瀬戸内マリンビュー号は、広島県の広島駅~三原駅の間を、呉線経由で運転する臨時快速列車です。
海田市~三原間を瀬戸内海沿いに走る呉線には綺麗な海岸線や風光明媚な景色を楽しめるスポットが点在するため、週末を中心にこの「瀬戸内マリンビュー」は運転されます。
今回は、こんな瀬戸内マリンビュー号についてのお役立ち情報をまとめました。
目次
瀬戸内マリンビューの運転日は?指定席はある?
運転日は週末
瀬戸内マリンビューは2018年の前半は、毎月の土日と休日に運転されます。運転本数は1日1往復で、午前中に広島駅を出発して昼過ぎに三原に到着した後、折り返しで三原を出発して、広島駅に夕方に到着するダイヤが組まれています。
2018年3月17日に行われるダイヤ改正以降の時刻は、以下のとおりとなっています(2018年6月末までの時刻表)。
広島10:02発~呉10:53発~竹原11:52発~三原12:26着
三原14:25発~竹原15:04発~呉16:12発~広島17:04着
(主な駅の時刻のみ。他にも停車駅がいくつかあります)
指定席は広島方向の1号車
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瀬戸内マリンビューは気動車2両編成で、指定席は広島方向の1号車です(指定席料金は520円)。2号車は自由席となっていますので、普通乗車券だけで利用できます。
こちらは指定席の内部の様子。
写真の向こう側が広島方面で、この指定席はなんと、左右非対称な座席の作りになっています。
これは、呉線が南側に瀬戸内海を眺めて走るようになっているので、海側の車窓を見ることができるような配置になっているんですね。
海側の座席は4人掛けのボックスシートになっていて、間にはテーブルがあります。
こちらは山側にあるテーブル席。指定席番号は「(偶数番号)A、B、D」となっているので、1区画を最大3人で利用できることになります。
また、2号車との連結部分寄りには、指定席を利用している人が自由に使えるテーブルもありました。海を眺めながら物思いにふけるのもいいかもしれません。
瀬戸内マリンビューの指定席予約のヒント
実際に瀬戸内マリンビューの指定席に乗ってみたのですが、指定席を予約する時に知っておくと得する情報がいくつかありました。
①海側の座席は奇数番号
海側の座席を指定席で確保したい場合、奇数番号の座席で予約してもらうようにしましょう。偶数番号は山側なので、海の景色はやや見づらくなります。
②窓の眺めがいいのは「3Aと3C」
瀬戸内マリンビューの指定席車両は、室内の座席を大幅に変更しているため、座席と窓の配置が実は一致していません。以下のようになっていて、順に3番座席、5番座席、7番座席です。
よく見て頂くと分かりますが、7番座席は窓と窓の境目がちょうどボックス座席に被っているので、座っても瀬戸内海の景色を一望することは厳しいです。
逆に、3番と5番座席であればボックス座席の中で窓が途切れていないので、窓側を確保するのであれば、ダメ元でも3番か5番の座席を予約してもらうように駅員さんに相談してみるのがいいかと思います。
③利用客が多いのは広島~呉?
私は三原→広島での全区間乗車をしましたが、三原を出発した時点での指定席利用客は3人ほど。驚く程お客さんが少ないので心配になりましたが、大和ミュージアムのある呉駅からは多くの人が乗ってきて、指定席も半分ほどが埋まる状態になりました。
呉~広島の座席が取れない場合は、あえて呉までの指定席を予約してみるのもいいかもしれません。逆に言うと、呉観光の後でくつろいで広島に戻りたい場合は、あえて瀬戸内マリンビューを予約してみるのもアリだと思います。
④指定席には実は○○がない!
指定席を使ってもう一つ驚いたのは、なんと網棚がないということです。
これも、展望を優先して室内を改造したからなのでしょうが、カーテンレールの上に普通はあるであろう網棚が一切なく、荷物が多いと置き場に困ってしまうかもしれません。軽食の類はテーブルを使えばいいのですが、リュックやキャリーケースの置き場を確保するのがどうしても難しそうです。
これに対して自由席は、テーブルこそありませんが網棚はきちんと取り付けられたままなので、荷物が多い場合、かつ呉以東などの、比較的利用者が少ない区間では、自由席を利用する方が便利な場合もありそうです。
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まとめ
今回は瀬戸内マリンビューのあれこれについてまとめました。実際に利用する際に参考にして頂ければ幸いです。
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