シベリア鉄道でユーラシア大陸横断(3)~張家口から二連まで~
スポンサードリンク

北京からワルシャワまで、シベリア鉄道で目指す旅行記の三回目。

 

張家口駅では15分ほど停車。この間に機関車を交換します。

 

ホームには記念撮影で足を降ろす人が沢山。

dsc_0425

↑北京とモスクワを結ぶサボ(サイドボード)。漢字で書かれているからか、より荘厳さが増しますね(笑)

dsc_0426

dsc_0428

dsc_0430

dsc_0433

だいぶ、草原砂漠っぽくなってきました。

dsc_0435

建物だけみると、ザ・旧ソ連って感じです(ソ連は行ったことないけど)

dsc_0437

dsc_0439

dsc_0440

中国の車窓から。窓が開くのは、本当に快適です。風を受けることができる、というのももちろんありますが、こうやってカメラだけ外に出して撮影出来るのがいいですね。

dsc_0442

dsc_0443

dsc_0444

 

dsc_0449

dsc_0451

dsc_0452

写真は撮っていないんですが、コンパートメント内ではゲームをやっていました。余りにも暇だ、っていうのもありましたが(笑)

 

英単語が書かれたカードを5×5で並べて、二組に分かれて、ある単語を連想する単語(1語)を口頭で言って、他の人が当てる、というゲームです。本当は、二手に分かれた上でカードの幾つかが「自分の陣地のカード」になって、それを漏れなく当てていって先に自分のカードを全て取ったら勝ち、という、対抗チーム戦なんですが、文章だけで説明するのが非常に難しい(笑)

 

しかも、ゲームをしているのはアメリカ人で、彼らも言っていましたが「ネイティブ有利」なので、僕は本当に歯が立ちませんでした(まあ、チーム戦なのでパートナーはネイティブが誰か入ってくれるんですが)。しかし、パートナーが言うヒントでも知らない言葉が出てくるし、そもそも多義語もそこまで意味を知らないので、ヒントを出すのも難しい。しかし、そんな単語もあるんだ~という勉強にはなりました(もう忘れてしまいましたが笑)

 

で、有色はもう一度食堂で。

 

dsc_0454

dsc_0455

↑食堂車の様子。日本を走っていた豪華寝台特急ほど華やかではありませんが、これはこれで十分に綺麗で雰囲気があります。

 

dsc_0457

dsc_0462

dsc_0465

僕が乗っていた客車は、進行方向右手にコンパートメントがあって、左側が通路なんですね。で、進行方向左側に夕陽が沈むので、通路からこういう写真は全部撮ることになりました。

 

客車内は思い思いの時間が流れていて、ゲームをする人、通路の折り畳み椅子に座って景色を眺める人、寝ている人、本を読む人、本当にいろいろんな人がいました。

dsc_0468

うすうすお気づきかと思いますが、風景に変わりはありません(笑)

dsc_0481

dsc_0486

この頃は夏至からもほど近く、確か日没が21時くらいだったと思います(22時手前まで外は明るかったです)。

 

日没の頃は、ずっと通路から夕陽を眺めていましたが、ふと通路の後ろを見ると、同じく夕陽を見ながら、眼に涙を浮かべている乗客もいて……。この時ばかりは僕もそっともらい泣きしてしまいました。

 

この列車で中国を移動している時に思いましたが、間違いなくここには、世界一贅沢な時間が流れていますね。

 

 

話は前後しますが、この003列車のダイヤは以下の通り。この写真自体は北京出発直後に撮ったものですが、ものすごい時間をかけてモスクワをはるばる目指すのが分かると思います(写真をクリックしたら拡大できます)。

img_0456

なお、ロシアに入ると、国内で時差があるにも関わらず全てモスクワ時間での標準時となるので、ダイヤをチェックするときは注意が必要です。この時刻表は、見る人が見たら、見てるだけでよだれが垂れてくるんじゃないでしょうか。

 

そして、食後のひとときをコンパートメントで過ごした時にアメリカ人がもてなしてくれたのが、キューバのウイスキー。

img_0473

キューバも、アメリカとの国交を回復して今、急激に近代化が進んでいると言います。行ってみたい国の1つではありますが、僕が行く頃には、「いわゆるキューバ」ではなくなってしまっているかもしれませんね。

 

しかし、中国を行くシベリア鉄道(車両は中国車)で、これまた社会主義国キューバのお酒を飲むなんて、どれだけ共産・社会主義尽くしなんだ、って話ですが(笑) いや、でもこのウイスキーも美味しかったです。僕もお酒持ってくれば良かったなあ…

 

そうこうしているうちに、22時の少し手前で中国とモンゴル国境の中国側の街、二連に到着。ここで5時間ほど国境審査に時間がかかるのですが、その理由はまた、次の記事で。

 

【お知らせ】

2016年7月に旅した、北京~ワルシャワ間のシベリア鉄道の旅の写真集を出版しました。車窓風景はもちろん、車内や途中で立ち寄った街の景色もこちらでお楽しみ頂けます。Kindle本で、Kindle Unlimitedに登録済みの方は無料でお楽しみ頂けます。

 

TRANS SIBERIAN JOURNEY 北京からワルシャワまで足かけ2週間 「裏」シベリア鉄道写真集 

 

 

スポンサードリンク

おすすめの記事