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年賀状に添える一言は?~取引先に送る場合~

最近では、年賀状はもっぱら印刷で済ませて送ることが多くなりました。

 

しかし、そんな年賀状の中にはなんとしても手書きの一言を添えたいものです。

今回はその中でも、取引先に年賀状を送る場合に使える一言や、他の注意点についてまとめました。

 

プライベートでの年賀状とは違い、仕事でのやりとりとなるとどうしても緊張してしまうもの。この記事を読んで正しい知識を身につけて、相手に「この人は常識があるな」とさりげなく思ってもらえるような年賀状を作りましょう。

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目次

年賀状を取引先に送る際の注意点は?

仕事としての年賀状作成は、プライベートのそれとはひと味違った緊張感があるもの。

この際に最低限注意しなければならないことは、①誤字脱字や文字の書き方、②インクの色、そして③表現(フレーズ)、の三点です。

 

①については、誤字脱字を避けて、手書きの部分は出来るだけ丁寧に書くようにしましょう。

私は学校に通っていた頃、先生に「字が汚いのは仕方がないけど、それでも相手が読めるように丁寧に書く努力はしなさい」と何度も言われました。

ここで大事なのは、きれいに書こうとすることではなく、丁寧に書こうと努力することです。例えば、ゆっくりと書いてみる、鉛筆(ボールペン)を最後まで離さない(止め、ハネをきちんとする)ということを意識するだけでも、文字は丁寧に書くことが出来ますよ。

 

②については、灰色のインクは弔事を連想するので避けましょう。同じ意味で、インクがかすれるのは縁起が良くないので、インクの量が不安な場合は新しいものを使い、かすれが生じないように丁寧に書くようにしましょう。

 

③は、重言や略語を避けるというのがあります。

例えば、「謹賀新年」と印字した後で「新年あけましておめでとうございます。…」と続けるのは、言葉の意味が被っているので避けましょう。これをすると「この人は言葉の意味をきちんと知らないのかな?」と思われることになります。

また、「賀正」「賀春」といった言葉は、目上の人が目下の人に対して用いる表現であるため、取引先に対して使うのは不適切です。

ビジネスシーンでは、「謹賀新年」を用いるのが最も無難ですね。

 

年賀状で取引先に用いる一言の例は?

これには、主に4種類あります。

①相手に対する感謝

最も一般的に用いられるのが、この「感謝」を表す表現です。

 

・昨年は○○の件で大変お世話になりました
・○○様のお陰で昨年は大変勉強させて頂きました
・御社のお陰で業績を伸ばすことが出来ました

 

等を挙げることができるでしょう。

②新年の抱負

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これも、「感謝」と同じように、比較的多く用いられる表現です。

 

・今年も皆様のお役にたてるよう 一層の努力をもってご厚情にお応えしてまいります
・本年も社員一同さらなる努力をもって 皆様のお役に立てるよう頑張る所存です

 

等がありますね。

③変わらぬご厚意のお願い

これは、取引先へにお願いを伝えるもの。

 

・本年も変わらぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます
・本年も変わらぬご交誼のほど何卒よろしくお願い申し上げます
・ご来店をお待ちしております

 

この表現も、業種を問わず、あるいは内容をアレンジして簡単に使うことができそうですね。お店の営業日や開店日を書くのもいいですね。

④相手への祈願

これは、取引先の発展や繁栄を願うものです。

 

・貴社益々のご発展をお祈り申し上げます
・御社のご繁栄と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます

 

③よりは④のほうが、受け手は良い印象を持つかもしれませんね。

 

なお、①~④について、年賀状の中には句読点を入れないのが普通ですから、手書きのメッセージを書くときにも、これらは入れないように注意しましょう。

どうしても文章が二つ以上になる場合、あるいは文字の配列が気になる場合は、スペースを有効に使ってレイアウトを調整してみると上手く収まる場合が多いですよ。

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取引先への年賀状で他に注意する点は?

実は、取引先への年賀状に関しては他にも注意点があります。

 

まず、プライベートな内容や取引内容については書かないのがベターです。これは、郵便配達の職員や、受け手の家族など第三者に情報を見られてしまう恐れがあるからです。

また、あくまで仕事での繋がり、という意味あいから、家族写真も使わないほうが無難です。(ただし、家族ぐるみの付き合いがあるなどの状態では異なります)

 

そして、年賀状は元日に届くように用意しましょう。これは取引先への年賀状に限った話ではありませんが、元日より後に届いてしまうのは、年賀状の準備が遅くなってしまったのが理由ですから、きちんと元日に届くように準備をするようにしましょう。

 

他にも、敬称を間違えないというのもあります。何年も連続して取引先にメールや手紙を書いている方であれば問題ないでしょうが、特に入社して間もない方の中には、時々敬称の使い分けができていない人がいます。

宛先が会社と部署の場合は「御中」個人の場合には「様」を使います。

また、宛先は都道府県から記載し、部署名・肩書き名等も正しく書くようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ビジネスでの年賀状となると、事細かいマナーやルールも増えますが、これらをきちんとこなしておくことで、相手からも「この人は常識やマナーをきちんとわきまえているなあ」と思ってもらえ、好印象を与えることにも繋がります。

取引先に対しての年賀状での一言の書き方に困っているのであれば、メッセージと一緒に言葉使いや表現のマナーも一緒に学び直してみませんか?

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