特許翻訳だとあまりないと思うのですが、
それ以外の産業翻訳とかIT翻訳とかの仕事をしていると、
海外の会社とのやりとりが多くなることがあると思います。
僕も、特許翻訳の前は産業翻訳をしていて
東南アジアやインドの、海外の会社とのやり取りが多かったです。
そこで気になるのが、取引先の情報ですよね。
ぶっちゃけて言うと「格付け」と言っても良いかもしれません。
まあ、格付けと言ってもどこの会社がソークラと繋がっているのか、
っていうことではなく、支払いのトラブルがないかとか、
普段のやりとりに支障がないかとか、そういう話です。
これ、国内の話だとネットを検索したり、
同業者と繋がって情報交換をするとある程度情報共有はできますが、
海外の場合だと、リサーチするにしてもネットワークを作るにしても
いろいろと制限が多いです。
なので、できれば海外の会社と仕事をする場合は、
目安としてでも、変な話がないかとかは、
なんとかして情報をストックしておきたいですよね。
実は、それに役立つサイトがあります。
サイトの名前はProz.comです。
このサイト自体はご存じの方も多いかも知れませんが、
実はこのサイトの中で、翻訳会社の評判をある程度知ることが出来ます。
このトップページの上部に
Jobs&Directories
というタブがあるので、ここにカーソルを持ってくると
いくつかボタンが表示されます。
この中にあるBlue Boardをクリックして下さい。
すると、Outsourcer’s searchという画面が出てきます。
この「search term」の中に、海外の翻訳会社の綴りを一部入力して検索をしてみると、会社名とその会社がある国、そして5段階評価の平均を確認することができます。
会社によっては、同じ/似たような名前のものが複数の国に存在する場合があるので、複数ヒットした場合は国を確認します。
それからスコアを確認したら、会社のおおよそのランクは把握することができますね。
このスコアは、世界中にいるこのprozユーザー、
即ち翻訳者が提出しているものなので、
ある程度信憑性のあるものと考えていいでしょう。
なお、このproz.comは、1年間で100ドルくらい払えば
有料会員になって、この場合はBlue boardのスコアの
詳細情報も確認することが出来ます。
無料のまま調査すると、何件の評価があって
どれくらいのスコアになっているかしか分かりませんが、
有料会員になると、それぞれの評価のコメントも確認することが出来ます。
さすがに、このためだけに有料会員になるのはどうかとも思いますが
(僕は過去に1年だけ有料会員になっていたことがありました)
このサイトは他にも、仕事の検索などもできて
有料会員は優先的に連絡を取ることができたはずなので
(数年前の話なので、今は少し変化しているかも知れません)
詳しく調べてみて、ペイするようであれば
1年間だけでも有料会員になって使い倒してみるのはいいんじゃないでしょうか。
僕も、Blue Boardにはお世話になった身ですので。
また、日本の会社でも、英語表記で会社名を入力したら
結果がヒットする場合もあります。
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