岩手県南部、一関市にある猊鼻渓(げいびけい)は、岩手県内で初めて名勝に指定された場所で、50メートルを超える石灰岩が川沿いに2kmも続いている絶景スポットです。
毎年10月中旬から10月下旬にかけては紅葉の見ごろとなり、多くの観光客が訪れます。今回はそんな、猊鼻渓での紅葉観賞に役立つ情報をまとめました。
目次
猊鼻渓の紅葉は船からしか見れない!
一般的に紅葉は陸から見るものですが、猊鼻渓の場合は砂鉄川の両岸に連なる木々の紅葉が見どころとなります。そのため、川下りの船に乗って、そこから一面に広がる紅葉を楽しむことになります。
猊鼻渓の川下り乗船スポットは、猊鼻渓の観光エリアの中にあります。
ここから川下り舟に乗って、往復90分の移動で紅葉を愛でるんですね(往復なので、またこの場所に戻ってきます)。
舟下りのスケジュールは?
舟下りの時刻は、紅葉の時期は8:30、9:30、10:00、以下16:00まで毎時00分発、というスケジュールになっています。
この時刻に出発して、90分後に戻ってくるんですね。
なお、オススメは8:30の舟です。というのも、他の舟だと、行きの移動中に帰りの舟が対向して、写真を撮る機会が減ってしまうからです。
舟下りの料金は?
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舟下りの料金は、往復で大人1600円、小学生860円、幼児200円です。
団体料金などの他の料金については、以下のページをご覧下さい。
猊鼻渓周辺で宿泊するなら?
朝8:30分の舟に乗るなら、他の地域で宿泊をしていると間に合いません。
ですので、乗船場周辺のホテルを利用する必要がありますが、
猊鼻渓唯一の宿 |
この「ひがしやま観光ホテル」しか、猊鼻渓のエリアには宿がありません(他の宿は、一関市の中心部にあります)。
ですので、どうしても朝一番で紅葉を観賞したいときは、このホテルを利用されることをオススメします。最安で4980円から宿泊できますよ。
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猊鼻渓へのアクセス方法は?
猊鼻渓には、車か公共交通機関を利用することができます。
車でアクセスする場合
高速道路は東北自動車道の一関ICを降りて、県道19号線を東に進んでいくと約30分で到着します。
また、猊鼻渓近辺には有料駐車場と無料駐車場がいくつかあります。有料駐車場は500円/日で利用できます。無料駐車場はひがしやま観光ホテルの付随駐車場などしかないので、基本的にホテル利用者しか使えないと考えたほうがいいでしょう。
公共交通機関でアクセスする場合
鉄道の場合は、一ノ関駅まで新幹線で移動して、ここで大船渡線に乗り換えて「猊鼻渓」駅で下車します。一ノ関~猊鼻渓の間は約30分で、500円です。列車の本数が少ないのでご注意下さい。
猊鼻渓駅から乗船場までは徒歩5分ですので、時間の心配はありません。
また、一ノ関駅と平泉駅からバスを利用することもできます。
一ノ関駅~猊鼻渓を結ぶバスの時刻表(土日祝日)はこちら。
バスの本数は少なく、所要時間も鉄道よりはかかりますが、どちらも本数が少ないのでスケジュールに合わせて上手に利用したいものですね。
また、世界遺産である平泉と猊鼻渓を結ぶバスも走っているので、合わせて回りたい方はこちらも上手く利用したいものです。
こちらは日中、2時間に1本の運転ですのでスケジューリングには注意しましょう。
まとめ
日本でも珍しい、舟に乗りながら紅葉を楽しめる岩手県の猊鼻渓は、近くに宿が少ないのがネックですが、1度訪れてみる価値はおおいにある場所です。10月中旬~10月下旬の見ごろの時期に幻想的な景色を楽しんでみて下さい。
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