
日本人の、ポーランドとハンガリーへの入国条件について、各国大使館の情報をここにまとめておきたいと思います。
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①ポーランド
まずポーランドですが、在ポーランド日本国大使館と、駐日ポーランド大使館とで、公開している情報が違っています。
日本大使館の情報では、7月6日に配信されたメールによると、
・ポーランドでの滞在許可証、労働許可証を持っている人
・EU及び欧州自由貿易連合加盟国での永住権又は滞在許可を持っている人
に加えて、
・日本の空港を出発した航空便(直行便)でポーランドに到着した乗客
という条件が書かれています。
(この直行便で到着した人は、到着後14日間の隔離は不要)
一方で、ポーランド大使館の情報によると
・7月3日より、日本からポーランドへの渡航者は、渡航目的に関わらず(無査証の短期滞在も含めて)入国が可能です。
(到着後14日間の隔離も免除。上記は直行便/経由便を問わない)
ということです。
つまり、ポーランド大使館が出している情報のほうが、条件が緩いわけですね。
普通、こういう情報は両国の大使館で情報にズレが生じることはまずないと思うので、どちらかが正しい、ということになるのですが、詳細は駐日ポーランド大使館に問い合わせをするのが確実でしょう。
②ハンガリーの場合
ハンガリーは、COVID-19の感染状況によって国を3つの段階に分けていて、日本は「黄色(=中程度)」の国として分類されています。
この部類の国の国民がハンガリーに入国するときは、
A.ハンガリーの有効な滞在許可証を持っているか
B.持っていないか
で、入国時の対応が異なります。
どちらの場合でも、入国時に健康診断(体温測定)を行って、Aの、滞在許可証を持っている場合は、感染の疑いがある場合は指定の場所で隔離されます(感染リスクがない場合は自宅隔離)。感染の疑いがない場合は、ハンガリー国内に住居や滞在場所がある場合はその場所で14日間の隔離、住所などがない場合は指定の場所で隔離になります。
また、滞在許可証を持っていない場合(ヨーロッパの他の国の滞在許可を持っている場合や、無査証の観光滞在の場合)、入国時の健康診断で、感染の疑いがなければ、指定の場所で14日間の隔離(感染リスクがない場合は自宅隔離)となり、感染の疑いがある場合は入国できない、という対応になります。
なお、14日間の隔離は免除することもできて、その条件は
・ハンガリー入国前の5日以内に2回、48時間の間隔を開けてCOVID-19の検査を受けて、陰性であることを英語かハンガリー語で証明する
というものです。ハンガリー前日までの5日間で2回受ける必要がある(入国当日は不可。欧州圏内から、当日の朝に2回目の検査を受けて、当日夕方の飛行機でハンガリーに来る、といったことができない)ので、日本から訪れる場合は直前に2回の検査を受ける必要があって、あまり渡航は現実的ではないように思います。
ハンガリーのほうが入国条件が厳しめですね。
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日本帰国時の2週間待機は引き続き継続
これとは別に、日本に戻った場合のPCR検査と、自宅まで公共の交通機関を使えないこと、2週間の自宅待機は依然として必須となっています。
ですので、一応ヨーロッパにも(国によりますが)短期滞在での渡航はできるようになっていますが、日本に戻ってから2週間は何もできないので、当面は旅行での短期滞在や、両地域を行ったり来たりすることは、現実的ではないと言えるでしょう。
※ここに記載している情報は古くなる可能性がありますので、最新の情報については各国大使館の情報を定期的にチェックされるなど、ご自身で情報収集に努めて下さい。
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