東京と大垣を一晩かけて結ぶ、臨時快速列車「ムーンライトながら」。かつては毎日運行していましたが、2013年からは春休み、夏休み、年末年始の繁忙期に運行するだけとなりました。
しかし、青春18きっぷとの相性が抜群であるため、毎年ムーンライトながらの指定席の予約は、条件によってはプラチナチケット並みに難しくなることもあります。
今回はそんなムーンライトながらの指定席を、窓口ではなくえきねっとを使って予約する方法をまとめました。
目次
えきねっととは?
えきねっととは、JR東日本が提供しているオンラインの指定席予約システムです。
このえきねっとには全国から無料で登録が可能で、登録には本人名義のクレジットカードが必要なだけです。もしまだの方がいたら、この機会に登録してみるといいですよ。
えきねっとの不便なところは、予約したきっぷをJR東日本・北海道のみどりの窓口と、JR西日本の北陸エリアでの一部の駅でしか受け取ることができない、ということです。
名古屋や大阪、広島、博多に住んでいる人がえきねっとを使ってムーンライトながらの指定席を予約する場合、チケットの受け取り箇所の問題から、東京発の下り列車を予約して、東京近辺のみどりの窓口で受け取るのが現実的な方法と言えるでしょう。
えきねっとの登録方法
えきねっとの登録は、えきねっとのトップページから行います。
以下、簡単にスクリーンショットを載せているので同じように操作をして下さい。
このページ右上の「会員登録」をクリックします。
あとは、流れるように操作をしていきます。
「同意する」にチェックをして進みます。
メールアドレスなどを入力すると、そのアドレス宛に確認メールが届きます。
こちらがそのメール。
ここからは、リンクをクリックしてクレジットカード情報などを登録して手続きを済ませて下さいね。
えきねっとを使ってムーンライトながらの指定席を取るには
えきねっとを使うとできるのは、乗りたい列車の指定席の事前申し込みです。これは、「指定席を予約する」のではなく、あくまで「指定席の予約を申し込みます」という操作なので、えきねっとを使ったからと言って、100%確実に指定席が取れるわけではなりません。
具体的には、えきねっとの「きっぷ予約」の中のサービスの「事前受付」を利用すれば、指定席が発売される日(乗車する列車の1ヶ月前)の、更に1週間前の午前5時30分から、乗りたい列車の指定席の「申し込み受付」が可能になります。
えきねっとの「事前受付」ページの中で必要事項(列車名や乗車区間など)を入力して操作を終えれば、指定席の発売日に、指定席が予約できたかどうかのメールが登録メールアドレス宛に送られる、ということですね。
ですので、ムーンライトながらの指定席を事前受付する場合には、乗車日の「1ヶ月+1週間前の午前5時30分」から、「1ヶ月前の午前10時まで」に、このえきねっとを使って事前受付をすれば、指定席発売日の10時過ぎに、チケットが取れたかどうかの連絡がメールに届きます。
チケットが取れた場合は、最寄りの駅のみどりの窓口でチケットを受け取ります。もしチケットが取れなかった場合は、緑の窓口に並んで地道にチケットの予約をするしかありません。
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えきねっとより10時打ちのほうがお得?
ということは、えきねっとを使った場合、指定席が発売になる、乗車日1ヶ月前の10時の時点では、ムーンライトながらの指定席が予約できたかどうかは分からない、ということです。
ですので、もしえきねっとを使って指定席が取れなかった場合、メールが届いてから窓口に出向いてチケットを取ろうにも、乗車の曜日などによっては、既に満席になって予約ができない、という場合もあります。
そういう意味では、えきねっとを使うのではなく、「10時打ち」を利用して、指定席が発売される日の午前10時に窓口でチケットを予約するのも一つの方法です。
ただし、この場合は午前9時半頃に窓口に出向いて、「ムーンライトながらの指定席を10時打ちして欲しい」ということを予め駅員さんに伝える必要があるのと、大都市の窓口では、他の利用客を次々に捌かないといけないので、10時打ちができるかどうか微妙な場合があります。
また、同じ方法で10時打ちをする人も多いので、10時打ちをしてもチケットが取れるかどうかは運次第、というのもある程度事実です。
では、えきねっとと10時打ちだとどちらのほうがチケットが予約しやすいのか、というと、実は、これらの条件は同じなので(いわゆるランダム選択)、えきねっとを使ってもチケットが取れない時は取れませんし、10時打ちでチケットが取れることもあるんです。
条件が同じなのは、以下のえきねっとの公式ページの案内から分かります。
えきねっとで事前の申込(事前受付)をすると、窓口に並ぶよりも優先的に指定席を申込むことができるのですか。
えきねっとを使う方が便利な場合は、近くにみどりの窓口がない場合や、仕事などの都合で指定席販売日の10時に窓口に行けない場合です。
まとめ
ムーンライトながらの指定席予約は、チケットの倍率が高いのでえきねっとを使うのが便利な場合もありますが、予約条件は10時打ちと同じなので、発売日当日に駅の窓口にいけるのかどうかと、近くにみどりの窓口があるかないかで判断するのがいいですよ。
ただ、えきねっとを使うとムーンライトながら以外にも様々な列車の指定席を事前受付やネット申し込みができるので、えきねっと自体は登録しておいて損のないサービスですよ。
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