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1日1本:お得に乗れるひかり531号を徹底解説

ひかり531号は、名古屋を朝6時36分に出発して、博多に10時11分に到着する、いまや貴重となった「博多駅まで直通するひかり号」です。

 

山陽新幹線はかつて、「グランドひかり」「ひかりレールスター」など、花形のひかり号が運転されていましたが、2011年の九州新幹線の全通によって、その多くが「みずほ」「さくら」号に置き換わってしまいました。その後も1日数往復、新大阪と博多間で運転されているひかり号はありましたが、徐々に本数を減らし、2024年3月現在では、下り列車はこの、531号の1本のみとなってしまっています。

 

ですが、この、一見地味な存在に思えるひかり531号ですが、各種旅行会社から出ているお得な旅行商品を利用することで、「のぞみ」「みずほ」「さくら」号よりも安く、関西と九州(小倉・博多)を移動することができます。

 

この、地味なひかり531号はいったいどんな存在なのか、そして、どのようにすれば格安で利用することができるのか、今回はそれらを詳しく解説したいと思います。

目次

ひかり531号の特徴① 山陽新幹線内では速達列車

ひかり531号は、名古屋発の博多行きとして運転されているのですが、東海道新幹線である新大阪までは各駅停車、新大阪から博多までは、「さくら」に匹敵する速さで駆け抜ける変則的な列車となっています。

 

ひかり531号のダイヤは、以下のようになっています。

駅名到着時刻出発時刻
名古屋-06:36
岐阜羽島06:4606:47
米原06:5907:00
京都07:1907:20
新大阪07:3207:34
新神戸07:4607:47
西明石
姫路08:0308:03
相生
岡山08:2308:24
新倉敷
福山08:4008:40
新尾道
三原
東広島
広島09:0409:05
新岩国
徳山
新山口
厚狭
新下関09:4509:46
小倉09:5309:54
博多10:11-

ご覧のように、新大阪から博多までの所要時間は2時間37分となっており、この列車の11分前に新大阪を出発するみずほ603号(新大阪から博多までの所要時間は2時間28分)、この列車の26分後に新大阪を出発するさくら545号(新大阪から博多までの所要時間は2時間36分)と比較しても、そん色ありません。

 

唯一の特徴は、山口県内の停車駅が徳山でも新山口でもなく、新下関となっていること言えるでしょうが、新下関駅は、1日にひかり・さくら号が上下それぞれ5往復前後停車するので、そこまで珍しいことでもありません。

ひかり531号の特徴② N700系16両運用のため座席数が多い

ひかり531号の2つ目の特徴は、のぞみと同じ、N700系16両編成による運転ということです。

 

山陽新幹線・九州新幹線を走るみずほ号、さくら号は、N700系7000番台の8両編成による運転のため、また、普通車指定席も2×2列シートのため、座席供給数も少なく、普通車指定席は、直近や当日発券では窓側を抑えることは困難です。また、グリーン車も半室しか設定されていないため、こちらも座席数が大幅に少ないです。

 

一方で、このひかり531号は、のぞみと同じ車両が使われます。そのため、自由席は1~5号車、普通車指定席は6、7、11~16号車、グリーン車は8~10号車となっています。当然ながら、自由席と普通車指定席は2×3列シートのため、座席数も多く、満席になることはまずありません。そのため、3列シート側であれば、窓側の座席を確保することもそこまで難しくありません。

 

グリーン車は、2列×2列シートが3両にまたがっているので、こちらも混雑率はそこまでひどくありません。

 

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ひかり531号のコンセント

かつて、山陽新幹線を走っていたひかりレールスターは、車端部の座席にしかコンセントがありませんでしたが、ひかり531号はその点も解決されています。

 

普通車(自由席・指定席)は、窓側の座席全てと、車端部の座席全てに、グリーン車は全ての座席にコンセントが付いてるので、移動中もパソコンが使えますし、スマホの充電難民になる可能性も低いです。

 

ひかり531号の喫煙ルーム

ひかり531号に喫煙ルームはあるのかが気になる方もおられるかもしれません。

 

残念ながら、2024年3月のダイヤ改正で、東海道・山陽新幹線からは喫煙ルームが廃止されてしまいました。ですので現在は、ひかり531号に乗っている間にタバコを吸うことはできません。

 

ひかり531号の新大阪駅発着ホーム

ひかり531号は、新大阪と博多の間でお得な旅行商品が出ていることもあって、新大阪から乗車される方も多いと思います。

 

ひかり531号の、新大阪駅の発着ホームは22番線です。みずほやさくらが出発する20番線とは違うので、注意してください。

 

ひかり531号をお得に利用する方法

ここからは、ひかり531号をお得に利用する方法を紹介します。

 

それは、日本旅行が発売しているバリ得こだま・ひかりという商品です。

 

新大阪~博多間を、通常のきっぷ(スマートEX)で予約すると、ひかり・さくら号だと、自由席が14,750円、普通車指定席が15,820円、グリーン車だと21,890円かかります。

 

一方で、このバリ得こだま・ひかりを使うと、普通車指定席が10,600円、グリーン車が14,800円で利用でき、どちらも共に、正規料金の約3分の2の値段で利用することができるのです。

 

特に、バリ得だと、グリーン車を、正規料金で普通車自由席を利用するのと変わらない値段で利用できてしまうのが魅力ですね。

 

当然、普通車自由席を利用しても、通常料金よりも格安になるので、お財布にも優しいです。

 

また、この商品には、セブンイレブンで使えるスナック(ドリンク)引換券が付いてくるので、それも含めるとさらにお得です。

※この写真は一例です。

 

私も何度か、このバリ得こだま・ひかりのグリーン車を利用して、新大阪から九州まで出かけたことがありました。

 

一方で、この方法にはデメリットも少しあります。それは、切符ではなく旅行商品という性質上、予約期限が決まっていることと、キャンセルができないことです。

 

具体的には、予約期限は、出発前日の16時までに行う必要があります。ので、前日の夜に思い立って、あるいは急に用事が入って、という場合は、利用することができません。

 

次に、キャンセルもできないため、当日に急きょ旅行に行けなくなった、という場合に、払戻も行えません。スマートEXなどの切符であれば払戻はできますが、これに関しては、格安で移動できるデメリットとして妥協するよりないと思います。

 

バリ得こだま・ひかりの申込みは、このページに記載のリンクから行うことができます。もし、操作方法が分かりづらい、という方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

【圧倒的に格安】バリ得こだま・ひかりを使って山陽新幹線をお得に移動する方法

他の類似旅行商品との比較

ひかり531号を格安で利用する方法は他にもいくつかあります。

 【JTB】きままにこだま・ひかりがそれですが、2024年7月現在、料金がバリ得こだま・ひかりと同じになっていて、こちらはセブンイレブンのスナック引換券が付いていない分、得ではありません。

 

ただ、こちらは九州鉄道記念館、福岡タワー(展望台入場)、水前寺成趣園の入場券が付いているので、これらの施設を合わせて観光したい方であれば、こちらを検討されるのもいいかと思います。

 

他にも旅行会社が出している商品はありますが、値段が高かったり、予約期限が1週間前に設定されていたりと、なかなか使い勝手が悪そうなので、私としては、実際に何度か利用したことがあるバリ得こだま・ひかりを推したいです。

 

まとめ

新大阪から博多に向かう、1日1本の速達ひかりであるひかり531号を、詳しく解説しました。山陽新幹線内はさくら号と変わらない時間で移動ができるので、関西から広島や九州に旅行に行く際の候補として考えてみるのはいかがでしょうか。

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