ベオグラード・ニコラ・テスラ国際空港のBusiness Clubラウンジをプライオリティパスで利用してみた
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セルビアの首都、ベオグラードにあるニコラ・テスラ国際空港は、セルビアに空路で訪れる際の玄関口。

 

今回は、そんなニコラ・テスラ国際空港から飛行機を利用する際にプライオリティパスで使えるラウンジ「Business Club」の紹介をしたいと思います。

 

 

目次

⓪セルビア出国審査は少し順序が違う

 

さて、ラウンジの紹介をする前にセルビアの出国審査について少し解説しておきます。

 

ベオグラード空港はターミナル1、2の2つが隣接していて、多くのフライトはターミナル2から出発するようです。

 

で、他の空港と同じように、最初にカウンターでチェックインをして荷物を預けて搭乗口に向かうのですが、ここからの流れが独特。ベオグラード空港の場合、最初に出国審査があって、その次に制限区域の免税店エリアや空港ラウンジがあるコンコース。そしてその次に、搭乗口の手前で保安検査を通過して搭乗、という流れになっています。

 

普通、多くの国では保安検査→制限区域→搭乗、という流れになっていると思います。しかしベオグラード空港は違っていて、保安検査は搭乗の直前に行われます。

 

そういう順序になっているからか分かりませんが、僕がチェックインした飛行機の搭乗券には、出発時刻の1時間前に搭乗開始、と書かれていました(出発が朝の7時15分で、搭乗時間が朝の6時15分)。

 

LCCのように、ボーディングブリッジを使わずに搭乗するからこれだけ時間がかかるのか、と思っていたのですが、どうやら本音は、搭乗口直前の保安検査で時間がかかるから、というものだと思います。僕は午前5時30分頃に空港に到着して、出国審査をすぐに終えて5時45分頃には制限区域に入って(オンラインチェックインを利用したので、当日カウンターには立ち寄っていません)、ラウンジで30分くらい過ごした後、「搭乗時刻」である6時15分より少し前には、保安検査を通過して搭乗口の前に行きました。

利用したフライトがガラガラだったので(ベオグラード→リュブリャナというマニアック路線)、保安検査の列もほぼなかったのですが、ドイツやイギリスなど、主要国に飛ぶフライトの搭乗口の手前は保安検査にすごい列ができていたので、早め早めの行動をしたほうがいいと思います。

(ちなみにラウンジのスタッフに確認したところ、保安検査を通過するとお手洗いはないので、保安検査を通る前やラウンジで済ませておきましょう)

 

 

②空港ラウンジの様子

 

今回利用したBusiness Clubラウンジは、ベオグラード空港唯一のプライオリティパス対応ラウンジで、出国審査を通過したら右に歩いて少し歩いた場所に、右手に入口があります(搭乗口とは反対方向)。搭乗口A3とA4の間あたりにあったので、搭乗口の番号が増えると、ラウンジからは移動に時間がかかってしまうと思います。

 

このラウンジは24時間営業のようで、深夜便がそんなに多く飛んでいるのかどうか分からないのですが、早朝の飛行機を利用する場合にチェックインをオンラインで済ませられるのであれば、一晩ラウンジで過ごすのもありなのかな、と思います。

 

ラウンジは白くて明るい雰囲気ですが、食事は他のヨーロッパのラウンジと同じで、至ってシンプル。

 

メインはサラミ・ハムとチーズで、これはハンガリーのラウンジととても似ていました。

珍しいな、と思ったのは、サラダや野菜類が豊富に用意されていたこと。5種類のサラダ(トマトとかも含みますが)を空港のラウンジで食べられるのって、なかなかないと思います。

 

 

他にある食事は、クロワッサンなどのパン類。こういう、西ヨーロッパ(もといフランス)の食事が用意されるのは有り難い…。

 

エスプレッソマシンもありましたが、豆から作るのではなく、パウチ(?)の封を開けて機械にセットして作るもの。このパターンは、イタリアで一度しか見たことありません。

電子レンジもありました。また、朝早い時間帯だったからかホットミールはありませんでしたが、空っぽの台はあったので、良い時間になれば用意されるのだと思います。

 

果物も少しありました。

 

お酒やソフトドリンク類も。

 

 

朝6時前の食事でしたが、できるだけお腹に入れるようにしました。これくらいの量と種類だと、目移りもせず胃にも負担にならないのでちょうどいい塩梅だと思っています。

 

 

また、Wi-Fiはパスワード付きのものに無料でアクセス可能。ちなみにセルビアはEUではないので、EU圏内のSIMのデータローミング、あるいは日本のキャリアのスマホでデータローミングをオンにしたままにすると、えげつない通信料金がかかるので、国内で別にSIMを買うか、機内モード+Wi-Fiのみオンにしてネットを拾うか、にしたほうがいいでしょう。

 

データローミングについては、こちらの記事を参照して下さい。

 

 

ラウンジ内の様子。

 

 

時間帯が時間帯だからなのか、シーズンがシーズンだからなのか、それともそもそも、プライオリティパスを使ってベオグラード空港を使う人が少ないからなのか、全く混雑はしていませんでした。こういう空間の専有面積が多くなるのは、僕はとても有り難いです。

 

まとめ

 

今回はベオグラード・ニコラ・テスラ国際空港でプライオリティパスを使えるラウンジの紹介でした。隣国への移動は飛行機よりバスのほうが、所要時間や運賃の関係でいいと思いますが、少し遠くへの移動で飛行機を使う場合は、是非このラウンジも使ってみましょう。

 

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