ポーランド東部の街・ルブリンのオススメスポットをサクッと紹介!
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今回はポーランド東部、ウクライナ寄りの地域にある街ルブリンの観光スポットを紹介します。

ルブリンという街がポーランドでもさほど有名でない部類に入ると思いますが、ワルシャワからなら日帰りでも十分回れる街なので、是非旅行の際は合わせて足を運んでみて下さい。

 

目次

ルブリンの歴史

ルブリンは、ポーランドの歴史を振り返ってみると以外と重要な役回りを果たした街なんです。

・ポーランド王国とリトアニア大公国の連合成立後は両国の重要な通商の拠点となる

・ポーランドリトアニア連合王国の成立が議決される(ルブリン合同・1569年)

・第三回ポーランド分割(1795年)の際はオーストリア領

・1944年にルブリンがソ連により解放されてから、1945年にワルシャワに首都機能が移るまでは暫定首都がルブリンに置かれていた

こう見ると、東欧の激闘の渦中にルブリンはあったことが分かりますね…。

 

ルブリンのオススメ観光スポット

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①クラクフ門(Brama Krakowska)

ルブリン旧市街への入口となっているのがこのクラクフ門。なぜルブリンなのにクラクフ?なのかというと、どうやらこの門がクラクフの方向を向いているからなんだそうです。個人的には、せめてルブリンの名前を冠して欲しかったです…。

 

待ち合わせスポットとしていいかもしれませんね。門のすぐ前はトロリーバスも走っていて、同じ名前のバス停があります。

②ルブリン城(Zamek Lubelski)

ルブリン随一の観光スポットはこのルブリン城でしょう。こちらはきちんとルブリンの名前が付いていますね(笑)

ポーランドには平原が多いことが有名ですが、ルブリンがあるこの地域はもっと起伏が多く(地形はウクライナに似ていました)、ルブリン城の展望台からはルブリンの街が見渡せます。

 

広場は自由に見て回れますが、展望台とその途中にある展示(かつてルブリン城が囚人収容所として使われていた時の展示)を見るには入場料を払う必要があります(大人6.5ズロチ)。

 

以下は展望台からの様子。この日は3月下旬、まだ寒さがしっかりと残る時期で天気もよくなく、見渡しはイマイチでした。

バスターミナルがすぐそこにあります。ルブリンは鉄道の駅が旧市街から離れているので、移動手段だけを考えるとバスでのアクセスが便利です。

 

場所はここ。

 

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③ルブリン旧市街

クラクフ門とルブリン城の間にあります。すごくコンパクトです。

これはRynek(市場)あたり。

下の模型は、上の写真の土台にかつてあった協会を復元したものなんだそうです。

旧市街にも既に高低差があって、このあたりはチェコのプラハをぐっとコンパクトにしたようです。

廃墟の窓に絵画を埋め込むというアート。

これは…ただのレンガです。こういう雰囲気が自分の中での「ポーランド」ですね。

魚も泳いでいました。

 

④ユダヤ料理を食べるならMandragora

このお店は旧市街の中にあります。ホームページはこちら(英語)。

ルブリンはかつてユダヤ人が多く住んでいて、現在でもユダヤ料理点がいくつか残っているようです。

Perłaはルブリンで作られているビール。

注文したのは牛肉とジャガイモの料理。名前は忘れました…。プレートの厚みがあって、思った以上にボリュームがありました。

 

地図はこちら。

 

補足:ルブリン駅が街の中心から離れている理由

ルブリンのある地域の多くの街では、鉄道のメイン駅が街の中心から離れています。ここルブリンもそうですが、確かに以前訪れたザモシチ(世界遺産の街)もそうでした。

この理由は、かつて(確か第二次世界大戦の頃だったと思いますが)この地域がソ連に占領されていた時に鉄道の建設が進んだのですが、ソ連の人達が「鉄道を街の中心に敷くと、鉄道を利用して暴動が起きて町が破壊される」ことを恐れて、そのリスクをなくすために鉄道をあえて郊外の少し不便なところに敷いたんだそうです。ワルシャワからルブリンに行く鉄道の相部屋でポーランド人が教えてくれたので、多分真実味の高い話でしょう。

 

まとめ

いかがでしたか。ルブリンは他にマイダネク強制収容所もあるので、是非こちらも合わせて回ってみて下さい。

 

なお、ルブリンではこちらに留学されている日本人の方に色々と案内して頂きました。この記事では、その方に教えて頂いた情報も合わせて載せています。この場を借りて改めてお礼申し上げます。ありがとうございました!

 

<合わせて読みたい記事>

ルブリン・マイダネク強制収容所へのアクセス方法と回り方

ワルシャワのユダヤ人協会で毎週日曜に行われる「ユダヤ料理ブランチ」に行こう

 

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