フィンエアー(フィンランド航空)を使って分かった、「欧州最速」の本当の意味
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日本からヨーロッパに来るとき、直行便が出ている場合はそれを利用すれば話が早いんですが、問題はどこかで乗り継がないと行けない場合です。

 

今でこそ、ポーランドには成田空港から直行便が出ていますが、これも週に3本のみ(2016年10月現在)。この直行便に乗れる場合はいいんですが、直行便が動いていない日に移動をしたり、日本の他の空港(関空、中部国際、福岡など)から出発する場合は、必ずどこかで乗り継がないといけません。

 

こういう場合に、どの航空会社を利用すればいいのか?ということは、以下の記事

日本から空路でポーランドに行くならどの会社がオススメ?(東京発着編)

日本から空路でポーランドに行くならどの会社がオススメ?(関空発着編)

でもまとめているのですが、今回フィンエアーを利用して分かったことがあります。

 

ヨーロッパに飛行機を乗り継いで来る場合、断然フィンエアーの利用がオススメです。

その理由は3つあるので、以下順に紹介していきます。

 

 

目次

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①日本~ヘルシンキのフライト時間が9~10時間台で、圧倒的に短い

まずはこれ。フィンエアーの日本向けキャッチコピーが「欧州最速」となっていることからも分かるように、他の西欧諸国(ドイツ、オランダ、フランス)と比べると、1~2時間ほど、日本~ヨーロッパのフライト時間が短いです。

日本からヘルシンキに向かう場合は、約10時間30分(関空発の場合)、そしてヘルシンキから日本に向かう場合はなんと約9時間40分(関空着の場合)と、ジェット気流の関係もありますが、ヘルシンキ→日本に向かう場合は移動時間が10時間を切ります。

これって結構大きくて、「10時間」と「9時間」だと、時間以上に短さを感じませんか?恐らく桁数が1つ少ないからだと思うんですが、実際に10時間前後のフライト時間だと「短っ!」と感じました。

 

②ヘルシンキ空港がコンパクトで分かりやすい

続いてはこれ。今回ヘルシンキ空港での乗り継ぎは初めてだったのですが、

・到着フロアと出発フロアが同じ階にある
・ターミナルは1つだけ
・コの字型のようなシンプルな構造

という、北欧らしいシンプルさがここにも見え隠れしていました。これが、パリ・シャルル・ド・ゴール空港だったりアムステルダム・スキポール空港だとターミナルが幾つもあって、初めて利用すると間違いなく迷いますし、迷わなくても不安になってしまう広さです。

 

なんでも、飛行機のスクリーンでの案内によるとヘルシンキ空港での乗り継ぎに必要な時間は、最低35分のようです(笑) これは恐らく、パスポートコントロールの必要が無い場合の時間だと思うのですが、それが必要でも、恐らく45分あれば十分に乗り継ぎ可能な広さです。

この時間で、飛行機からターミナルに徒歩で移動→手荷物検査→パスポートコントロール→乗り継ぎ便の搭乗口に移動、という一連の動きはできてしまいます。

 

ヘルシンキ空港公式ホームページ:https://www.finavia.fi/en/helsinki-airport/

 

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③なんと、パスポートコントロールの自動化ゲートがある!

で、今回この記事を書こうと思った一番の理由は、まさかの「入出国審査の自動化ゲート」でして…。これにはさすがに驚いてしまいました。

どういうことかと言うと、入出国審査場までやってくると、「全てのパスポート」という、いわゆる普通の(有人の)審査場が左手に見えるんですが、これとは別に、その審査場を横目に直進すると、自動でパスポートコントロールができるエリアがあります。それがこれ↓

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ちょっと分かりにくいですが、この先にゲートがあって、手元のリーダーにパスポートの写真のページを入れると、そのデータを読み寄ってゲーとが開きます。その中で右を向くと、インスタント写真撮影スタンドのように写真を撮る(顔認識をする)機械があるので、足を指定の位置に置いて待ちます。すると、顔認識が終わって2番目のゲートが開き、無事に審査が完了、という仕組みです(ハイテク!!)。

 

ちなみに、この審査が終わった後で審査官が待っていて、そこでパスポートにスタンプを押してもらいます。そこはご安心を。

ちなみに、フィンエアーの機内誌にもきちんと「自動化ゲート」については記述があります。

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ちなみに、一応このゲートは日本人が観光目的ヨーロッパに来る場合に使うのが基本のようで、ビザがあると時々通れない場合があります。僕は、ワルシャワから日本に戻るときは自動化ゲートを通れたのですが、日本からワルシャワに戻るときは(戻ってばっかりですね)自動化ゲートで写真が認証されなかったので、しぶしぶ有人ゲートを通りました。

 

機内誌には「シェンゲンエリア居住許可証をお持ちの方は、入国審査官にご提示下さい」とあるんですが、場合によっては無理なこともあるのかもしれません…(ですが、観光目的の場合は大丈夫だと思います)。

 

この自動化ゲートが凄かったのは、ほんの1分くらいで審査が終わってしまうことですね。ワルシャワから日本に行く時は、有人ゲートがダダ混みだったので、こちらに並んでいたらあと10分は時間がかかっていただろうと思います。

 

それにしても、こういうシステムをちゃっかり導入してしまうあたりが北欧らしいというか、凄いですよね。恐らく「国家の粋を集めて!」とかではなく、片腕で楽勝にやっちゃっているんでしょうけど、他の国だとこれはできない気がします…。

 

 

まとめ:北欧の凄さが空港にも…

いかがだったでしょうか。僕は今まで、フィンランド航空を使うのがヨーロッパに行くときの最短ルートだということは知っていたのですが、今回空港のコンパクトさや自動化ゲートを実際に体感してみて、これらも含めてフィンエアーは「欧州最速」という世界観を打ち出しているんだな、ということを知りました。

 

これが、他のヨーロッパのハブ空港だと、まず日本からのフライトで11時間以上かかりますし、空港内であたふたしないといけませんし、時期によっては入出国審査で長蛇の列に並んで、乗り継ぎ時刻と睨めっこしながらソワソワする、なんてことになりかねません。

 

フィンエアーを使えば、こういう懸念材料がほぼ払拭されるので、もし安い航空券があれば、是非一度フィンエアーを利用されてみて下さい。北欧、東欧に行くのであればなお便利だと思います。

 

なお、航空券を色んな会社からまとめて探す場合はスカイスキャナーを使うのがいいですよ。

 

こちらの記事も合わせてどうぞ。

少しでも安い航空券を探したい…そんな時はSkyscannerを使いましょう!

 

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