奈良県奈良市にある若草山では、毎年1月末に山焼きが行われます。
この山焼きでは、松明の火を若草山に放って山を丸ごと燃やしてしまいます。日本では珍しく、冬に花火を打ち上げることもあり、毎年約10万人程が見物をします。
今回は、地元出身の私が教えるマル秘穴場スポットを、主にまとめました。
目次
若草山山焼きのスケジュールは決まっている
若草山の山焼きは、毎年1月の第4日曜日に行われます。2017年は1月23日ですね。
タイムスケジュールも例年同じで、
・18時15分から花火を打ち上げ
・18時30分から山に松明が放たれます。
打ち上げられる花火の数は約200本と、数は少ないですが、真冬の澄んだ空気の中に放たれる花火は、夏に見られるものとは違った美しさがあります。
山焼きの日は交通規制に注意!
若草山の山焼きの日には、奈良市内、特に若草山周辺のエリアでは交通規制が行われます。詳細情報は発表があってから改めて掲載しますが、これまでの傾向から、大仏殿や正倉院、春日大社周辺の道路が14時~20時頃まで、車両通行止め通行止めになってしまいます(時間はエリアによって多少変動)。
そのため、もしこの日に奈良市の中心部まで来るまでアクセスをする場合は、交通渋滞や迂回路に注意して下さい。また、山焼きを見学に車で来る人も大変多いため、市中心部の大型駐車場やコインパーキングは、軒並み満車になるとお考え下さい。
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山焼きの穴場スポットは奈良市の外!
では、車で山焼きを見たい場合、どこに陣取るのがいいのでしょうか?
答えは「奈良市内の外」です。他の多くの情報では、山焼きを至近距離で見られる春日野園地や平城宮跡が推奨されていますが、同じ情報を得ている人達で混雑してしまう恐れがあります。
そこで、私がオススメする穴場スポットを2つ紹介します。
①JR郡山駅と佐保川の間にある、一帯が田んぼになっている一般道
一つ目の穴場スポットは、南の大和郡山市にある見通しの良いエリア。
JR郡山駅のすぐ東側に、国道24号線と県道108号線をS字状で結ぶ一般道があります。
この道のJR郡山駅より南側の一帯は、周りに田んぼしかなく、北北東の方向に山焼きを眺めることができます。
この一帯の歩道はスペースも広いので、JR郡山駅周辺のコインパーキングに自動車を止めて、ゆっくりと山焼きを見ることができますよ。
駅前周辺の駐車場としては、
や
が良いでしょう。
他の自動車の迷惑になるので、路上駐車は避けましょう(事故の原因になります)。
②県立添上高校周辺の県道一帯
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こちらは、天理市にある穴場スポットです。
この添上高校のすぐ西側を南北に通っている道路も、周辺に高い建物がないエリアです。
例えば、添上高校から少し北に進んだ道路沿いや、あるいは添上高校の南西にある交差点を西に進んだ、小さな道路沿いからだと、少し遠目にはなりますが、全く混雑しない環境で山焼きを望むことができます。
ただ、ネックは駐車場がないこと。こちらのエリアで見る場合は、見たいスポットに車を止めて、ハザードランプを点滅させながら見るのがいいでしょう。
山焼きが雨で中止の場合、行われるのはいつ?
ところで、山焼きは雨の日でも行われますが、山の土が湿っていると、十分に山が焼けない場合があります(2016年の場合はそうでした)。
この場合、改めて山を焼くスケジュールは、本来の山焼きの日以降に当局が決め、インターネット等で発表をします。残念ながら、雨天順延の当日には日にちは分かりません。
そして順延の場合は、平日の日中に山焼きが行われることもあります。この場合は、仕事や学校に行っている人は見れませんね…。
まとめ
いかがでしたか。今回は地元の人間でもほぼ知らない、若草山焼きの穴場スポットを2つ紹介しました。1月の第4日曜は、混雑する奈良市内を避けて、少し離れた場所からゆっくり若草山の山焼きを眺めて下さいね。
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