ブダペストから日帰り可能!エゲル・美女の谷でワインにおぼれる旅
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ワインが有名なハンガリーで定番の観光地といえば、エゲルとトカイが双璧として君臨しています。

エゲルは、「エグリ・ビカヴェール(雄牛の血)と呼ばれる赤ワインが、トカイは「トカイ・アスー」と呼ばれる貴腐ワインが有名で、もちろんブダペストでも賞味はできますが、できれば本場の産地を訪れたいものです。

今回は、そんな双璧のうちのエゲルの魅力を徹底的に解説していきます。

 

目次

ブダペストから日帰りで行けるエゲル

エゲルはブダペストの東約100kmに位置し、ブダペストからも直通列車が出ています。

出発はブダペスト東駅。ここから、日中は8時半から2時間起きに(つまり偶数時の毎時半)に、エゲル行きの列車が出ています。また、途中の駅まで急行列車に乗って、そこからエゲル行きの列車に乗り換えることも可能です。チケットは駅の窓口でも買えますが、オンラインで購入した方が若干割引が適用されます。

ブダペスト東駅はこんな感じで、地下鉄やバスを降りて目の前にある正面入口のすぐ先に見えるホームはごく一部。先につっきた所の両脇に更にホームがいくつもあり、場合によっては正面入口から5分ほど歩かないといけないこともあります。出発には余裕を持って駅に到着しておきましょう。

 

僕たちは、ちょっとしたトラブルがあって9時25分発の急行列車に乗って、途中で乗り換えることでエゲルにたどり着きました。所要時間は約2時間半です。

 

エゲルに着いたら

エゲルに着いたらさあワイン三昧、ということで、目指す場所は「美女の谷」です。


エゲル駅の西にあって、徒歩でも行けなくはないのですが、夏場は直射日光がきついので、タクシーを使うことをオススメします。駅前にタクシーがなかったので、一旦街中に出ることにしました。

 

タクシーが止まっていたので乗車。美女の谷までは10分もかからず、運賃も1200フォリントほど。

 

僕たちがタクシーを拾ったのは上の地図の「City Taxi Eger」の近くで、この場所にタクシー乗り場がありました。電話番号もネットで調べれば出てくるので、ハンガリーの番号を持っている場合は、駅に着いたら電話をしてみるのもいいかもしれません。

 

美女の谷はこんな感じ。

ここ美女の谷は、小山の中腹にワイン蔵を作って、ワイナリーが軒を連ねているエゲル屈指のスポット。真ん中が公園になっていて、ワイン蔵とレストランがところ狭しと並んでいます。到着したのが昼前だったので、まずは簡単に腹ごしらえ。レストランで食事とワインをグラスで一杯頂きました。

 

美女の谷で呑んだくれ

ワイン蔵は40個ほどあるようで(順にナンバリングがされています)、1日で回るとしたら、お酒への耐性にもよりますが多くて3軒ほどが限界ではないでしょうか。

 

正直、ワイナリー1つ1つの違いはよく分かりません。僕たちは最初、とりあえず入ってから、そこで飲めなかった、地球の歩き方に書かれている別のエゲルワインが飲めるお店を探して入りました。スタッフは英語も通じて、店頭のメニューに書かれていなくてもワインの銘柄を見せれば飲めることを教えてくれました。対応はいい人が多い印象です。

 

1軒目では、定番のエグリ・ビカヴェールのセレクション(高級なもの)などを注文。恐るべきはその値段で、普通の銘柄で300フォリント前後から。注文したセレクションでも800フォリントほどで、日本だとその3倍の値段がついてもおかしくないと思います。

場所はこちら。地図と実際の場所が一致していないときがありますが、その場合はワイナリーの通し番号(これは44)を目印に訪れて下さい。

ワイン蔵の中は涼しいです。

エグリ・ビカヴェールのselectionとおつまみの盛り合わせです。

 

メニュー表の写真の一部。取り扱っているワインは全部写真があるので、色は分かりやすいです。エゲルワインの特徴は、赤白共にドライかセミドライのものしかないこと。とはいっても、賞味したワインは全て喉あたりがよく、下にテイストが残ることもないのでさっぱりと飲めるものでした。

ワインに詳しくない場合でも、スタッフに聞けば好みに合うワインを提案してもらえると思います。ただ、一緒に注文したサラミなどの盛り合わせの量がとんでもなかったので、注文はくれぐれもご注意を。

右上の数字がグラス一杯の値段。数字が切れているのはボトル一杯で、4桁でした。

さて、2軒目はこちら。

ここのお店は対応が素晴らしく、本注文の前に4種類のワインをテイスティングさせてもらい、そこから選ぶことができました。いやあ、サービス精神が旺盛です。

テイスティングは無料で、しかも一杯(100ml)200フォリントという破格っぷり。もはや感覚がおかしくなりますが、日本だと10倍の値段はしてしまうでしょうね。

(※このお店の地図上の位置と実際の場所が違っています)

ここで注文したのは、フルーティーな香りが濃厚に残っている「ムシュコターイ」。

このお店は100mL単位での販売で、普通はグラス1杯100mLなんですが、なぜか200mL出されました。

これら2軒を回って、使った金額は1人あたり1000円程でした。逆に飲みすぎに注意する必要がありますが、フランス、イタリア以外のワインで、とっつきやすいワインではないかと思います。

 

ブダペストに戻るには

美女の谷からエゲル駅までは、タクシーをワイナリーのスタッフに読んでもらいましょう。こちらも10分ほどで、1500フォリント程でした。エゲル発ブダペスト行きの列車はこちらも2時間ごとで、奇数時の毎時04分発。僕たちが利用したのは17時04分でした。これでブダペスト着は19時30分です。

直通の普通列車は、こういう郊外列車。自由席で、座席のリクライニングもありません。これで2時間半は、ちょっと大変かも。

 

エゲルには他にも温泉もあるので、それも回るとなると日帰りでは無理です。ワインに溺れたい場合も、数泊して多くのワイナリーに足を運ぶのもまた一興です。

 

エゲル旅行に心強い1冊

「地球の歩き方」では、有名どころのエゲルワインのラインナップが日本語とハンガリー語でされています。ワインの特徴も書かれているので、テイスティングしたいワインをスタッフに見せて味わってみるのがいいかと思います。

 

以下のリンクから購入可能。僕は自炊業者にPDF化をしてもらって、iPadで取り出せるようにしています。

 

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