日本に1ヶ月帰国して気づいたポーランドと日本の違い
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2017年2月の半ばから3月半ばまで、確定申告等のために日本に一時帰国していました(僕の場合、海外で仕事はしていますが、取引先は全て日本で、住民票も抜いておらずフィーも全て日本円で日本の銀行に振り込まれます)。

 

当初は約2週間の帰国予定でしたが、いろいろあって1ヶ月程に予定を変更した今回の一時帰国でしたが、日本とポーランドでこんなにも違うのか、という生活面での気づきがいくつかありました。今回はそんな話をまとめてみたいと思います。

 

目次

①日本のご飯は美味しい

改めて日本に戻って思いましたが、日本の料理は美味しいですね。

僕は味噌汁を飲んだだけで心が落ち着きましたし(笑)、トンカツやカレー、肉じゃが、お造り、天ぷら、鍋料理、ラーメン…家や外食で色んな料理を食べましたが、どれもこれもやっぱり舌に合います。

ポーランド料理が日本人の舌に合うことは、ブログやメルマガでも繰り返し伝えているんですが、ネックなのは脂っこいところです。日本の料理は全体的にあっさりしていて食べやすい、というのが、今回長期滞在(と言っても約4ヶ月半ですが)をしてから日本のご飯を食べての率直な感想です。

 

あと、日本の料理の誇るべき所は「四季折々の旬」があるところですね。ポーランドにも四季はありますが、日本にある蕗の薹の天ぷらや秋刀魚など、「この季節でしか食べられない料理」というのはほぼ見当たりません(ベリー類が夏に採れるとか、キノコが秋に採れるというのはありますが、旬の料理とは少し違いますね)。

今回、とあるお店で蕗の薹の天ぷらを口にしたんですが、「ああ、こんなに旬の料理はおいしいのか」と感動しました。本当はタケノコも食べたかったですが、シーズン的に無理でしたね…。

 

僕は、QOLを高めるのに「ご飯が美味しいかどうか」はめちゃくちゃ重要だと思っています。個人的に東南アジアの香辛料が多い、香草が含まれる料理は胃が受け付けなくてあまり好きではなく、向こうで生活をしたい、と思うことはあまりありません。

 

30歳になるまではワーホリを使って、ポーランドをはじめいくつかの国で生活をしようとは考えていますが、その後は日本の色んな街で暮らしてご飯を楽しんでみるというのもいいかな、と今回思いました。

 

②ポーランドのドライバーは優しい

ポーランドでは、信号がない横断歩道を歩行者や自転車が渡ろうとしている時は、多くのドライバーが停止線の手前で車を停めてくれて、歩行者や自転車を通してくれます。

もちろんドライバーによりけりなので、全員が止まってくれるわけではありませんが、遙か向こうから高速でぶっ飛ばしてやってきた車も、横断歩道に近づくにつれて急激にスピードを落として停まってくれることも多いです(7割くらいの確率で車は停まってくれますし、片側2車線でも停まってくれます)。

 

そんなわけで、ポーランドにいると、とりあえず信号のない横断歩道に出くわしても、とりあえず待っていたら誰か車が停まってくれるので横断歩道は渡れるんですが、これと同じ感覚で日本にいたら、どの車も停まってくれず全然横断歩道を渡れませんでした(笑)

 

思い返してみると、日本にいたときは車の列が途切れた時を狙って横断歩道を横切っていましたが、ポーランドで「横断者を見たら車を停めよ」という通念がすり込まれてしまい、日本では「こいつら歩行者のこと全く考えずに運転しとるやんけ」と毒づいてしまいました。これはいけませんね(苦笑)

 

ただ、ポーランドのドライバーはそれくらい歩行者のことを気遣ってくれる人が多いので、こちらで生活をする場合は信号がない横断歩道でもあまり慌てずに、車が停まるのを待って頂ければ確実に渡れるということはご記憶下さい。

 

③日本の物価はそんなに高くない?

これも、今回日本にいて感じたこと。

よく「日本の物価は高い」と、特に海外の物価の安い地域に出て行った人はおっしゃっていますが、今回日本に戻って思ったのは、「食費はそんなに高くないんじゃないか?」ということでした。

もちろん、東南アジアの発展途上国と比べると物価の安さは勝つことができませんが、日本にいても、スーパーで麺類は1袋30円くらいで買えますし、自炊をする限りにおいては特段物価が高いという印象は持ちませんでした(インスタントラーメンに野菜や他のトッピングを加えても、安く抑えられますし)。

代わりに、東京~大阪の新幹線代は高いな、とかホテルの値段は高い(あとは、居酒屋でのコース料理3000円とかも高い)とは思いましたが、別に毎日泊まるわけでもないのでそんなに気にはなりません。僕は今回、なかなかポーランドでは食べられない日本の料理にありつけたこともあって、少しいい値段がしてもご飯をしっかり食べられればいいや、と思っていたので、そこまでお金を使うことに抵抗はありませんでした。

加えて言うと、日本のチェーン店のカフェで買えるコーヒーは、ポーランドのカフェで買えるコーヒーと値段はあまり変わりません。ボリュームは日本のほうが少なめですが、1回で使う金額は日本のほうが安い(あるいはポーランドが割高に感じる)と思いました。

 

④日本のほうが暖かいけど寒く感じる

極めつけはこれですね。

帰国していた時期は、日本のほうが気温が5度くらい高めだったのですが、何を隠そう日本の家屋は暖房(防寒)機能が貧弱です。ポーランドにいると、部屋の外は-5度でも室内は20度くらいに温度が保たれているわけで、これと比較すると、日本は屋外が5度の時に室内も5度になってしまうわけですね(苦笑)。もちろん暖房を付けるんですが、消す度に熱が逃げてどうせ寒くなりますし、日本にいる間はずっと、室内と屋外での服装が一緒でした(ウルトラライトダウンジャケットを着たまま室内で過ごすという)。

 

これにはさすがに我ながら驚いてしまいましたが、日本の冬は苦手なのでポーランドのほうが便利ですね。ヨーロッパの他の国は知りませんが、南欧に行くとこちらも暖房・防寒設備がそこまで堅強ではないので、冬はそこまで快適ではないという話も聞きますし、この冬の快適さは雪国ならではの特権なのかも知れません。

 

日本で暮らす場合、冬をどうやって過ごすかが課題になりそうだと思いました。中古物件でも買った上でセントラルヒーティングを付けられたらいいんですけど、そもそも家の作りから変えないといけないのであれば、冬だけ海外で過ごしてみるのもいいんじゃないかと思いましたし、この点についてはQOLの向上のためにも、今後よりしっかりと考えていきたいと思います。

 

まとめ

いかがでしたか。あくまで個人的見解ですが、日本はご飯が美味しいのがメリット、ポーランドは冬でも室内が暖かいのがメリットだと僕は考えています。自炊をするにしても日本のほうが料理はしやすいので、端的に「ポーランドの生活のほうが楽しい」と言えるわけでもないのが難しいところですね。

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