ワーホリでの海外旅行保険をどう活用するか
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今回は、ずばり「ワーホリで海外旅行保険をどうするか」ということについて僕の意見をまとめてみたいと思います。

 

目次

頭を悩ます海外旅行保険

ワーホリに限らず、留学や旅行で海外に行く場合、頭を悩まさずには避けて通れないのがこの「保険問題」ではないでしょうか。

数日間の旅行ならいざ知らず、何ヶ月も、あるいは何年も海外で生活をする場合、盗難や病気といったトラブルに遭遇する確率はどうしても高まります。もちろん、長期滞在により「あたかも現地の人」の雰囲気を醸し出せるようになればそういうリスクも減るでしょうが、みんながみんな、そこまで器用にできるわけではありません。

 

そこでどうしても、「海外旅行保険(あるいは留学保険)」に加入する必要は出てきます。もちろん、何のトラブルにも巻き込まれることなく過ごすのが一番ですが、万が一のことを考えると、保険が利くのは心理的負担が大きく減りますし、僕たちが保険金を保険会社に払うことで、誰かトラブルに遭った人が助かることもまた事実なわけです。

 

ですから、保険に加入するのは必須。なんですが、問題はその料金。

 

大手旅行会社のサイトのウェブ見積をしたことがある人はご存じかと思いますが、長期旅行や留学の保険って、目玉が飛び出そうなくらいに高いのが普通です。まあ、ある程度稼ぎがある人は別でしょうが、そもそも留学やワーホリに行く、主に20代の人達にとって、数十万円というのはバカにならない値段です。

 

そして、いろんな会社の見積を受けることも出来ますが、正直何がいいのか分からん…という方も多いはず。

 

そこで今回は、僕がどのように海外旅行保険を使っているかをまとめます。あくまで一例ですが、個人的にはこの方法が便利だと思っていますので、参考にして頂ければと思います。

 

クレジットカード付帯保険とバラ掛け保険の組み合わせ

はい。もう答えを書いてしまいました。僕は、「保険会社が提供しているパッケージ」ではなく、「クレジットカード付帯保険」と「バラ掛け保険」を組みあわせて、そこまで出費を大きくすることなく、ひとまず安心できる保険に入っています。具体的にどういう風にするか、順に説明していきます。

 

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①二種類あるクレカの「付帯保険」をベースにする

クレジットカードの付帯保険。恐らく多くの方は聞いたことがあると思います。特定のクレジットカードを持っていれば、自動的に海外旅行保険が付いている、というやつですね。

この、クレジットカード付帯の保険の特徴は二つあって、まずは「有効期限が最長90日」ということです(一部例外はあるかもしれませんが、基本的に90日間有効です)。

二つ目は、「自動付帯か、又は利用付帯」の二種類のカードがある、ということです。

 

具体的に説明します。

例えば僕は、楽天プレミアムカード(年会費1万円+消費税)を所持しているのですが、このカードは「自動付帯」の保険が付いていまして、これを持っていると、「出国日から最長90日間」、海外旅行保険が自動で付帯します。つまり、パスポートに出国スタンプが押されてあり、そこから90日以内に帰国して、帰国のスタンプが押されるのであれば、盗難等に遭ったとしても、会社に連絡して所定の手続きを取れば保険が適用されるのです。

適用額の詳細は、こちらの公式ページをご確認頂きたいのですが、この内容の保険が、出発日から90日間であれば保証されるのです。

 

もう一種類の付帯保険は、カードを使ったときから(基本的に)90日間、保険が有効になる、というものです。これも実は二種類あって、「海外に行くための航空券やツアー等をカードで購入した場合、出発日から適用」というものと、「海外に行って現地でカードを使ってから適用」があるのです。ただ、前者はここでは重要ではなく、「海外に行って現地でカードを使ってから適用」カードが必要、と覚えて下さい。このカードの例としては、例えばリクルートカード(VISA)があります。

 

この「利用付帯」を使えば、例えば先の「楽天プレミアムカード」を90日間使った後、更に海外に滞在する場合に「リクルートカード(VISA)」で電車のチケットなどを購入すれば、さらにこの日から90日間保険が適用される、という道理です。

つまり、

<出発日>→(楽天プレミアムカード)→<90日後>→(リクルートカード(VISA))→<180日後>

この期間は、カード付帯の旅行保険が適用されることになります。

注意すべきなのは、(カードの規定にもよるのですが)利用付帯の場合、「公共交通機関のチケットを買」わないと、保険が適用されない場合がある、ということです。つまり、タクシーを使ったり、現地のスーパーで買い物をしたりするのにカードを切っても、これは「利用付帯の条件ではない」と見なされる恐れがある、ということです。

 

ちなみに、今回の例だと「180日」で保険が切れてしまうので、更に長く滞在する場合は、もう一枚別の「利用付帯」保険が付いているカードを持っていきます。このカードとしては「三井住友VISAクラシックカード」が挙げられます(リンク先を下にスクロールして頂くと、詳しい条件が確認可能です)。

これを利用すれば、理論上は「最長270日」間、カードの付帯保険をかわりばんこに使うことができる、ということになります。

 

(楽天プレミアムカードの申込が可能です)


 

②一時帰国も上手く活用

上で紹介したカードのうち、リクルートカード(VISA)三井住友VISAクラシックカードは「年会費が無料」。つまり、申し込みしてカードが手元に届くだけで、旅行保険を使える権利も手に入れられる、というわけです。

ただ、そんなに多くのカードを持っていくのは気が引ける、という場合もあるかもしれません。

 

その場合、航空券代がかかりますが「一度帰国する」という方法も、考え方としてはありです。

例えば今回の僕の場合、2016年7月4日に日本を出発しました。この時から楽天プレミアムカードの保険は適用され、90日間なので、10月1日頃まで保険は有効となります(7月、8月は31日まであって、9月は30日なので、90日=3ヶ月、という計算にはならないことに注意)。

そしてこの後、例えば10月1日に、リクルートカードで、こちらのトラムの一回用チケットを(使わないにせよ)購入します。これで、カード利用歴に「公共交通機関の購入」が残るので、10月1日から90日間は、リクルートカードの付帯保険が使えるわけです。

 

さて、ここからなのですが、僕は年末年始に一時帰国することを考えています(ポーランドでは一度年越しをしたことがありますが、そこまで面白くなかったので。日本で初詣に行っておせちを食べて家族と会うほうが、僕は良いのです…)。

そこで、例えば12月27日に帰国をして、翌1月5日まで日本にいたとします。すると、この時に「帰国した」ことになるわけですから、1月5日からまた90日間は、楽天プレミアムカードの付帯保険を再び利用することができる、という道理になるわけです。その90日後に、改めてリクルートカードで公共料金の決済をすれば、これでまた90日間は保険が適用されるので、実質的に二枚のクレジットカードで付帯保険の利用権を回せることになります。ワーホリの場合、最長365日間の滞在が可能ですから、これで事実上1年間の保険は賄えてしまうわけですね。(一時帰国しない場合、自動付帯→利用付帯(1)→利用付帯(2)→利用付帯(3)、と、合計四枚のカードを順に使っていかないといけません)

 

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③更に「バラ掛け保険」で補償額に厚みを持たせる

ただ、クレジットカードの付帯保険の難点は、補償内容がそこまで充実していないこと。金額や内容をどう判断するか、というのは人それぞれだと思いますが、病気にかかったり英語があまり通じない(あるいは、現地語をそこまで操れない)場合、通訳サービスが付いているもののほうがいい、という方もいらっしゃると思います。

 

それに、付帯保険の条件はカード毎に異なるので、最初の90日間と次の90日間、更に次の90日間で補償額が違う、となってしまうことも事実です。

 

そこで、僕は更に「バラ掛け保険」を申し込んで、盗難等の補償や物損の補償、一時帰国費用の補償など、「自分が必要と思う」ものにだけ保険金を掛けて、利用しています。

 

この方法は、僕が出発前にネットを探していたこのサイト「1年の海外旅行保険比較と格安にする方法3つ」で紹介されていたのですが、このサイトで紹介されている、京都の保険代理店(保険デザインパートナーズ株式会社)が、一般公開されていない「格安バラ掛け保険」を取り扱っておられるようです。

僕は、専用の問い合わせページから問い合わせをして専用ページをご案内頂き、自分でバラ掛けして申込をしました。

ただ、一つ断っておかないといけないことは、この格安プランの場合、「最長1年」の保険しか利用できない、ということです。サービスの都合上、それを超える期間のプランはないようなので、僕の場合、ノンビザ+ビザで1年以上滞在する場合、どうしても契約ができません。

 

なので僕は今回、期間を二回に分けて申し込みました。

 

つまり、「2016年7月4日~12月末」(一時帰国まで:6ヶ月間)と、「2017年1月初頭~2017年9月初頭」(年明けからビザが切れて出国~ぶらぶら旅行して帰国?までの9ヶ月間)で、内容は変えずに契約をする、ということです。

このサービスの都合上、どうしても「日本出発から帰国まで」の期間しかサービスを受けられないようなので、僕は一時帰国の予定に合わせて、6ヶ月+9ヶ月、で申込をしました(お金の関係で、2017年分の保険はまだ申し込んでいません。見積は頂いているので、16年の12月に入ってから再度問い合わせして保険金振込→保険証書発行、という流れで、帰国時に手に入れる、という流れを考えています)。

 

ちなみにこのバラ掛け保険は、6ヶ月分が約5.5万円、9ヶ月分が約7.5万円なので、計13万円ほどになりました。まあ、帰国する航空券代も保険適用に必要な費用と考えれば、計20万円くらいになってしまうのですが、それはあくまで「帰国目的」でお金を払っているので、13万円としましょう。楽天プレミアムカードの年会費も含めると、約14万円ですね。僕の場合、恐らく2016年7月4日出国で、2017年9月5日頃に帰国(ビザの有効期限は8月末までなんですが、そこからカナダを横断するかして1週間くらいは旅しようと思っています)。これで実質14ヶ月。つまり、約1万円/月で海外旅行保険を使えている、ということになります。

 

ワーホリ用の海外旅行保険の比較サイトをざっと見てみたのですが、大手のパッケージプランだと25万円ほどするものが多いようです…。まあ、命はお金で買えないので、「安心料」として25万円払うのも有りだと思うんですが、やっぱり使えるお金は限られていますし、少しでも別のところにお金を使えるようにすれば、数万円安くて納得のいく保険を契約したいですよね。

 

まとめ:頭を使って色々組み合わせよう

いかがだったでしょうか。果たしてこんなマニアックな方法を使う人がどれだけいるのか分からないのですが、僕は「なんとかして保険料を安く抑えられないか?」という悩みを持っていて、いろいろと調べていたので「こんな情報があればよかった」と率直に思っています。これから、ポーランド以外の国も含めてワーホリや留学に行かれる方の参考になれば幸いです。

 

 

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