快速みえは、名古屋~伊勢市・鳥羽間を結ぶ、1時間に1本ペースで運転している快速列車です。同じ区間(名古屋~多気)を走る特急の「ワイドビュー南紀」と比べて、特急券が必要ない分安く利用でき、停車駅も少ないので名古屋と伊勢志摩を移動するにはなかなか便利な列車となっています。
今回は、そんな快速みえをお得に利用できるきっぷや、近鉄と比べてどちらが便利なのかについてまとめました。
目次
快速みえの料金は?
快速みえの通常料金は、
名古屋~伊勢市=2000円/人(片道)
名古屋~鳥羽=2450円/人(片道)
となっています。快速みえは、途中JRではなく第3セクターの伊勢鉄道を通過するのですが、その料金も上で示した料金には含まれています。
また、快速みえには自由席以外に指定席も連結されていて、指定席を利用する場合は、更に320円~520円の指定席券が必要です(料金は閑散期と繁忙期によって異なります)。
なお、快速みえは2両編成か4両編成のどちらかで運転され、2両編成の場合は1両の半分が指定席(つまり、全体の25%が指定席)で、4両編成の場合は半分の2両全体が指定席(つまり、全体の50%が指定席)になっています。
快速みえを更にお得に利用するきっぷはないの?
快速みえには、いくつかお得に利用できるきっぷが発売されています。以下順に見ていきましょう。
①快速みえ得ダネ4回数券
このきっぷは、1ヶ月以内に快速みえ(自由席)の特定区間を4回利用できる、回数券形式のきっぷです。
乗車区間は名古屋/桑名/四日市~三重県内の各駅で、乗降できるエリア(駅)が限られています。
この快速みえ得ダネ4回数券を使うと、名古屋~鳥羽間で1回あたりの乗車が1010円もお得になります。三重県内から名古屋まで部活動やプライベート、出張で定期的に出て行く方や、名古屋から三重への観光に1ヶ月に2回行く場合に使うとお得になりますよ。
代表的な料金は、
・名古屋~伊勢市/4920円(4回)で、1回あたり770円お得
・名古屋~鳥羽/5760円(4回)で、1回あたり1010円お得
です。
詳しくは以下のページで確認することができますよ。
②青空フリーパス
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青空フリーパスは、JR東海エリアの名古屋・飯田周辺エリアの在来線普通列車に乗り放題になるきっぷです。
利用できるのが土日祝日と年末年始(12月30日~1月3日)だけと限定的ですが、1日乗り放題の料金が2570円なので、名古屋から伊勢市や鳥羽まで日帰り旅行に行くだけですぐに元が取れてしまう優れもののきっぷですよ。
また、このきっぷで伊勢鉄道も乗れるので、加算料金がかからないのも魅力的ですよね。
詳しくは以下のページで。
③青春18きっぷ
こちらも季節限定となりますが、もちろん青春18きっぷを使っても快速みえは乗ることができます。
注意点は、青春18きっぷの場合、伊勢鉄道の運賃490円(片道)を別に支払う必要があります。青春18きっぷが使える日にちでも、旅行スケジュールによっては「青空フリーパス」を使うほうが安上がりになる場合もあるので、必要に応じて比較してみて下さいね。
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名古屋~伊勢志摩は近鉄特急とどっちが安いの?
名古屋から伊勢市や鳥羽に行く場合、平行して走っている近鉄特急とどちらが便利で安いのか、ということは、多くの方が気にしていることだと思います。
実は、快速みえと近鉄特急を比較した場合、所要時間はどちらもほぼ同じで、料金は快速みえのほうが安いのです。
例えば、名古屋~伊勢市は共に所要時間は約1時間30分で、快速みえは2000円(自由席)、近鉄特急は2770円です。
また、名古屋~鳥羽は所要時間約2時間で、快速みえは2450円(自由席)、近鉄特急は3030円です。
快速みえでも、指定席を予約した場合は料金があまり変わりませんが、名古屋駅から乗車する場合、出発の15分ほど前からホームで並んでおけば、自由席もほぼ確実に着席できます。
ただ、快速みえは1時間に1本しか動いていないので、本数の利便性をとるなら近鉄特急に軍配が上がると言えるでしょう。
まとめ
快速みえは、回数券やフリー切符など、JR東海の様々な便利でお得なきっぷを使って利用することができます。料金も近鉄特急より安いので、ぜひ積極的に利用してみて下さい。
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