ボルドーから世界遺産サン=テミリオンへ。ボルドー右岸のワインを日帰りで楽しむ

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フランス南西部・ボルドーと言えば、ワインの産地としてとても有名な場所。

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フランスのワインと言えば「ボルドー」と「ブルゴーニュ」が双璧をなしていますが、このうちボルドーワインは、シャトー(ワイン生産者)が、大都市のボルドーから比較的近い場所にあってアクセスしやすい立地となっています。

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ボルドーにはフランス各地からTGVやフラッグキャリア、LCCがやってくるため、パリやジュネーブ、リヨンから鉄道を使って数時間移動するしか方法がないブルゴーニュと比べて、容易にシャトー巡りやワインを嗜むことができます。

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今回はそんな、ボルドーワインの中でも右岸で特に有名な「サン=テミリオン」のワインを求めて旅行をしてきました。ボルドー右岸のワインのあれこれや、サン=テミリオンへの行き方、シャトー巡りの際の注意点などをまとめておきます。

 

最初に、ボルドーワインのあれこれを紹介

 

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ボルドー「左岸」「右岸」とは?

ボルドーワインは大きく分けて、「ボルドー左岸」「ボルドー右岸」という2種類に分けられます。この「左岸」「右岸」というのは、ボルドー地域を流れるジロンド川、ガロンヌ川、ドルドーニュ川の、上流から下流に向かってどちらの岸でブドウが栽培されているかを意味しています。

 

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ガロンヌ川とドルドーニュ川が上流からそれぞれ端を発し、途中で合流してジロンド川になって大西洋に注ぐのですが、これらの川の下流に向かって左側を「ボルドー左岸」、向かって右側を「ボルドー右岸」と言うのです。

 

左岸と右岸で異なるワインの風味と、その理由

ボルドー左岸のワインと右岸のワインでは、その味わいが全く異なります。よく言われるのは、「左岸は渋味(タンニン)が強く男性的」「右岸は渋味が少なく穏やか(まろやか)で女性的」というものですが、同じ川の近くで取れるブドウを使ってもこんなに味わいが違うのには、もちろん理由があります。

 

主な理由としては2つあって、1つ目が、両岸で異なる土壌。左岸は砂利で、これは排水性が高く保湿効果も高い。反対に右岸は粘土質で、これは保水性が高い(排水性が低い)ことに加えて、土壌の温度自体が低い傾向にあります。

 

このような土壌の違いがあるため、両岸で栽培されるブドウの品種も違う(成長速度や、皮の厚みなど)が違ってきて、更にワインによって、複数の品種のブレンド割合も異なってきます。

 

こんな違いが複雑に絡み合って、一口に「ボルドーワイン」と言っても川の左岸と右岸で全く色あいの異なるワインが作られるのです。そして、シャトー(ワイン生産者)によっても栽培するブドウ品種やブレンド割合も違うので、もちろん同じ側でも、作られるワインは千差万別になる、というわけです。

 

 

ボルドー右岸と言えば世界遺産のサン=テミリオン

 

さて、そんなボルドー左岸と右岸に分かれるボルドーワインですが、女性的な(柔らかみのある)右岸ワインの産地でも特に有名なのは、なんと言っても街が世界遺産に登録されているサン=テミリオンでしょう。

 

サン=テミリオンはボルドーから約35km西の場所にあって、ボルドーからでも公共交通機関、自動車、あるいはツアーを利用してアクセスしやすいワイン産地です(ちなみにフランスでは、普通に自動車に乗ってワイン巡りをして、飲んで帰るというのが普通のようです笑)。

 

僕はブダペストから、朝一に出発するLCCを使って(ボルドー空港に午前9時前に到着)ボルドーに到着、そのまま鉄道を使ってサン=テミリオンに行って、その日の夕方に戻ってくる、というスケジュールで、ボルドー右岸のワインを嗜んできました。

 

サン=テミリオンのシャトー巡りをする際の注意点

 

ボルドー地域のワイン生産者(農家)を「シャトー」と言います(これに対して、ブルゴーニュ地方では「ドメーヌ」と言います)が、このシャトーを訪問する場合には注意をしておかないといけない点があります。

 

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シャトー訪問は基本的に平日のみで、かつ事前予約必須

 

シャトーの本業はワイン生産(ブドウの栽培、加工、ブレンドなど)で、一般の観光客を受け入れる体制はシャトーによってまちまち(規模などによって違う)。

 

シャトー巡りをすると、そのシャトーの取り組み(どんなブドウやワインを作っているのか、など)を知ることができ、最後に2銘柄ほど試飲をさせてもらえるのですが、このシャトー巡りをするには、Google mapなどからURLを調べて、問い合わせフォームからシャトー訪問の予約を申し込みしておかないといけません。

 

また、シャトーも普通の農家のように(?)週末は仕事をしないことが多く、基本的に訪問できるのは平日だけ、と考えておいて下さい。僕はそのことを知らずに、土曜日にボルドーに到着して、そこでシャトーに問い合わせをしましたが、週明けまで返信が来ませんでした。これはとても失礼な行為だと思うので、事前に訪れたいシャトーをリストアップしておいて、問い合わせをするようにしましょう。多くのシャトーの担当者は英語でのやりとりが可能です。

 

②車を使わないと訪れられないシャトーもある

これは特に、僕のように公共の交通機関と徒歩だけでワイン産地を回る人向けの注意点ですが、そもそもワイン産地のエリアは、公共交通機関が発達しているわけでもなく、街の中心地からそこそこの距離を移動しないと訪れられないシャトーも沢山あります。

 

サン=テミリオンで言うと、 恐らく一番有名であろう「シャトー・フィジャック」はサン=テミリオンの中心地から徒歩だと45分ほどの場所にあって、とてもじゃないですが歩いて往復できるものでもありません。

 

最近では、エアビでツアーを探すと、ボルドー発のサン=テミリオンシャトー巡り日帰りツアー(参加料金約1万円)というのもあるようですが、それ以外の方法で自力で行くとしたら、車を使うか、徒歩で回れるエリアにあるシャトーを回るしかありません。

 

そういう意味では、ボルドーを含め、ワイン産地巡りの旅の楽しみ方は主に2つあって、それは①シャトーに予約を入れて、巡る、②街を回ってレストランやバーでワインを楽しみ、お土産を買う、というものです。

 

スケジュールが決まっている場合、曜日や時間に合わせて、これら①と②のどちらで楽しむか、を考えておくといいでしょう。

 

 

というわけで、前置きが長くなりましたが、ここからがボルドーからサン=テミリオンのワイン巡りの旅のお話しです。

 

ボルドーからサン=テミリオンまで、鉄道で移動

ツアーに参加しない、あるいは車を運転しない、という方は、基本的に鉄道やバスを使って、ボルドーからその周辺のワイン産地の地域まで移動することになります。

 

サン=テミリオンの場合は鉄道を使って、途中のリブルヌ(Libourne)で乗り換えてサン=テミリオン駅まで行くのですが、僕が利用した2019年5月現在、リブルヌとサン=テミリオンを結ぶ鉄道が工事のため運休しているので、途中のリブルヌで代行バスに乗り換えて移動することになりました。

 

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本数が極端に少ないボルドー~サン=テミリオン線

さて、ボルドーからサン=テミリオンに行くにはSNCF(フランス国鉄)を利用するのですが、普通列車は極端に本数が少なくて………。

SNCFの時刻検索・チケット購入(公式サイト・英語)

 

ここから、出発地をボルドー(St jean駅)、到着地をサン=テミリオン(St emillion)で検索するのですが、日中は2時間に1本前後という運転間隔(リブルヌ~サン=テミリオン間の本数が少ない)。

 

ボルドーを午前中に出発する最後の列車が11時11分発で、サン=テミリオンまでは約1時間。帰りは15時台と16時台に1本ずつ動いていて(サン=テミリオンからリブルヌ行き)、これに乗るとボルドーには17時前、18時前にそれぞれ到着するので、訪問するシャトーを1つに絞れば、4時間ほどの滞在でも十分、サン=テミリオンは満喫できると思います。

 

なお、鉄道のチケットは当日朝にボルドー駅でも購入できるのですが、券売機が動いていない場合が多かったり、駅員さんもそこまでてきぱき動いてくれるわけでもない(有人窓口は結構混む)ので、可能であれば事前に、上のリンクからチケットを往復買っておきましょう。

 

ボルドー~サン=テミリオン間は、片道9.5ユーロ(時間、列車指定)で、往復で19ユーロです。メールに送られてくるチケットのQRコードをスクショしておくか、SNCFアプリをインストールして(メールアドレスなどがアカウント作成のために必要)、そこでチケットを表示できれば、問題なく検札もできます。

 

 

サン=テミリオンの駅に着いたら

サン=テミリオンの駅は街の中心から1kmほど南にあるので、駅に着いたら街まで歩く必要があります。

 

駅のすぐ隣が、こんな風にブドウ畑。

 

サン=テミリオンの街に向かっては、なだらかな上り勾配になっています。

空にそびえている塔が視界に入ったら、サン=テミリオンの街に到着です。

 

サン=テミリオンの街に着いたら

予め訪問予定のシャトーがあれば、そこを目指しましょう。また、特にスケジュールも決めず、シャトーもレストランも決めずにやってきたのであれば、街中の観光案内所に潜り込んで、スタッフに色々と聞いてみるのもいいかもしれません。

 

僕は土曜日にサン=テミリオンに行って、当日訪れられるシャトーが徒歩圏内にないか、この観光案内所で聞いてみました。リストはもらえたのですが、「週末だから、シャトーに直接電話してみて」ということで、面倒なのでやめてしまいました………。平日だったら確実に、シャトーは営業しているので、その場合は当日電話をして、飛び込みでいけるかもしれません。

 

シャトー巡りができないので、僕は街を歩いて、レストランに入ってワインを頂きました。

 

Google mapを調べてレビューが良い所に行っても、軒並み満席状態だったので苦労しましたが、このLe Bis By Baud et Milletは奇跡的に空いていたので、ボルドー右岸のワインと、チーズ盛り合わせ(10種)を注文して1時間ほど滞在。

 

店舗の一角にチーズが展示されている(?)場所があって、店内に入るなり、独特の発酵臭とワインの香りが混じって、なんとも言えない臭いが鼻を突きました。

 

ワインの盛り合わせが16ユーロ、グラスワインが7ユーロ(シャトーや銘柄は分かりませんでした)。ボルドー右岸のワインは初めて飲みましたが、舌触りがまろやかで渋味も少なく、好みの味のワインでした。

 

ご夫婦が2人で切り盛りしているので、注文を受けたり料理が出てくるまで時間がかかりましたが、それすら楽しむ余裕がない人はそもそも来なくていい、ということなんでしょう。クレジットカードは利用できないので、そこはご注意を。

 

僕は回りませんでしたが、街中にはワインショップも沢山あって、試飲をした上で注文・発送ができる所ばかりでした。免税で購入できるショップも沢山あったので、日本へのお土産に買ってみるのも良さそうです。

 

サン=テミリオンの街は思った以上に小さくて、ただ単に歩いて回るだけだと30分もかかりません。興味があれば、街の外にあるブドウ畑を回ってみるのも良いかもしれません。が、街を外れると景色がどこも同じで方向感覚が分からなくなるので、くれぐれもGoogle mapで位置確認をすることをお忘れなく。

 

 

まとめ

今回は、ボルドー右岸のワインの特徴と、代表的な産地であるサン=テミリオンへの行き方などについてまとめました。

 

ボルドー周辺には多くのワイン産地がありますが、右岸に行くのであれば、まず一番有名なサン=テミリオンに行ってみることを考えれば、充実したボルドー旅行になるかと思います。

 

 

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こんにちは、たつやです。フリーランスとして翻訳業やコンテンツビジネスに取り組んでいます。 ある程度場所に縛られずに仕事ができることから、2016年から2017年にかけて、ポーランドでワーキングホリデーを使って生活をしていました。2018年の4月からはハンガリーでワーキングホリデーを使って生活をしています。 このブログでは、ポーランドやハンガリーの生活情報、そしてヨーロッパ各地の旅行情報などを主にまとめています。このブログを通して、あなたの海外生活や海外旅行がより実り多きものにして下さいね。

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