、というのが、大掃除を年末にする本当の理由だったのです。
大掃除の歴史は江戸時代の「煤払い」
では、大掃除は日本の歴史の中でいつ頃から始まったのでしょうか。
これは、江戸時代で旧暦の12月13日に行われていた「煤払い」という年中行事が原型、ということができます。
この煤払いは、単に掃除をするだけでなく、翌年の五穀豊穣を祈願したり、物忌み(一定期間、特定の行為を避けて心身を清潔に保つこと)を行う意味あいもありました。
そのため、江戸時代の煤払いの文化が「その年の穢れや厄を払う」という意味も持っており、これが現代まで、大掃除という形になって続いているのです。
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大掃除はいつまでに済ますのがいい?
とは言っても、年末はいろいろとバタバタしていて、頭では掃除の必要性を理解していても、物理的に掃除の時間を取るのが難しい方も多いのではないでしょうか。
そんな時には、12月28日までに大掃除を済ませておくのが良い、ということを知っておけば、少しは気が楽になるのではないかと思います。
12月28日は、「この日に正月飾りの準備を済ませておくのが良い」と考えられている日にちです。
正月の飾りを用意した後で大掃除をするのは順序がおかしいですから、できればこの日までに掃除を終わらせておくのがベターなんですね。
例えば、クリスマスの装飾を片付ける12月26日、27日にまとめて大掃除もしたり、煤払いである12月13日以降の週末に少しずつ掃除をする、という風に、しきたりに合わせて最適なスケジュールで大掃除をするのがいいでしょう。
まとめ
大掃除は忙しい時期にエネルギーと時間を取られるからイヤ!という方も、大掃除の由来や歴史、意味を知ることで、前向きに取り組もう、と思えるのではないでしょうか。
年末は寒い時期ですが、気持ちよく年越しをして神様を迎えることができるように、大掃除は入念に取り組みたいものですね。
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