青い森鉄道は、青森県の青森~目時を走る第3セクターの鉄道会社です。
青い森鉄道は、かつて東北新幹線が盛岡から八戸まで延伸した時に、東北本線の目時~八戸間を民間に委託する形でスタートした鉄道会社ですが、東北新幹線が新青森まで延伸した際に、八戸~青森間も青い森鉄道となりました。
日本全国のJRの普通列車が乗り放題になる青春18きっぷでは、第3セクターなどの他の会社の路線は利用できないのがルールですが、青い森鉄道の場合、特例(特別ルール)が存在します。
今回は、その特例についてまとめることにしました。
目次
青い森鉄道の青春18きっぷ特例は?
青春18きっぷで旅行をする場合、青い森鉄道を利用する場合は、以下の場合に限って追加料金なしで青春18きっぷで移動することができます。
その特例とは、
①青森~八戸間を途中下車無しで移動する
②青森~野辺地間を途中下車なしで移動する
③野辺地~八戸間を途中下車なしで移動する
の3パターンです。
以下、順に説明していきましょう。
①青森~八戸間を途中下車なしで移動する
八戸駅には、太平洋に沿って進む八戸線(八戸~久慈)に乗り換えることが可能なのですが、八戸駅は他に新幹線と青い森鉄道しか走っておらず、青春18きっぷを使って八戸線を乗ってきた場合、他の在来線に乗り換えることができません。
そこで、北海道や秋田方面までJRの在来線で移動できる青森駅までを、青い森鉄道の中の他の駅(野辺地駅を除く)で途中下車しないで乗り通す場合には、追加運賃を払わずに青春18きっぷで、青森~八戸間を移動することができるようになっています。
この特例を使えば、秋田・弘前や北海道方面から青森駅にやってきて、青春18きっぷを使って八戸駅まで移動することができますよ。
②青森~野辺地間を途中下車なしで移動する
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野辺地駅は、青森駅と八戸駅の間に位置する駅で、ここから下北半島に延びるJRの大湊線に乗り換えることが可能です。
大湊線は、かつては野辺地駅で東北本線と接続していましたが、東北本線が青い森鉄道になってからは、ここも他のJRと接続できない駅となってしまいました。
そこで、青森方面から大湊線まで青春18きっぷで旅行する方のために、青森~野辺地間で途中下車しない場合は、こちらも同じく追加料金を払うことなく青い森鉄道を移動することができます。
この特例により、青森~大湊を結ぶ臨時快速(2大半島終着駅号)などを、青春18きっぷ(+指定席券)だけで乗車することができますよ。
③野辺地~八戸間を途中下車なしで移動する
こちらは、青森~野辺地と同じ理由ですね。大湊線と八戸線を青春18きっぷで旅行する方向けの特例です。
八戸~大湊間には、臨時快速「リゾートあすなろ下北」号が青春18きっぷシーズンに運行することがあるので、この利用の際も指定席券を買うだけで移動ができてしまいます。
まとめ
青い森鉄道は第3セクターなのでJRとは違いますが、青春18きっぷを使う場合、青森~野辺地~八戸の3駅間以外で途中下車をしない場合は、青春18きっぷだけで移動をすることが可能です。
八戸~目時間の青い森鉄道は、青春18きっぷでは移動できないのでご注意下さいね。
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