ブダペスト空港での免税手続き方法!EU経由と非経由では手続きはどう違う?

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ヨーロッパを旅行するときに、現地で一定額以上の買い物をしたときに税金(付加価値税・日本で言う消費税のようなもの)の一部が返ってくる、免税手続き(タックスリファンド)制度。今回は、EU圏内の中でも一番付加価値税率の高い(27%)ハンガリーの、ブダペスト空港から日本に戻る際の空港での免税手続き方法についてまとめました。

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ブダペスト空港で免税手続きが必要な場合は大きく分けて2ケース

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EUの免税手続き方法は少し制度がややこしくて、基本的には「免税対象の品物をどの国で買っても、EUからEU圏内に出発する最後の国で手続きを行う」です。ですので、ブダペストから、EU圏内であるドイツのミュンヘンやフランクフルト、フィンランドのヘルシンキ、オランダのアムステルダムやフランスのパリを経由して、そのまま飛行機で帰る場合は、それらの乗り継ぎ空港にて、税関でスタンプをもらって書類を提出、ということになります。

 

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ですので、ブダペストで免税手続きが必要な場合は基本的に、「ブダペストからEU圏外に出るフライトで日本に戻る場合」なのですが、これとは別に、上のような「別のEU加盟国を経由する場合」でも、「品物を預け荷物のスーツケースなどに入れて、経由地でそのまま帰国便に移される」場合は、経由地での手続きができないため、ブダペスト空港から出発する際に、手続きをしておく必要があります。

 

なお、ブダペスト空港から非EU圏に飛ぶフライトを利用して帰国するパターンですが、2019年9月現在、日本との間には直行便が就航していないため、

・北京経由の中国国際航空

・上海経由の上海航空(中国東方航空とコードシェア)

・ドーハ経由のカタール航空(成田・羽田行き)

・イスタンブール経由のトルコ航空(成田行き)

・ドバイ経由のエミレーツ航空

・チューリヒ経由のスイス航空(成田空港行き)

の6パターンが、日本人にとっては現実的に利用するフライトかと思われます。

 

 

では、以下順に免税手続きについて解説していきます。

 

①買い物をする際に、免税手続きを受けたい旨を伝える

まずは買い物の際に、スタッフさんに免税を受けたいことを伝えましょう。「Tax refund please」と言えば、書類を準備してくれます。

 

なお、国によって付加価値税率は異なり、還付される割合も違うことと、免税代行業者によっても手数料が異なるため、税率と還付率については、専用サイトで確認をするか、店頭でスタッフさんに合わせて聞いてみましょう。

 

免税手続きに必要なのは、

・店頭でもらった書類(記入済み)

・商品の購入が分かるレシート・領収書の原本(コピーやクレジットカードの控えは不可

・パスポート

・商品そのもの

の4点です。お店で書類をもらったら、スタッフさんが書き方を教えてくれると思うので、それに従って氏名や住所を記入します。

 

この際に、お店のほうでパスポートの控えを保管する必要があるので、スタッフさんがパスポートを受け取って、コピーすることになると思います。

 

買い物をして書類を書き終わったら、記入済み書類と領収書原本を、免税代行業者(Global Blueなど)の封筒に入れてもらえると思います。それら一式は、帰国時にブダペスト空港で必要になりますので、取り出しやすい場所にしまっておきましょう。

 

②帰国当日、ブダペスト空港に着いたら

さて、ここからは

・他のEU圏内を経由して帰国する場合

・ハンガリーから非EU国に出国する場合

の2通りに分かれるので、順に解説していきます。ただ、この2通りの中でもいくつかにパターンが分かれるので、必要に応じて更に細かく場合分けをして解説をします。

 

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A:他のEU圏内を経由して帰国する場合

 

機内持ち込み手荷物では

この場合、免税手続きの品物が機内持ち込み手荷物になる場合は、途中の経由空港の税関でスタンプをもらい、その空港にある免税手続きカウンターでキャッシュでの払い戻し、あるいはクレジットカードへの払い戻しを選択します。この方法については、この記事では詳しくは解説しません。

 

なお、ヘルシンキ空港を経由して帰国する場合の手続き方法については、こちらの記事で解説をしています。

ヘルシンキ空港で免税手続きをするための税関の場所と手続き方法まとめ(乗り継ぎでの機内持ち込み手荷物編)

 

スーツケースで預け荷物に商品を入れる場合は

次に、ブダペスト空港で預けるスーツケースに免税商品を入れる場合についてです。

 

この場合、ブダペスト空港の、保安検査を通る前にある税関で、書類にスタンプをもらう必要があります。

 

ブダペスト空港は、コンパクトながら2つのターミナルに分かれていて、シェンゲン圏内を結ぶ大手航空会社(ルフトハンザ、KLM、スイス航空、フィンエアー、エールフランス、ブリティッシュエアウェイズなど)のチェックインカウンターがあるターミナル2Aと、非EU圏内に飛ぶ大手(エミレーツ、カタール、中国系)及びLCC(ウィズエアー、ライアンエアーなど)のチェックインカウンターがあるターミナル2Bとに分かれます。ターミナル2Aは、空港にバスやタクシーで到着して正面から見たときに右側に、2Bは左側に位置しています。

 

ブダペスト空港の、保安検査場前にある税関はターミナル2Bにあるので、まずはそこでスタンプをもらう必要があるのですが………。

 

その前に、航空会社のカウンターで荷物をチェックインをする必要があります(税関では航空券の提示も必要なため)。そこで、最初にターミナル2Aのカウンターに行って、チェックインをして「このスーツケースの中の荷物を免税手続きしたいです」とスタッフさんに言えば、その場で荷物のタグだけ付けてもらって、一旦荷物を預けずに、2Bの税関まで行くことになります。

 

2Aと2Bは連絡通路で結ばれているので、そこを歩いて行くと、一番手前に、向かって右側に税関が目にとまります(キオスクの右隣)。

 

この写真を撮影した時間は閉まっていました。営業時間は、朝9時~12時を除く21時間。経由便で日本や中国に戻る人、中国や中東に飛ぶフライトが集中する時間帯が明朝とお昼(14時頃)なので、その時間に合わせての営業となっているようです。

 

税関がオープンしているときはカウンターが2つあるので、スタッフがいる方に並んで購入した商品を見せます。ただ、機内預け荷物の場合はともかく、スーツケースに入っている場合は、わざわざ開けるのが大変なので、税関スタッフも品物を全てチェックすることはしないと思います。

 

 

ここで免税書類にスタンプをもらったら、再度航空会社のカウンターに行って荷物を日本まで預けて、保安検査を通過します。

 

例外:乗り継ぎ空港での乗り継ぎ時間が短い場合は

 

なお、EU国経由便で帰る場合でも、乗り継ぎ時間が1時間を切るなど、途中の空港で免税手続きを受けられない可能性が高い場合は、最初の出発国であるブダペスト空港の税関の人にその旨を伝えれば、持ち込み手荷物でもその場で税関スタンプを押してもらえます。その場合は、直前に解説した、保安検査前の税関でその旨を説明して、スーツケースの中にある商品と合わせて、免税書類にスタンプをもらいましょう。

 

そしてこの場合、スーツケースの中に免税対象の商品がなくても、持ち込み手荷物の免税手続きはブダペスト空港で済ませる必要があります。

 

保安検査を過ぎてしまうと、乗り継ぎ空港での手続きしかできなくなってしまうのでご注意を!

 

 

保安検査を通過したら

保安検査を通過したら、出発フロアであるターミナル2Aにある、免税代行業者のカウンターで免税手続きをします。

 

場所は、保安検査を過ぎて免税ショッピングフロアを抜けて右折をした少し先に、両替兼タックスリファンドのカウンターがあります。

この、赤色のカウンターがそれです。

 

 

なお、ブダペスト空港の免税カウンターは少し不便で、キャッシュ(ハンガリーの現地通貨であるフォリント)での払い戻ししか、このカウンターでしか受け付けていません。しかも、共通通貨であるユーロでもなく、キャッシュへの返金は手数料が数ユーロ相当分取られるので、この方法での払い戻しはオススメできません。

 

クレジットカードへの返金を希望する場合は、このカウンターの左隣の少し奥まったところにあるポストに書類を投函する必要があるのですが、免税での買い物をするお店によっては、ポストに投函して返送するための封筒(切手が貼り付けてあって、余分な費用を払わずにそのまま配送される封筒)をもらえない場合があります。あるいは、封筒は用意してくれるけれども、切手は自分で買って下さい………というパターンも。

 

 

お店で切手貼り付け済みの封筒がもらえる場合は、税関スタンプと領収書を入れた封筒をこのポストに投函しても大丈夫ですが、正直な話、海外の郵便事情は不達が起こり得るなど、なんとも言えない場合があるので、万全を期して日本に帰国してから郵便局で切手を買って国際郵便で送ってもらう、あるいはGlobal Blueの書類送付用専用boxに書類を出して、日本に戻ってから手続きをするほうがはるかに確実です。

 

それか、乗り継ぎ空港で出国審査を済ませた後でも、免税代行業者のカウンターはあるので、時間が取れるならそこで手続きを済ませてしまうのもありですよ。

 

帰国してから書類を提出するなら

羽田空港、成田空港、関西空港共に、帰国時の荷物配送を行うJAL ABCカウンターの一角に、Global Blueの書類投函ポストがあります。

 

※関西空港地上階にある専用ポスト

 

このポストに、スタンプ押印済みの書類をそのまま(封筒などに入れることなく)入れれば、そのまま代行業者に一括で送ってもらい、2ヶ月後を目処にクレジットカードへの返金が行われます。

 

 

免税書類には、識別番号とバーコードが右上などに印字されています。書類を提出してから返金されるまでの間にソワソワしてしまう場合、きちんと手続きがされているのか不安になる場合は、スマホでその番号の写真を取っておいて、問い合わせの際に照会できるようにしておきましょう。

 

 

さて、長くなりましたが、次はブダペスト空港から非EU圏に飛ぶ時の手続き方法についてです。

 

B:ブダペスト空港から非EU圏に飛ぶ場合

 

機内持ち込み手荷物では

ブダペスト空港から中東や中国を経由して帰国する場合、預け荷物、持ち込み手荷物共にブダペスト空港で免税手続きを済ます必要があります。

 

まず持ち込み手荷物についてですが、これは出国審査を終えた直後にある、簡素な税関デスクで手続きをしてもらう必要があります。

 

ターミナル2Bに向かうとまず出国審査を受けるのですが、そこを過ぎた直後に、左手に「これ何のために使うねん?」という感じの、(こう言ってはあれですが)ショボいデスクがあります。

 

実はそれが、出国審査後の税関で、基本的にスタッフも常駐していないので、その場所にある呼び鈴を鳴らして、スタッフがやってくるのを待つ必要があります。

 

スタッフが来たら、デスクに書類と荷物を出して、スタンプをもらえばとりあえず安心。

 

そこから免税ショップエリアを過ぎたら、上で解説したのと同じ、両替兼タックスリファンドのカウンター(赤色のカウンター)があるので、そこでキャッシュでのリファンドを受けるか、クレジットカードへの返金をしてもらいましょう(ここでも、カードへの返金を希望する場合は近くにあるポストに書類を投函する必要があると思います)。

 

ブダペストから中国や中東に飛ぶ場合でも、経由空港にある免税代行業者のカウンターで書類を提出することはできるので、そこで手続きをするか、日本に戻ってからポストに投函しましょう。

 

預け荷物では

これは、上で解説した「EU圏で乗り継いで帰国する場合」と同じように、保安検査の手前の税関で書類にスタンプをもらう必要があります。詳しくは上で書いた内容をご参照下さい。中国系・中東系の航空会社はターミナル2Bでのチェックインになるので、カウンターと税関との距離が近いのはありがたいですね。

 

例外:スイス経由で帰国する場合

スイスは、シェンゲン圏内かつ非EUという国なので、経由便で日本に帰国する際、出国審査はスイスで受けるものの、免税手続きは最初の出発国で済ませる必要があります(スイスの空港で手続きできる免税書類は、スイス国内で買ったものだけです)。

 

そのため、ブダペストからチューリヒ経由で帰国する場合は、免税手続きは最初に解説した「EU圏を経由して帰国する場合」と同じになります。

 

2Aにあるスイス航空のチェックインカウンターで航空券を発券してもらい、そのまま2Bにある税関に行ってスタンプをもらいます。スイス行きのチケットを提示すれば、問題なく手続きはしてもらえます。その後、再度航空会社のカウンターに荷物を預けて保安検査を受けて、ブダペストでの書類手続きは完了。スタンプがある書類は、チューリヒ空港の代行業者のカウンターで手続きするか、帰国してから投函しましょう。

 

 

おまけ:帰国前でもEU圏外に出るなら免税手続きはできます

 

これはおまけ的な耳寄り情報なのですが、ヨーロッパにビザなし滞在(シェンゲン協定利用)で2ヶ月とか3ヶ月とか、長期滞在をする方には知っておいて損のない話。

 

普通、免税手続きというのは帰国する際に行うものですが、ヨーロッパの場合、「EU圏内からEU圏外に出るときに免税手続きをする(できる)」という規定なので、長期滞在の間に、帰国でなくてもEU圏外に出ることがあれば、その際にタックスリファンドを受けることは可能なんです。

 

日本人が比較的訪れる国で言うと、

・アイスランド

・スイス

・ノルウェー

の3カ国はEUには加盟していないので、EU圏内で免税での買い物をした場合、荷物がかさばらないのであれば(機内持ち込み手荷物に収まるのであれば)、再度EU圏に帰ってくる場合でも、最初にこれらの国に行くときに免税の手続きは可能です。

 

例えば、秋から冬にかけてヨーロッパに渡航して、現地でコートやジャケットなどの冬物を買った場合は、それを身につけて一旦EU圏外に出ることで、そのときにタックスリファンドを受けることができます。

 

免税の手続きをしてから還付金を受け取るまでには、どうしても2~3ヶ月かかってしまうので、「できれば早く、返ってくるお金を受け取りたい」という方には、知ってて損のない方法ですよ。

 

 

まとめ:複雑だけれど理解すれば免税手続きは簡単

 

今回は、ブダペスト空港で免税手続きを行う際の流れを、いくつかのパターンに分けて解説しました。最初は慣れないことも多いと思いますが、一度経験するとあとは同じようにできるので、そこまで心配する必要はありませんよ。

 

是非、免税手続きを上手く利用して賢く買い物をしてみて下さい。

 

 

※合わせて読みたい、ブダペスト市内から空港への移動方法について詳しく解説している記事は以下の2つです。

 

ブダペスト空港〜市内の移動は直通バス100Eが便利!移動時間30分で360円はお値打ち!

 

ブダペスト空港から市内への移動にはタクシーよりも乗り合いミニシャトルバスを使うことをオススメします!

 

 

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ブログ運営者について

こんにちは、たつやです。フリーランスとして翻訳業やコンテンツビジネスに取り組んでいます。 ある程度場所に縛られずに仕事ができることから、2016年から2017年にかけて、ポーランドでワーキングホリデーを使って生活をしていました。2018年の4月からはハンガリーでワーキングホリデーを使って生活をしています。 このブログでは、ポーランドやハンガリーの生活情報、そしてヨーロッパ各地の旅行情報などを主にまとめています。このブログを通して、あなたの海外生活や海外旅行がより実り多きものにして下さいね。

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