アルメニアとアゼルバイジャンをまとめて訪れるなら、順序には気をつけろ!?

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アルメニアとアゼルバイジャンは、グルジア(ジョージア)と共に「南コーカサス」と呼ばれる地域にある国々。

 

日本人バックパッカーでも、これら3カ国をまとめて回る方が圧倒的多数を占めています。

 

かく言う僕も、2017年8月末から9月半ばまで、これら3カ国を一気に回ってきました。

 

ただ、一部では有名な話ですが、アルメニアとアゼルバイジャンは国交が断絶していて、お互いにとても仲が悪い。なので、これらの国を一緒に回る際には、回る順番に注意しないと、余計なトラブルに見舞われてしまうことがある、という話がネットでもちらほら見られます。

 

今回はこれについて、僕が経験したことと、一緒に回りたい場合はどういう順序で回ればいいかについてまとめることにしました。

 

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おさらい:アルメニアとアゼルバイジャンが仲違いしている理由

まずは、アルメニアとアゼルバイジャンの両国関係について簡単におさらいしておきましょう。

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こちらが、グルジアを含めての3カ国の地図です。

https://www.google.co.jp/url?sa=i&rct=j&q=&esrc=s&source=images&cd=&ved=0ahUKEwj38bLIrsHXAhWNNpQKHZ6wDfIQjhwIBQ&url=http%3A%2F%2Fwww.businessinsider.com%2Farmenia-and-azerbaijan-are-still-fighting-over-this-piece-of-land-2012-3&psig=AOvVaw0DauWn55vXftZ6CPUYykLc&ust=1510862226916497

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グルジアの南にアルメニア、東にアゼルバイジャンがあって、アルメニアとアゼルバイジャンも国境は隣接しています。また、アルメニア、アゼルバイジャンの南にはイランがあって、アルメニアの西にはトルコが、アゼルバイジャンの東にはカスピ海があって、更にその東はカザフスタン、トルクメニスタンなどがあって、中央アジアとなっています。

 

そんなアルメニアとアゼルバイジャンですが、ナゴルノカラバフ問題という問題を抱えています。

 

ナゴルノカラバフ問題とは

これは、アゼルバイジャンの領土内に存在する、アルメニアが実効支配しているエリアで、この領土をめぐって、古くから紛争が続いてきました(その経緯については「ナゴルノカラバフ問題」とかでググって下さい)。

 

このエリアは、地図上ではアゼルバイジャン領土の中にあるにも関わらず、現在は事実上アルメニアの領土になっていて、ここには、アルメニア国内からしか訪れることができないようになっています。

 

そして、ナゴルノカラバフに行くには「ナゴルノカラバフビザ」が必要となっています(アルメニア国内で取得できますが、方法についてはここでは割愛)。

 

この領土問題が存在するため、アルメニアとアゼルバイジャンは互いに国交を樹立していません。そのため、国どうしが隣接しているにもかかわらず、陸路の国境は閉鎖されていて、アルメニアとアゼルバイジャンを直接陸路で移動することはできません。また、直行便も飛んでいないため、これらの国どうしを連続して訪れることは、事実上不可能になっています。

 

そこで、これらを1度に訪れるのであれば、一旦グルジアに戻らないといけません(僕はグルジア→アルメニア→グルジア→アゼルバイジャン、と移動)

 

そしてこの際に、お互いの国の入国スタンプやビザがパスポートにある場合は、入国審査が厳しくなったり、最悪の場合入国できなくなってしまうようです。

 

アルメニアに先に行くと、アゼルバイジャンには入国できない?

僕は、ナゴルノカラバフ問題については知っていたのですが、入国審査にまで影響を及ぼすなんてことは全く知りませんでした。そして、航空券の値段の関係で、アルメニアに先に訪れてからアゼルバイジャンに行って、バクー空港から飛行機でポーランドに戻るスケジュールを立てていました。

 

アルメニアの首都・エレバンの宿は家族経営のとても落ち着いた宿で、ここで3泊くらいしたのですが、ここを切り盛りしているお母さんに旅のスケジュールを伝えると、「アゼルバイジャンとアルメニアを一緒に旅するなら、先にアゼルバイジャンに行かないとダメ!順番を逆にしたら、アゼルバイジャン入国の際に最悪入国拒否に遭う」と、とてもまずそうな顔で返答されてしまいました。

 

まさかそんなことは、と思っていましたが、世界一周旅行者などのブログをいくつかググってみると、ほぼ全員が、先にアゼルバイジャンを訪れた後にグルジアに入って、そこからアルメニアに移動する、というルートを取っているようでした。

 

その逆のルートで移動した人の情報は、探しても探しても見つからず…。さすがに、誰もネットに情報を載せていないだけだと思うんですが、とても不安になって、アゼルバイジャンの日本大使館に問い合わせをしてみました。

 

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「最悪のケース」というのは、ナゴルノカラバフに行った場合

大使館からの返答は、「ナゴルノカラバフに行った場合、ナゴルノカラバフビザがパスポートにある時点で、アゼルバイジャン当局からはブラックリストに登録されてしまい、入国をすることはできない」というものでした。

 

逆に言うと、エレバンなど、ナゴルノカラバフに足を踏み入れなければ、アゼルバイジャン入国時に少し検査が厳しくなるかもしれないが、基本的に問題なく入国できるだろう、ということ(大使館にも、そういうケースの入国拒否は報告されていないようでした)。

 

なるほど、ナゴルノカラバフに行かずにアルメニア→アゼルバイジャンと回るのであれば、アゼルバイジャンへの入出国は特に問題がなさそう、ということで、僕はとりあえず安心して、旅を続けることにしました。

 

余談ですが、世界一周旅行者のブログを見ていると、どうしてもスケジュールの都合でアルメニア→アゼルバイジャンの順で回るしかなく、更にナゴルノカラバフも行きたいから、ということで、パスポートにナゴルノカラバフビザは貼り付けずに、アゼルバイジャンに陸路入国時に、靴下の中にナゴルノカラバフビザをしまって無事に入国した…なんて人もいるようですが、さすがにそこまで綱渡りしなくてもいいだろう、とは思いました。

 

アルメニアの後でアゼルバイジャンに行ってみて、実際のところどうだったのか?

というわけで、アルメニアに数日滞在した後でグルジアに戻った後、僕は飛行機でアゼルバイジャンのバクーに飛びました。

 

陸路で行く方法もなくはないのですが、アゼルバイジャンは2017年9月時点で、日本人もビザが必要なことと、バクー空港から入国する場合のみ、入国審査の前にその場でビザを取得できる(日本人はなんと無料!)ことから、僕は少し高くつきますが空路を選びました。

(鉄道やバスの陸路でグルジア→アゼルバイジャンに行く場合は、トビリシにあるアゼルバイジャンの大使館でビザをゲットしないといけません)

 

アゼルバイジャン入国当日は、昼前のフライトでトビリシを発って、1時間ちょっとでバクー空港に到着。

 

「入国審査が厳しくなる」と聞いていたので、ビザ発給時と入国審査の両方、あるいはどちらかで、いろいろと詰問されることを想定していたのですが…

 

運が良かったのか、これが普通のスタンスなのか、ビザ発給時も何も言われず、入国審査時も、アルメニアビザは目に留まったはずですが、何も言われずに入国スタンプを押してもらって、30秒で入国審査が完了。

(ちなみに、アルメニアビザが貼り付けられた反対のページにアゼルバイジャンビザが貼り付けられていたので、絶対に何か起こるだろうと思っていました)

(※2017年9月から、日本人はアルメニアにビザ無しで観光目的での滞在ができるようになりました)

 

審査官からは文字通り何の質問もなく、逆に拍子抜けしてしまいました。

 

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陸路入国の場合、審査はもっと厳しくなるらしい

ネット情報によると、トビリシからバクーに鉄道で移動する場合は、アゼルバイジャン入国時の荷物検査だったり質疑応答が厳しくなるようです。

 

お金に余裕があるなら、トビリシ→バクーは空路のほうがストレスも少なくオススメだと思います(航空券は、手荷物込みで片道フライトで10000円切るくらいでした)。

 

まとめ:アルメニアとアゼルバイジャンを回るときは順序に注意?

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一番大事なのは、「ナゴルノカラバフに行くのであれば、アゼルバイジャン→アルメニアの順が鉄則」ということです。

 

次に、アルメニアに行った後でアゼルバイジャンに空路で移動しても、入国審査はそこまで厳しくはありません。

陸路だとどうしても厳しくなるようです。

 

逆の、アゼルバイジャンからアルメニアに行く場合の国境審査ですが、ネット情報だと、アルメニアに陸路入国する場合はアゼルバイジャンビザがあるために厳しくなりがちのようです(入国はほぼ必ずできる)。

空路の場合は、アゼルバイジャンのケースから考えるに、アルメニアでも入国はそこまで厳しくはないのかもしれません。

 

これから旅行をする人は参考にして頂ければと思います。

 

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現在Amazonでは、2017年8~9月に訪れた南コーカサス三国(グルジア、アルメニア、アゼルバイジャン)の写真集を出版しています。

 

Kindle Unlimitedに加入していると追加料金なしで読めますので、是非手に取ってみて下さい。

 

以下の画像をクリックすると、他の記事もご覧頂けます。

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ブログ運営者について

こんにちは、たつやです。フリーランスとして翻訳業やコンテンツビジネスに取り組んでいます。 ある程度場所に縛られずに仕事ができることから、2016年から2017年にかけて、ポーランドでワーキングホリデーを使って生活をしていました。2018年の4月からはハンガリーでワーキングホリデーを使って生活をしています。 このブログでは、ポーランドやハンガリーの生活情報、そしてヨーロッパ各地の旅行情報などを主にまとめています。このブログを通して、あなたの海外生活や海外旅行がより実り多きものにして下さいね。

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