「信用とは小さなことの積み重ね」のように言いますけれど、この「小さなこと」には、「口約束」も含まれるのでは、ということは、もう5年以上前から思っていることでして。
「口約束」というよりは「口にしたことと体が体現していることが一致している」こと、と言ったほうが厳密だとは思いますが、いずれにしても「口に発していることが、どれだけ整合性があるか」というのは、大事な指標じゃないかと思います。
ときどき、メルマガ経由などで質問を頂くことがありますが、仮に回答をしたとして、相手がどれだけ行動するか、というのは、整合性を推し量る上で大事な指標の1つだとは思っています。
逆に言えば、「この人には何かを伝えても何も行動しないだろうなあ」と思われるそぶりを見せてしまうと、その時点で何も引き出せない、ということでもありますね。
加えていうと、仕事をしていても、「あれ?」と思うことは、会社相手でも多々ありますね。
・指定の振り込み期日を過ぎても、報酬の支払いがされていない
・「最初の数件はフィードバックを送ります」と明記しているのに、されない
・「応募書類を確認の上、選考結果の可否を1週間以内を目安に連絡します」とHPに記載しているのに、応募をしても一切連絡がない
などなど。
こういうことを書くと、「いや、会社も忙しいんだから」というようなリプを頂くかもしれませんが、問題の根っこはそこじゃなくて、相手が自ら「こうします」と書いているのに、それに則った行動をしないことは問題なんじゃないでしょうか、ということです。
「忙しい人ほど返信が早い」なんて風にも言いますから、単純に「忙しいから対応できない」というわけではないと個人的には思っていますが、言っていることとやっていることに齟齬が生じているのは、ビジネスをする上でマイナス要素でしかないので、あまり好ましいことではないと思いますね。
こういうことをしているところって、普段の仕事でも取引先に対して、同じようなことをしているんじゃ…なんて風にも、邪推してしまいますし。
初回遅刻の人とは合わない。1通目が失礼な人とは人間関係を築かない。人間関係が既にあれば多少の失礼、不義理も許されるだろうが、これから人間関係を作ろうというところで失礼がある人と付き合う理由がない。礼儀は初対面のためにある。
— 事業家bot (@Midnight_Tokyo) January 19, 2020
まあ、普通に考えて、「翻訳者は納期厳守」なのに、納品先からの支払いが何の連絡もなしに遅れる、なんてことは、ビジネスの世界において「ない」ですよね。
ビジネス界では、
— 新谷学 アスパラ社長 (@ShintaniManabu) April 30, 2020
「約束した期日にお金を払わない」
これより悪いことは存在しない気がする。
大学2年の時に会社説明会に潜り込み、正直関わったこともないようなレベルの知能の学生がたくさんいて、人事も確実に自分より無能で、俺が選ぶ側なら分かるけどなんで俺が選考受けないといけないねん、と思って起業した。反骨心に任せた結果、苦労もあったが、今の俺があるのは過去の自分のおかげ。
— 事業家bot (@Midnight_Tokyo) May 10, 2020
今、僕もこの事業家さんと似たようなことを考えていますね。
結局、環境次第で自分は活きるも死ぬも選べてしまうので、これまで以上にドライに取り組んでいかないといけないのかもしれません。
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